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文学部

人材養成上の目的・教育目標

文学部は、明治学院大学の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、文学部の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。
文学部においては、さまざまな時代や状況においてなされた人間の創造行為や表現活動の諸相を学生に教授し、他者を理解するとともにまた自らを知る力を培う。そうして、新たな文化を構想する知的分析力や創造力をもった人材を養成してゆく。その過程において、問題を発見する力やそれを伝達する言語能力の涵養も重視し、将来自らが関わる社会のさまざまな局面において、柔軟かつ斬新な思考を展開できる人間を育てる。

卒業の認定・学位授与に関する方針 (ディプロマ・ポリシー)

文学部は、明治学院大学の「卒業の認定・学位授与に関する方針」に基づき、文学部の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学するとともに所定の単位を修得し、次の能力を身につけることを卒業認定と学位授与の要件とする。
 具体的な到達目標は、次のとおりである。

  1. 人類の歴史・文化・社会および自然・健康に関する基礎的な教養を身につけている。
  2. 言語や文化・歴史、あるいはさまざまな表現ジャンルの芸術に関する体系的な知識を有している。
  3. 個別専門的な領域における新たな問題提起と、その解決を提案する分析力および構想力を有し、またそれを明快に伝達する表現能力を備えている。
  4. さまざまな時代・環境における他者の営みを理解し、その認識をより良い社会の構築に結びつける志向をもっている。

教育課程の編成および実施に関する方針 (カリキュラム・ポリシー)

文学部は、明治学院大学の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、文学部の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「卒業の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。
  1. 各学科の専門科目の理解に必要な基本的な知識・技能を身につける授業を、初年次から多く設置する。
  2. 体系的な知識を教授する講義科目と同時並行的に、個別特殊な課題を扱う授業を多く開講し、具体的な課題を思考し、ともに議論する機会を学生に授ける。
  3. さまざまな言語や文化、あるいは表現活動に触れることによって、自らを他へと開いてゆく経験を与える。
  4. 自らの視点から問題を提起し、またそれを的確に表現する力を養う過程として、少人数のゼミや卒業論文制作などを重視する。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

文学部は、明治学院大学の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、文学部の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、文学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。

  1. 求める人材像
    1. 英語・英文学、フランス語・フランス文学および芸術諸学の学びに取り組む上で、知識・技能、思考力・判断力および文章読解力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
    2. 言語・文化・芸術への強い関心をもち、それらの理解を通じて、新たな文化の可能性を切り開く、真摯な志をもっている。
    3. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解・共感し、現代社会に生起する様々な問題に関心をもち、英語・英文学、フランス語・フランス文学および芸術諸学の主体的な学びを通して、共生社会の担い手となる意欲をもっている。
  2. 入学者選抜の基本方針
  3.  上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、志および意欲をもっているか否かを評価する。また文章読解力・表現力を重視する。
  4. 入学者選抜の種類と評価方法
  5.  入学者選抜にあたっては、「一般入学試験」または「特別入学試験」を行い、上記「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。

英文学科

人材養成上の目的・教育目標

文学部英文学科は、文学部の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、英文学科の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。

英文学科の教育目標は、一つには、英語による文学や文化の読解と分析を通じて、人間性への洞察と英語圏社会の理解を深めることである。またもう一つに、英語という言語を様々な側面から科学的に研究することにより、人間の相互交流に不可欠なことばの本質・機能についての洞察を深めることも、目標として掲げる。さらに、以上の目標到達と連動して、実践的な英語コミュニケーション能力をみがくことを目指す。国際語である英語の運用能力を身につけることは、他者と意思疎通し、他者を理解しともに生きること、自己と他者の社会や文化の深い理解と洞察に到達するための前提条件である。

卒業の認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

文学部英文学科は、文学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」に基づき、英文学科の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学するとともに130単位を修得し、次の能力を身につけることを卒業認定と学位授与の要件とする。
具体的な到達目標は、次のとおりである。

  1. 英語による文学、英語圏の文化に関する基礎的知識、幅広い教養を身につけている。
  2. 英語という言語に関しての科学的基礎知識、応用知識を身につけている。
  3. グローバル化社会で使える英語の技能を身につけている。
  4. 異文化社会に対する深い理解と分析力をもち、グローバル化社会の情報や現実に対応できる能力を身につけている。

教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

文学部英文学科は、文学部の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、英文学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「卒業の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。

グローバル化社会で通用する実践的な英語コミュニケーション能力を習得させるために、1年次に英語関連基礎科目、2・3年次には英語関連発展科目を必修として設け、基礎から発展レベルまで、英語の技能を総合的に教授する。英米の文学、そして英語学についての基礎知識、幅広い教養を身につけるために、1・2年次にそれぞれ3分野の「入門」と「概論」の専門基礎科目を、3・4年次には、基礎知識を発展させるべく専門コース科目と少人数制の各種「演習」(ゼミ)を選択必修として設ける。これらの専門科目は、英語関連発展科目や多彩な専門コース科目と連動しながら、最終的には、人間や言語や異なる文化のあり方に対して学生が獲得した理解と洞察力の成果の一端として、ゼミ論や卒論の執筆へと導くことになる。なお、学修成果の評価は、筆記試験、レポートの提出など、各科目のシラバスに定められた方法によって行う。

その他、所定単位を修得することによって多文化共生ファシリテーター/サポーターの認証資格取得も可能である。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

文学部英文学科は、文学部の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、英文学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、英文学科の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。

  1. 求める人材像
    1. 英文学科の学びに取り組む上で、知識・技能、思考力・判断力および文章読解力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
    2. 英語を熱心に学び、英語圏の文化や文学作品あるいは言語についての探求を通じて、自己を養い深めるだけではなく、自らの様々な殻を破り外の世界へと精神を広げようとする意欲をもっている。
    3. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解・共感し、現代社会に生起する様々な問題に関心をもち、英文学科における主体的な学びを通して共生社会の担い手となる意欲をもっている。
  2. 入学者選抜の基本方針
  3. 上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、志および意欲をもっているか否かを評価する。
  4. 入学者選抜の種類と評価方法
  5.  入学者選抜にあたっては、「一般入学試験」または「特別入学試験」を行い、「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。入学者選抜の種類として、一般入学試験による「全学部日程」、「A日程」のほか、大学入学共通テストを用いた「大学入学共通テスト利用入学試験」がある。そのほか「自己推薦AO入学試験」、「指定校推薦入学試験」、「系列校特別推薦入学試験」などの特別入学試験がある。評価方法も試験の種類によって、筆記試験のほか小論文により論述表現力を重視するものや面接により知的好奇心や学習意欲をみるものなどがあり、これらの試験を通じて本学科で学び、社会で活躍する人材を選抜する。

フランス文学科

人材養成上の目的・教育目標

文学部フランス文学科は、文学部の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、フランス文学科の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。

フランス文学科は、フランス語圏さらにはその外へと視野を広げることで、ともすれば画一化されがちな日本社会に向けてユニークな発想を提言できるような、斬新な視点をもった創造性あふれる人材を養成することを目的とする。このような目的のもと、本学科では、フランスおよびフランス語圏の言語および文学・芸術・歴史・思想の研究を通じて、感性と知性を養うとともに、自らの着想を他の人々に確かに伝える表現力を鍛え、真に豊かな文明のありようを追求することを教育目標として定める。

卒業の認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

文学部フランス文学科は、文学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」に基づき、フランス文学科の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学するとともに126単位を修得し、次の能力を身につけることを卒業認定と学位授与の要件とする。
具体的な到達目標は、次のとおりである。

  1. フランス語の文法や発音の基礎を習得し、読み、書き、聞き、話すための実践的な運用能力を身につけている。
  2. フランス語圏の言語・文化・文学・芸術・歴史・思想について、個別的で広汎な知識を身につけるとともに、自らの思考を相対化する術を習得している。
  3. 異なる背景をもつ人々の意見に耳を傾け、現代社会における多様な文化のあり方をともに追究する姿勢を身につけている。
  4. 自分自身で問題を提起し、資料を探索・収集して立論に必要かつ有効な情報を選び出して、論理的かつ説得的に自らの見解を述べる力を獲得している。

教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

文学部フランス文学科は、文学部の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、フランス文学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「卒業の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。
フランス文学科では、フランス語およびフランス文化の基礎を学ぶ科目から専門科目群へと、学生の関心を段階的、継続的に引き出し、その深化を促す、一貫した積み上げ方式のカリキュラムを編成する。

  1. 1年次・2年次には、日本人教員とネイティブの教員の担当するクラス制の授業(必修)で、重点的にフランス語の基礎(文法・講読・会話・作文)を学ぶ。フランス語力の指標となる外部検定試験・実用フランス語技能検定試験(仏検)対策の授業も、 1年次より設置している。
  2. 1年次・2年次には、専門教育への導入的な科目(必修・選択)を設ける。フランス語圏の文学、文化、歴史、社会についての概説的な授業を講義形式で行うとともに、個別特殊な問題を扱う演習形式の授業を設ける。
  3. 3年次・4年次には、そうした一連の授業で培われた個別的な関心を深められるよう、さまざまな時代や地域、分野を専門とする教員による、多彩な専門教育科目(選択必修)を配置する。「ことばと文学」、「思想と社会」、「芸術と文化」の3つの系列に分類されるこれらの専門科目を、学生は主体的に選択して履修し、体系的な知識を身につける。
  4. 3年次・4年次には、少人数制の「演習」(必修ゼミ)に所属する。「演習」ではフランス語圏の言語・文学・芸術・歴史・思想の諸問題をテーマに掲げ、グループ学習や議論を通じて、他人の意見を尊重しつつ、自らの見解を説得的に述べるためのコミュニケーション能力を身につけることを目指す。
  5. 4年次必修の「卒業論文」では、指導教員の指導のもとに関心分野をしぼりこみ、論文のテーマを決定する。学生は資料探索、プランの作成、執筆のすべての段階にわたり、指導教員の助言を得ながら、自ら見つけた課題について、資料を探索・収集し、自らの着想を論理的かつ説得的に組み立てる術を学ぶ。
  6. 1年次・2年次に引き続き3年次・4年次でも、読み、書き、聞き、話すための実践的なフランス語の訓練を行う。中級講読の授業(必修)やネイティブの教員による会話中心の授業(選択必修・選択)を通じ、中級、上級へのレベルアップをはかる。仏検対策の授業に加え、3年次以降は、フランス語圏の大学機関への留学に際して取得を要請されるDELF(フランス国民教育省が認定した公式フランス語資格)対策の授業も設置する。

学習成果の評価については授業の性格に応じ、レポート・筆記試験に加え、口頭発表(プレゼンテーション)を通じて、目標達成度や主体的な学びの姿勢を評価する。また、卒業論文に関しては、主査と副査の2名による厳正な審査を通して、主題に関する知識および理解度、問題解決力、創造的思考力を総合的に評価する。

その他、所定単位を修得することによって多文化共生ファシリテーター/サポーターの認証資格取得も可能である。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

文学部フランス文学科は、文学部の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、フランス文学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、フランス文学科の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。

  1. 求める人材像
    1. フランス文学科における学びに取り組む前提として、知識・技能、思考力・判断力および文章読解力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
    2. フランスの言語、文学、歴史、芸術、思想を窓口として、広くヨーロッパおよびフランス語圏の文化を学ぼうという志をもち、また、自国の文化とも英語圏の文化とも異なる、多様で刺激に満ちた文化のありようを学び、常識にとらわれない発想や斬新な提言ができるようになりたいという意欲をもっている。
    3. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解・共感し、現代社会に生起する様々な問題に関心をもち、フランス文学科における主体的な学びを通して共生社会の担い手となる意欲をもっている。
  2. 入学者選抜の基本方針
  3. 上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、志および意欲をもっているか否かを評価する。
  4. 入学者選抜の種類と評価方法
  5.  入学者選抜にあたっては、「一般入学試験」または「特別入学試験」を行い、「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。入学者選抜の種類として、一般入学試験による「全学部日程」、「A日程」のほか、大学入学共通テストを用いた「大学入学共通テスト利用入学試験」がある。そのほか「自己推薦AO入学試験」、「指定校推薦入学試験」、「系列校特別推薦入学試験」などの特別入学試験がある。
     評価方法も試験の種類によって、筆記試験のほか筆記による語学(英語やフランス語)の基礎学力を重視するものや面接により知的好奇心や学習意欲をみるものなどがあり、これらの試験を通じて本学科で学び、社会で活躍する人材を選抜する。

芸術学科

人材養成上の目的・教育目標

文学部芸術学科は、文学部の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、芸術学科の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。

芸術学科は音楽学コース、映像芸術学コース、美術史学コース、芸術メディア論コース、演劇身体表現コース、総合芸術学コースの六つのコースで構成されている。いずれのコースにおいても、いわゆる実技者養成を目的とはせず、芸術に関する理論、歴史、それにまつわるコミュニケーションのあり方などを幅広く、かつ深く学ぶ環境を整える。学生それぞれの芸術に対する興味の芽生えを大切に育て、人間・文化・社会に対する知的好奇心と批評的視野を養う教育を通して、芸術・表現活動に対する観察力、自らと他者の関わりへの洞察力、社会における問題を発見し深く考察する思考力、それを様々な表現媒体によって伝達する表現力、柔軟かつ斬新な発想をもって現実に向き合う実践力などを培い、さまざまな時代、状況における人間の創造行為や表現活動の諸相を理解して、新たな文化を構想する分析力や創造力をもった人材を養成することを目標とする。

卒業の認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

文学部芸術学科は、文学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」に基づき、芸術学科の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学するとともに124単位を修得し、次の能力を身につけることを卒業認定と学位授与の要件とする。
具体的な到達目標は、次のとおりである。

  1. 人類の芸術・表現活動の歴史および、文化・社会との関わりに関する基礎的な教養を身につけている。
  2. 芸術に関する総合的な知識を獲得した上で、自らが専攻する個別専門領域における体系的な知識、あるいは領域横断的な知識を有している。
  3. 芸術についての学びを通し、既存概念にとらわれない幅広い知的好奇心や、様々な対象を自ら見て、聴いて、感じ、考え、理解する柔軟な感性を養い、専攻領域におけるあらたな問題提起と、その解決を提案する分析力および構想力、またそれを効果的に伝達する表現能力を備えている。
  4. 芸術学科で学んだ知識を基に時代・環境を越えて他者の営みを理解し、様々な表現媒体を活用したコミュニケーション力を活かしてより良い社会の構築に結びつける志向をもっている。

教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

文学部芸術学科は、文学部の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、芸術学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「卒業の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。

芸術学科では、専攻領域における研究を目的とした専門教育と、芸術一般にわたる教養を身につけることを目的とした教養教育という2つの領域をカバーする授業を提供する。4年間のカリキュラムの流れは以下のように編成する。
学修成果については、授業への参画意欲を重視し、各段階および領域において必要な理論的・実践的な思考の深化や能力の蓄積を、レポート、試験、演習等を通して総合的に評価する。

  1. 1年次には、様々な芸術領域における専門科目の理解に必要な基本的な知識・技能を身につけるために、幅広く入門的な講義を設置する。学生各自が芸術全般に関する基礎力を獲得すると共に、自主的に専攻コースの選択ができるよう科目の配置・指導を行う。
  2. 2年次以降は、学生が自らの専攻コースを選択する。体系的な知識を教授する講義科目と同時並行的に、専門的な課題を扱う授業を多く開講し、演習や講読、少人数での文献講読やゼミナール形式の授業などを通して、具体的な課題を思考し、考えたことを表現・発表する機会を積極的に設ける。
  3. 3年次では、各専攻コースの専門的知識を深めることを目的とした「研究」「演習」科目を中心に授業を配置すると共に、さまざまなトピックを専門的に扱う「特講」や、社会における芸術・文化・表現活動に広く触れる機会を設け、芸術を通して自らを他へと開いてゆく経験を与える。
  4. 専門5コース(音楽学・映像芸術学・美術史学・芸術メディア論・演劇身体表現)の場合、4年次で卒業論文が必須となる。ゼミおよび卒論制作においては、学生たちが独自の視点から問題を提起し、またそれを的確に表現する力を養うために、指導教員は密接なコミュニケーションをもって卒業指導を行う。一方、総合芸術学コースでは卒業論文を課されないが、学生は各自の視点を持ち、教養分野における知識を幅広く充実させるために、総合芸術学コースおよび専門5コースから横断的に授業を履修し卒業要件を満たす。

その他、所定単位を修得することによって多文化共生ファシリテーター/サポーターの認証資格取得も可能である。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

文学部芸術学科は、文学部の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、芸術学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、芸術学科の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。

  1. 求める人材像
    1. 芸術学科の学びに取り組む上で、知識・技能、思考力・判断力および文章読解力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
    2. 芸術・文化への強い関心をもち、それらを理解したいという意欲や、新たな文化やより豊かな社会の可能性を切り開こうとする意欲をもっている。
    3. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解・共感し、現代社会に生起する様々な問題に関心をもち、芸術学科における主体的な学びを通して共生社会の担い手となる意欲をもっている。
  2. 入学者選抜の基本方針
  3. 上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、志および意欲をもっているか否かを評価する。
  4. 入学者選抜の種類と評価方法
  5.  入学者選抜にあたっては、「一般入学試験」または「特別入学試験」を行い、「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。入学者選抜の種類として、一般入学試験による「全学部日程」、「A日程」のほか、大学入学共通テストを用いた「大学入学共通テスト利用入学試験」がある。そのほか「自己推薦AO入学試験」、「指定校推薦入学試験」、「系列校特別推薦入学試験」などの特別入学試験がある。  評価方法も試験の種類によって、筆記試験のほか小論文により論述表現力を重視するものや面接により知的好奇心や学習意欲をみるものなどがあり、これらの試験を通じて本学科で学び、社会で活躍する人材を選抜する。とくに表現力・コミュニケーション力などを重視する。

教職課程

人材養成上の目的・教育目標

教職課程は、本学において教育職員免許状取得を目指す、すべての学生のための課程である。
明治学院大学は、建学の精神であるキリスト教教育を、“Do for Others”という教育理念を通じて実現しようとしている。教職課程の教育目標は、正にその「他者への貢献」を担える人材の育成を目標とする。
“Do for Others”とは多様な子どもたちとかかわることの中にある。教室の隅っこで佇んでいる児童・生徒に目を配り、大きな愛情を注ぐことのできる教員の育成を目指す。勿論、それは他の多くの子どもも視野に入れてのことである。
一人ひとりが等しくかけがえのない存在として、生き生きとした表情で過ごすことのできるように、学習指導・生活指導・学級経営(学校経営)、それぞれの側面で教員としての資質と知力と技能を磨くことを目指す。

課程修了の認定・教育職員免許状申請に関する方針

明治学院大学は、「キリスト教による人格教育」と学問の自由を基礎とし、教育理念“Do for Others(他者への貢献)”の実現を目指し、「人材養成上の目的・教育目標」に定める人間を育成する。教職課程は、広く教養を培い、他者とともに生きる力および自ら課題を発見し、その課題を解決する能力を高めるとともに、教職課程の定める専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけた人間を育成する。
教職課程で修得すべき能力の目標は、次のとおりである。

  1. 教職に関する幅広い教養を有するとともに、教員としての専門分野に関する基本的知識を有し、これらを体系的に理解している。
  2. 教員としての専門分野に関する基本的知識を習得し、活用し、応用するための能力を身につけている。
  3. 在学期間を通じて獲得した知識、技能、態度などを総合的に活用し、自ら課題を発見し、その課題を解決する能力を身につけている。
  4. 本学の根幹である「キリスト教による人格教育」を通じて、主体的に将来を切り拓き、社会に生起する問題に取り組む責任感、倫理観、協働性など、他者と共に生きる力を身につけている。

[教育職員免許状の種類]
教職課程で取得可能な教育職員免許状は学科毎に異なっている。英語(中学校、高等学校)、フランス語(中学校、高等学校)、社会(中学校)、地理歴史(高等学校)、公民(高等学校)、商業(高等学校)、情報(高等学校)、特別支援学校の教育職員免許状が取得できる。社会福祉学科では、特別支援学校の教育職員免許状(知的障害者、肢体不自由者、病弱者に関する領域)が取得できる。
[履修する科目]
教育職員免許状の種類によって、履修する科目が異なる。教職に関する科目、教科に関する科目、介護等体験(義務教育学校の場合)などを履修し、必要な単位を修得する必要がある。
教職課程に所定の期間在学し、必要な単位を修得した学生に対し、課程の修了を認定する。教育職員免許状の申請のサポートは学務教職課が行う。
[教育職員免許状の申請]
学務教職課・横浜教務課が教育委員会(国際学科の学生は神奈川県教育委員会、芸術学科、グローバル法学科、国際キャリア学科、情報数理学科以外の学生は東京都教育委員会)に一括申請し、必要な単位を修得した学生は教育職員免許状を取得する。
学科が課程認定を受けていない教育職員免許状を取得しようとする学生は、申請に必要な書類を学務教職課で受け取り、個人で申請し、教育職員免許状を取得する。
[玉川大学小学校教員養成特別プログラム]
小学校の教育職員免許状に関しては、玉川大学小学校教員養成特別プログラム(通信制)を利用する。必要な単位を修得後、個人で申請し、教育職員免許状を取得する。なお、このプログラムの履修については学科により異なる。学務教職課の担当者、申請できる学科主任、教職課程の担当者が、履修している学生にきめ細かな指導を行う。

教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

[目的]
教職課程は、教育職員免許状の取得のために、教職に関する科目、教科に関する科目などを組織的、系統的に編成している。
[学年進行]
教職課程は、教育課程の実施に際して、1年次からすべての科目を履修させるのではなく、学年進行で履修できる科目を設定している。1、2年次には、教育学及び心理学に関する原理的な科目を設定している。2年次、3年次には、教育実習を想定しながら、専門科学の知見を得られるような科目を設定している。英語科、フランス語科、社会科・地理歴史科・公民科の教科教育法は2、3年次に設定している。商業科、情報科の教科教育法は3年次に設定している。教科に関する科目も、教職に関する科目と同時並行で履修できるように設定している。
[教育実習と教職実践演習]
教育職員免許状の取得の際の大関門である教育実習は、所定の科目の単位を修得しないといけない。3年次終了までに履修すべき科目として前提科目を設定している。単位を修得できない場合は、教育実習には行かせない。教育実習は、クラス毎に事前指導を行い、十分な準備をさせた上で、教育実習に行かせている。教育実習終了後も、反省会などを開催し、より良い教員の卵を育成している。そのほかに、教職実践演習を、最後の学期に設定し、これまでの授業を振り返りながら、教員として必要な知識・技能を習得することができたか、今後何が必要かを考えさせるようにしている。教育実習に関する前提科目以外の科目については、卒業までに履修できるよう設定している。
[介護等体験]
義務教育学校の教育職員免許状の取得を目指す者には、3年次以降に介護等体験を設定している。2年次にレポート、3年次にガイダンスを行い、介護等体験に行かせている。
[授業形態]
授業形態は、科目の特性、履修者数などに応じ、講義、演習、実習等を適切に展開している。学年進行によって、多人数から少人数になるようにクラスを設定し、より実践的な指導を心がけている。教育実習、教職実践演習は、少人数できめ細やかな指導を心がけている。
[評価]
評価は、明治学院大学の評価基準に則り、90点以上はS、80点以上はA、70点以上はB、60点以上はC、60点未満はDとしている。評価そのものは、科目の特性、履修者数などに応じ、授業における参加の度合い、レポートの成績、試験の成績、教育実習の成績などを基に、科目担当者が行っている。教育実習だけは他の科目とは異なり、事前指導、実習校、事後指導を踏まえて、教育実習担当者が評価を行っている。
評価の際の観点としては、次のとおりである。
  1. 教職に関する幅広い教養を有するとともに、教員としての専門分野に関する基本的知識を有し、これらを体系的に理解している。
  2. 教員としての専門分野に関する基本的知識を習得し、活用し、応用するための能力を身につけている。
  3. 在学期間を通じて獲得した知識、技能、態度などを総合的に活用し、自ら課題を発見し、その課題を解決する能力を身につけている。
  4. 本学の根幹である「キリスト教による人格教育」を通じて、主体的に将来を切り拓き、社会に生起する問題に取り組む責任感、倫理観、協働性など、他者と共に生きる力を身につけている。

教職課程履修者の受入れに関する方針

明治学院大学は「人材養成上の目的・教育目標」に定める人間を育成するため、次のとおり教職課程履修者受入れの方針を定める。

  1. 教職課程履修者の受入れ方針
    1. 明治学院大学の教育理念を理解し、人間や社会に関心と探究心を持ち、真摯に勉学に励む意欲を持っている者。
    2. 教職課程の授業に主体的に取り組む意欲を有している者。授業に真摯に参加できる者(ノートが取れる、必要な場面で発言できるなど)。
    3. 高等学校等で修得すべき基礎的な能力(知識・技能、思考力・判断力・表現力)を身につけている者。
    4. 社会に関心がある者。私たちの社会の課題(教育〔教育理論・制度、教員など〕、子どもの成長〔発達、学習など〕、子どもに関わる仕事)を主体的に解決し、社会に貢献しようとする意欲を持っている者。
    5. 人前で話すことに挑戦しようとする者
  2. 教育実習及び介護等体験の受入れ方針
    教育実習、介護等体験のためのガイダンスを事前に行っている。ガイダンスに出席していない場合は、教育実習の履修、介護等体験の参加ができない。
    3年次を終了した時点で、教育実習に関わる前提科目の単位を取得できていない場合、教育実習及び教職実践演習の履修はできない。

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