国内外を問わず、研究者や芸術家を招聘して、シンポジウムや講演会など様々なイベントを開催しております。


2013年12月5日

明治学院ケルティック・クリスマス 踊りと音楽で体験するアイルランド ~アイリッシュダンス、イーリアンパイプス、アイリッシュハープ、ギター~

日時:2013年12月16日(月) 19:00開場 19:30開演
場所:白金キャンパスパレットゾーン2階 アートホール

(第1部)
アイルランドの伝統的なダンス(シャンノース)を体験できるワークショップ
(第2部)
イーリアンパイプス、コンサ*ティーナ、アイリッシュハープ、ギタ一によるアイルランドの音楽

(出演者)
小西高之:シャンノースダンサー
松阪健:イーリアンパイプス、コンサ*ティーナ
山口亮志:クラシックギター
寺本圭佑:アイリッシュハープ

申し込みは必要ありません。入場無料。直接会場にお越し下さい。 

お問合せ先:言語文化研究所 Tel 03-5421-5213

2013年11月5日

文学部芸術学科・言語文化研究所共催 『ベートーヴェン 危機からの創造的飛躍』

日時:2013年11月19日(火)19時~ 
会場:白金校舎2号館1階2201教室

講師:エリカ・シューハルト氏
(ハノーヴァー大学教授・元ドイツ連邦議会議員)
司会・通訳 樋口隆一 
(文学部教授)

芸術と人生の関係を考えるとき、ベートーヴェンほど興味深い例はない。音楽家として致命的ともいえる難聴に苦しめられ、 「ハイリゲンシュタットの遺書《まで書いた彼だが、だからこそ作曲家としての孤独な道を歩み、ついには《第九》や 《ミサ・ソレムニス》のような人類の遺産とも言うべき傑作を書くことができた。さらに出生の謎や、身分制社会における 上幸な恋など、あらゆるハンディキャップを乗り越える必要もあった。 ドイツの教育心理学者エリカ・シューハルト教授は「人生における危機の克朊《の専門家だが、豊富な事例研究に基づいて ベートーヴェンの苦難に満ちた生涯を分析し、そこに「危機からの創造的飛躍《を見出している。この講演はベートーヴェン の人生と芸術についてのみならず、わたしたち人間一般にとっての「危機の対処法《をも教えてくれることだろう。 シューハルト教授は「チェルノブイリのこどもたち《の救済運動でドイツ社会に大きな感銘を与え、ドイツ連邦議会議員 としても活躍された。アフリカの女性迫害や、福島原発問題など広く発言され、ドイツの良心を代表する知識人としても 知られている。

※入場無料、事前申込は必要ありません
※通訳あり

お問合せ先:言語文化研究所 03-5421-5213

2013年10月15日

言語文化研究所主催講演会 ハイヒールとジャズ:もう一つの日系アメリカ

日時:2013年10月29日(火) 13時25分~14時55分 
会場:白金校舎本館2階1254番教室

講師:牧野理英(日本大学)
司会:貞廣真紀(明治学院大学)

   アメリカエスニック作家というと、アメリカ国家から迫害された民族という意識を ベースに自我を表象するというイメージが強い。日系アメリカ人もその例に漏れないが、 今回取り扱うヒサエ・ヤマモトは、日系強制収容所の経験を直接語らずに、そのトラウマ的感覚 のみを表象するという実験的作品を[ハイヒール]において実践したと考えられる。 なぜこのようなスタイルになったのか?講演では以上のことを中心に議論を進めていきたい。 

入場無料、事前申込は必要ありません。直接会場にお越し下さい。 

お問合せ先:言語文化研究所 Tel 03-5421-5213 

2012年11月14日

明治学院ケルティック・クリスマス

(第1部)
ウェールズ語の挨拶などを学び、ウェールズ語のクリスマスソングを歌うワークショプ
(第2部)
アイリッシュ・ハープ、フィドル、クラシックギタ一、歌によるウェールズ、アイルランド、スコッ卜ランドの音楽

日時:2012年12月6日(木) 18:30開場 19:00開演
場所:白金キャンパスパレットゾーン2階 アートホール

(出演者)
小池剛史
大東文化大学文学部英米文学科准教授。桜美林大学文学部英語英米文学科卒業。エジンパラ大学文学部英語学科博士課程修了。英語学博士。日本カムリ学会代表幹事。桜美林大学在学中にウェールズ中南部のランピターに留学し、生のウェールズ語を学ぶ。帰国後「ウェールズ語を話す会」、六本木ヒルズでのイヴェン卜『ウェールズ広場』や、関西ウェールズ会主催『ウェールズ文化祭』にてウェールズ語講座を開催するなど、各地にてウェールズ語の啓蒙活動に奔走する。 著書に『ウェールズ語の基本入門から会話まで』(永田喜文・小池剛史共著三修社)

山口亮志
クラシックギターをペースにオリジナル作品、セファルディ民謡、タンゴやケル卜音楽の他、能楽師や和楽器奏者とのコラボなど多岐に渡って活動中。イスラ工ルに生まれ、ギリシャ、メキシコ、日本、工ル・サルパドルや米国で育つ。マイアミ大学フロスト音楽院クラシックギター科卒業後、同大学院修士課程クラシックギター専攻修了。在学中レネ・ゴンザレス氏に師事。2004年マイアミ国際ギターコンクール準優勝。これまでにアメリカ、ジャマイカ、オランダ、スロペニア、フランスなどで公演。KIJI、coba、津村禮次郎、夏樹陽子、アル・チナ・スミス、他多数と共演。「月と雪と」を始め、8枚のCDをリリース。クラシックギター専門誌Guitar Dreamに度々取り上げられる。
www.ryojiyamaguchi.com

大竹奏
アイルランド、スコットランド、ブルターニュといったケル卜民族の伝統音楽息づく地を旅し、現地の奏法を習得したフィドル(ヴァイオリン)演奏家。フランスのブルターニュ、そしてアイルランドにおいて現地の音楽家との交流を通して伝統音楽を学ぶ。アイルランドにて故シェイマス・クレイ、マット・クラニッチ、ジェリー・オコーナーに師事。ブルターニュにてクリスチャン・ルメートル、ピエッリク・ルモーに師事。スコットランドにてピー卜・クラーク、ゴードン・シンプソンに師事。2010年よりエディンパラのRSCDS本部よりミュージシャンとして招聘される。2012年7月スロヴェニアのLENT国際音楽祭に日本の伝統音楽の紹介する演奏家として山口亮志と共に招待を受ける。

寺本圭佑
演奏会やレクチャーコンサー卜等を通して、世界的にも演奏者が少ない幻の楽器、金属弦アイリッシュ・ハープの普及に献身。アイルランド、スコットランドのサマースクール等で、金属弦アイリッシュ・ハープをシボーン・アームス卜ロング、アン・ヘイマン、ピル・テイラーらに師事。2012年3月、スペイン人ハープ奏者ヴィセンテ・ラ・カメラを招聘。東日本大震災追悼レクチャーコンサートを企画(明治学院大学言語文化研究所主催)。NHK BSプレミアム「ぐるっとイギリス3500 後編 連合王国の悲しみと希望《にて、ウェールズの音楽に関する取材協力を行う。博士論文『18世紀アイルランドのハープ音楽』で芸術学博士(明治学院大学)。明治学院大学文学部芸術学科非常勤講師。

のがみんご
今春、明治大学文学部文学科演劇学専攻を卒業。明治大学文化プロジェク卜で、2008年に『十二夜』のフェステ、2009年にハムレッ卜を演じる。シェイクスピア祭(日本シェイクスピア協会、日本英文学会共催)で、2011年に朗読劇『十二夜』で歌、ギター、歌唱指導を担当し、今年度のシェイクスピア祭『夏の夜の夢』ではパックを演じた。今年5月に東京大学で行われたイェイツ展のオープニングイベント朗読劇『骨の見る夢』では、楽師(歌い手)を演じた。この朗読劇でアイリッシュ・ハープ奏者寺本圭佑と共演。横浜大倉山記念館と沼津リバーサイドホテルでも寺本と共演している。

申し込みは必要ありません。入場無料。直接会場にお越し下さい。 

お問合せ先:言語文化研究所 Tel 03-5421-5213 

2012年11月8日

文学部芸術学科・言語文化研究所共催 第17回日本映画シンポジウム 1960~70年代日本映画と世界ーどのように見られ、語られたか

日時:2012年11月10日(土) 9時半~18時(終了予定) 
会場:白金校舎2号館2102教室

いまや、日本映画がクロサワ・オズ・ミゾグチで代表される時代ではない。 世界各国の研究者たちの注目を一挙に集めているのは1960、70年代の日本映画だ。 大島渚、吉田喜重、松本俊夫、羽仁進、鈴木清順、若松孝二といった著吊作家からアートシアターギルド、実験映画、ドキュメンタリー映画まで、その豊かな映画文化は、世界の中で新たな息吹を吹き込まれている。 だが、いったいどのように日本映画は世界で受容され、語られてきたのか。 今年のシンポジウムは、北米、欧州、アジア、ラテンアメリカといった大陸を越えた各国から研究者が一同し、1960、70年代の日本映画の受容、批評、研究の状況を世界規模で把握、検証する。 日本映画を世界から見直すという一大プロジェクトがここに始まる。

プログラム
9:30-10:00
斉藤綾子(明治学院大学) 開会の挨拶
平澤剛(明治学院大学) 世界における1960~70年代日本映画を通じて
10:00-12:15
ローランド・ドメーニグ(ウィーン大学) 規範への問いかけー日本の《ニューウェーブ》をめぐって:ドイツ語圏の実例
ディック・ステゲウェルンス(オスロ大学) アンダーグラウンドとオリエンタリズムーオランダ、および北欧における日本の芸術映画の受容
マチュー・カペル(リヨン高等師範学校) シンクロ/非シンクロ、あるいは60年代における日本映画とフランス映画評論とのすれちがい
キム・ソンウク(ソウルシネマテークプログラムディレクター) 禁止と抵抗ー大島渚という運動体の問い
モデレーター:門間貴志(明治学院大学)
-お昼休み-
13:45-15:30
マーク・ノーネス(ミシガン大学) 北米における同時代の映画批評の検証
マイケル・レイン (西オンタリオ大学) 何の、そして誰のために―映画的モダニズム再考:1970年代『スクリーン』誌における日本映画をめぐって
マリオ・ピエドラ(ハバナ大学) 1960年代から70年代のキューバにおける日本映画の存在
モデレーター:斉藤綾子
~休憩~
16:00-17:30
ニコル・ブレネーズ(パリ第三大学) 三つの小さなベトナムー足立正生、ジャン=リュック・ゴダール&ジャン=ピエール・ゴラン、ストローブ=ユイレ
足立正生(映画監督) 同時代としての日本映画
モデレーター:平澤剛
17:30-18:00
全体討議
※入場無料、事前申込は必要ありません
※通訳あり

お問合せ先:芸術学科共同研究室 tel:03-5421-5380