「2012年度長谷川ゼミの軌跡」



(1)振り返りレポート

 <セシル>

 <ミシェル>

 <まいまい>

 <まゆゆ>

 <ラッパー>

 <かわしま>

 <ゆーめん>

 <えみし>

 <黒帝>

 <さちこ>

 <ニャンちゅう>

 <りんご>

 <はちべェ…>

 <ちえみん>


◆ゼミ用語集(別窓)



(2)12年度卒業論文 目次案・概要

 <セシル> 1 / 2 / 最終版

 <ミシェル> 1 / 2 / 最終版

 <まいまい> 1 / 2 / 最終版

 <まゆゆ> 1 / 2 / 最終版

 <ラッパー> 1 / 2 / 最終版

 <かわしま> 1 / 2 / 最終版

 <ゆーめん> 1 / 2 / 最終版

 <えみし> 1 / 2 / 最終版

 <黒帝> 1 / 2 / 最終版

 <さちこ> 1 / 2 / 最終版

 <ニャンちゅう> 1 / 2 / 最終版

 <りんご> 1 / 2 / 最終版

 <はちべェ…> 1 / 2 / 最終版

 <ちえみん> 1 / 2 / 最終版




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目次案 最終版 <えみし>


『個人商店のエスノグラフィー ―家族・地域・ネットワーク―』

第1章 序論
  1-1 この論文を書く理由
    1-1-1 論文の出発点
    1-1-2 テーマ決定の経緯
  1-2 先行研究の紹介
  1-3 本論文について
    1-3-1 なぜフィールドワークを行うのか
    1-3-2 本論文の構成
  1-4 フィールドワークの対象
    1-4-1 おでん屋について
    1-4-2 おでん屋がある商店街について

第2章 家族と個人商店
  2-1 家族と個人商店の関係
  2-2 日本における「家族」とは
    2-2-1 近代家族について
    2-2-2 家族社会学の展開
  2-3 個人商店とは
    2-3-1 個人商店の変遷
    2-3-2 個人商店の特徴
    2-3-3 家族従業と家族制度

第3章 おでん屋でのフィールドワーク
  3-1 おでん屋との出会い
    3-1-1 10月12日金曜日――おでん屋、初訪問
    3-1-2 翌日、改めて訪問
  3-2 教わる、真似をする、覚える
    3-2-1 10月19日金曜日――初出勤
    3-2-2 10月21日日曜日――お店の中の役割分担
    3-2-3 10月25日木曜日――初めてのランチタイム
  3-3 お店の一員であるという自覚
    3-3-1 10月26日金曜日――常連さんからアイスの差し入れ
    3-3-2 10月27日土曜日――お客さん同士の会話
    3-3-3 10月29日月曜日――材料の持ち帰り
    3-3-4 11月4日日曜日――「今日は2人だけです。頑張ってください。」
  3-4 店長のこだわりと自分の甘さ
    3-4-1 11月5日月曜日――プレッシャーと従業員同士の関係
    3-4-2 11月8日木曜日――トマトのこだわり
    3-4-3 11月9日金曜日――サービスセットの内容
  3-5 1ヶ月だけ働くということの意味
    3-5-1 11月11日日曜日――「今月いっぱいなんでしょ?」
    3-5-2 11月12日月曜日――新人さんに教える
    3-5-3 11月15日木曜日――レジの記録紙の交換
    3-5-4 11月16日金曜日――大根のむき方と社長のコーヒー
    3-5-5 11月17日土曜日――最後の出勤

第4章 考察
  4-1 どのようなネットワークか
  4-2 家族とそうでない人をわける行動
  4-3 お客さんからの期待
  4-4 家族のネットワークはどのように成り立っているか

第5章 まとめ
  5-1 論文を通して
  5-2 不足点と今後の展望

付録Ⅰ おでん屋メニュー一覧
付録Ⅱ おでん屋見取り図
参考文献




概要

 この論文は、家族経営の個人商店へのフィールドワークを中心に据え、地域というネットワークのなかにある、家族というネットワークが個人商店を媒介にしてどのように成り立っているのかということを明らかにする試みである。
 家族社会学という研究分野では、家族を集団としてとらえる見かたが長い間一般的であった。しかし近年、家族をネットワークとしてとらえる見かたが登場し、定着してきている。この論文では、家族社会学の流れに沿って、家族をネットワークとしてとらえようとする。
 1ヶ月間、家族経営のおでん屋へのフィールドワークを行い、そこで人々がどのようにふるまい、関係を形成したり変容させたりしているのかということを仔細に記録した。それを受けて、そこにいる実際の行為者たちのふるまいから、私たちが一般に家族として認識している関係が浮かび上がるのかどうかということを明らかにしようとした。おでん屋では家族とそうでない人との間に線引きをするような行動が繰り返され、家族という関係が浮かび上がっていることが明らかになった。



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