約3 0カ国もの国々で公用語として使用されるフランス語。〈日本〉でも〈アメリカ〉でもない〈フランス語圏〉という地域の文化・芸術の歴史や、それを支える感覚の在り方を、言語と共に学びます。 文学や思想をめぐる豊かで鋭い言葉、美術や映画の斬新なイメージと出会い、みずみずしい感性で個々の創造力の扉を押し開いてみてください。
新たな言語を学び、その文化や歴史について深く考察することは、何より もまず、新たな価値観や思考法に向かって自己を開放することにつながります。4年間を通じて、豊かな発想の源をたくさん蓄えましょう。
フランス文学科のほとんどの新入生は、入学して初めてフランス語に触れます。フランス語の学習は、 文法、会話、テキストの講読から始まります。まずは、ネイティブの教員による授業で発音に耳を慣ら すことが大切です。文学や芸術、思想などへの興味が、上達を後押しします。
4年間の間に一度は留学を体験したい。そうした意欲を、フランス文学科では積極的にサポートしています。1ヶ月、半年、1年の期間で、パリやディジョンの大学付属語学学校、エクス=アン=プロヴァンス政治学院、レンヌ第二大学、ニース・ソフィア・アンティポリス大学への留学制度を制定。単位 認定制度により、卒業を遅らせることなく異文化を体験することが可能です。
映画の上映やコンサート、フランス人研究者による講演会、ワインの講習会など、さまざまな特別授業やイベントを通して、フランス文化に直に触れる機会を提供しています。
文学作品を楽しみつつ、同時にアートや音楽、映画、思想、歴史、社会問題やモードなど、さまざまな観点からフランス文化の過去と現在を考察し、ユニークな発想と表現を培います。
・「 Exercices Pratiques」や「仏会話」は、全てフランス人教員による授業です。
・3年次演習(ゼミ)は、同時に2つのゼミに所属することができます。
※年次は、当該科目を履修できる最低年次を表します。
※教職課程については
こちらをご覧ください。
※ヘボン・キャリアデザイン・プログラムについては
こちらをご覧ください。
※2020年度予定カリキュラムです。実際のカリキュラム・科目名は変更の可能性があります。
フランス語で書かれたガイドブックの読み方を学び、フランスの観光地や観光業の現状についての新聞・雑誌記事を読み、実践的な語学力を身につけます。
スイス、ベルギー、カナダ、北アフリカへと広がるフランス語の現状を知り、それぞれの地域のフランス語の特性や、地域特有の問題について考察します。
日本文学の翻訳を手がけるフランス人教員が、豊富な実例をもとに翻訳論の基礎と実践を伝授。文学研究の新たな展開と翻訳の関係について論じます。
19世紀にフランスで発明された写真術が、当時の社会にどれほどインパクトを与え、新たな芸術表現の道を開いたか、作品鑑賞と文献講読を通じて考えます。
高校時代に家族旅行で訪れたフランスで「こんな素敵な世界があるんだ」とカルチャーショックを受けました。現地の人と現地の言葉で話したいと感じ、大学ではフランス語を学ぼうと思うように。小さいころから読書好きだったので、奥深いフランス文学の研究もできるこの学科に入学しました。フランス語の勉強は初めてでしたが、先生との距離が近く、一つひとつの疑問に丁寧に応えてくださいます。多様な専門分野の第一人者もいらっしゃるので、興味のある分野の学びも深められます。3年次の夏から1年間は、大学の制度を利用して南仏ニースに留学しました。寮生活をしながら、地元の学生と一緒に授業を受けましたが、新たな発見や体験があり毎日が新鮮で刺激的でした。フランス人の日本に対する意識や考え、また日本人のフランスに抱いている印象とのギャップも間近に感じることができました。そこで得た経験も活かし、将来は両国をつなぐ架け橋になれたらと思っています。
就職内定者業種別比率・主な就職先(2017~2019年度)にてご確認ください。
入学案内 (入試情報)にてご確認ください。