- Home
- 講演会
-
-
国内外を問わず、研究者や芸術家を招聘して、シンポジウムや講演会など様々なイベントを開催しております。
-
2006年11月13日
●言語文化研究所主催 シンポジウム モハマッド・バクリ『悲観楽観サイード』公演とシンポジウム
-
★モハマッド・バクリ紹介★
イスラエルのパレスチナ人映画スター。1953年イスラエル北部に生まれ、パレスチナ人としてはじめてテルアヴィヴ大学演劇学科を卒業する。舞台俳優として経歴を積みつつ、勃興途上のパレスチナ映画界を支える。またイスラエル映画界でも、パレスチナ人役の特異な俳優として活躍。『壁の向こうに』『カップファイナル』などで主演。『1948』をはじめドキュメンタリーを監督。とりわけ西岸難民キャンプでの虐殺を主題とした『ジェニン、ジェニン』は日本を含め、国際的に上映されたが、イスラエル国内では激しい非難に晒される。コスタ=ガブラスやタビアーニ兄弟のフィルムにも出演し、ヨーロッパ映画において幅広い活躍を行なっている。
☆一人芝居『悲観楽観悲運のサイード』公演
日時:12月9日(土) 18:00~ (開場17:30~)
場所:白金校舎パレットゾーン2階アートホール
最初にアラブ文学者山本薫の解説があります。
入場料:無料。資料代1500円
予約は必要ありません。
会場は収容人数にかぎりがありますので、なるべく早めにお越しください。
上演中の途中入場と退場はご遠慮いただきます。途中休憩あり。
『悲観楽観非運のサイード』
1948年にイスラエル国家が突如成立してしまい、少年サイードは家族は離散。父親とロバは射殺され、かろうじて本人だけが助かります。失恋と孤独をへらへらとやり過ごし、いつしか労働組合の書記長になりました。結婚して一児の父親となったものの、今度は息子が武器をもって抵抗運動。妻と息子を一時に喪ったサイードは、ついに精神病院へ。イスラエル国内のパレスチナ文学者エミール・ハビービの著した長編小説を、バクリが自在に脚色した、抱腹絶倒にして悲痛きわまりない一人芝居。
☆シンポジウム+映画上映
日時:12月10日12時~
場所:白金校舎パレットゾーン2階アートホール
『ジェニン、ジェニン』と最新作『あなたがいなくなって後』(英語字幕)
上映の後、15時より日本女子大教授臼杵陽とアラブ演劇研究家田浪亜央江によるトーク。バクリの講演と四方田司会での質疑応答あり。入場無料。
◇『ジェニン、ジェニン』(2002年、49分)日本語字幕
2002年4月にパレスチナ西岸の町ジェニンの難民キャンプをイスラエルの特殊部隊が急襲。13日にわたって破壊と虐殺が続けられた。バクリは事件の9日目にイスラエル領内から密かにジェニンに侵入し、犠牲者の生々しい証言をカメラに記録。長らくイスラエル国ないで放映禁止とされ、監督は非難の矢面に立たされた。
◇『あなたがいなくなって後』(2006年、58分)英語字幕
前作が大スキャンダルとなり、苦境に追い込まれたバクリによる孤軍奮闘の日々を描く最新ドキュメンタリー。文豪ハビービの墓を訪れ、彼の生涯へのつきせぬ追憶に耽るバクリ。イスラエル国内にパレスチナ人として生き続けることの困難と矜持が語られる。
主催 文学部言語文化研究所、芸術学科、とっても便利社
助成 国際交流基金
☆12月12日 京都 元立誠小学校講堂にて 入場料1000円
『ジェニン、ジェニン』『あなたがいなくなって後』上映と四方田犬彦講演。
☆12月13日 京都 『悲観楽観サイード』公演。入場料2000円
岡真理(アラブ研究家)によるトーク。
-
2006年6月26日
●言語文化研究所主催 公開講座 「言葉の問題・翻訳の問題 ―お経を現代日本語に訳す課程で―《 お経は言葉の宝庫(壮大な想像力) 仏教と近・現代詩(宮沢賢治・西脇順三郎)
-
講師:八木幹夫氏
★講師紹介★
1947年神奈川県相模原市生まれ。明治学院大学英文科卒。在学中、歌人山根謹爾に短歌を学ぶ。英文科の新倉俊一、仏文科の入沢康夫から英仏詩への刺激を受け、詩を書き始める。ランボー研究の山口佳己に詩の怖さを学ぶ。父の死後、10年間作品を公表せず。詩集に『野菜畑のソクラテス』(95年現代詩花椿賞・芸術選奨文部大臣新人賞)『めにはさやかに』(98年)『夏空、そこへ着くまで』(02年)。『仏典詩抄 日本語で読むお経』などがある。
日時:7月6日(木) 14:50~16:15
場所:白金校舎2号館2階2202番教室
※入場無料。予約は必要ありません。直接お越しください。
-
2006年5月25日
●言語文化研究所主催 公開講座 イナン・オネル講演会『現代トルコの文学と映画』 講師:イナン・オネル
-
★講師紹介 ★
トルコの日本文化研究家。東京大学大学院博士課程を終え、フィルム『火の次は歴史』で第1回黒澤明記念ショートフィルム・コンペティション奨励賞を受賞。また、トルコ現代詩の日本語訳も行っている。
日時:6月27日(火) 13:00~14:30
場所:白金校舎本館2階1254番教室
世話人:四方田犬彦
※入場無料。予約は必要ありません。直接お越しください。
-
2006年1月6日
●言語文化研究所主催 公開講座 「アメリカ文学・文化におけるアフリカ系アメリカ人のイメージ《第2回
-
講師:平尾吉直(首都大学東京助手)
講師:飯野友幸(上智大学教授)
昨年10月の第1回に続いて、アメリカ文学・文化におけるアフリカ系アメリカ人のイメージについての公開講座を行います。今回は、首都大学東京の平尾さんには、白人の演者が顔を黒く塗り、南部黒人のステレオタイプを滑稽に演じたアメリカの芸能、ミンストレル・ショーの孕む複雑な問題性についてお話をいただきます。 また、上智大学の飯野友幸さんには、モダニズムを代表する詩人T. S. Eliotの作品と、黒人文化、とくに黒人音楽(具体的にはラグタイムなど)の影響との関係について、論じていただきます。
日時:1月19日(木) 14:40~18:00
場所:白金校舎本館3階1310番教室
世話人:富山英俊
※入場無料。予約は必要ありません。直接お越しください。