「2012年度長谷川ゼミの軌跡」



(1)振り返りレポート

 <セシル>

 <ミシェル>

 <まいまい>

 <まゆゆ>

 <ラッパー>

 <かわしま>

 <ゆーめん>

 <えみし>

 <黒帝>

 <さちこ>

 <ニャンちゅう>

 <りんご>

 <はちべェ…>

 <ちえみん>


◆ゼミ用語集(別窓)



(2)12年度卒業論文 目次案・概要

 <セシル> 1 / 2 / 最終版

 <ミシェル> 1 / 2 / 最終版

 <まいまい> 1 / 2 / 最終版

 <まゆゆ> 1 / 2 / 最終版

 <ラッパー> 1 / 2 / 最終版

 <かわしま> 1 / 2 / 最終版

 <ゆーめん> 1 / 2 / 最終版

 <えみし> 1 / 2 / 最終版

 <黒帝> 1 / 2 / 最終版

 <さちこ> 1 / 2 / 最終版

 <ニャンちゅう> 1 / 2 / 最終版

 <りんご> 1 / 2 / 最終版

 <はちべェ…> 1 / 2 / 最終版

 <ちえみん> 1 / 2 / 最終版




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目次案 最終版 <まゆゆ>


『アイドル声優の成立』

第1章 序論
  1-1. アイドル声優『田村ゆかり』にのめりこむ私
  1-2. なぜ「アイドル声優の成立」か

第2章 アイドル声優の成立とは
  2-1. アイドル成立の条件
  2-2. アイドル声優成立の条件とは

第3章 アニメブーム前史
  3-1. アニメブーム以前の声優
    3-1-1. ラジオドラマ時代(1925年~)
    3-1-2. テレビ放送開始(1950年代)
    3-1-3. 国産テレビアニメ放送開始(1960年~1974年)
  3-2. おたくの源流―SFファンとアニメサークル―

第4章 アニメファンの成立(1974年~1982年)
  4-1. 『宇宙戦艦ヤマト』から始まるアニメブーム
    4-1-1.『宇宙戦艦ヤマト』ブーム
    4-1-2. アニメファンの増幅
    4-1-3. 増加するアニメ関連出版物
    4-1-4. 声優出演フェスティバルの出現
  4-2. アニメソング業界の変化
    4-2-1. アニメ業界に参入するレコード会社
    4-2-2. 声優の音楽活動開始
  4-3. コミックマーケットの変化と美少女ブーム
  4-4. 『機動戦士ガンダム』の登場
    4-4-1. 『ガンダム』のヒット
    4-4-2. 「ガンダムはSFか否か」論争
  4-5. スターチャイルドレーベル誕生
  4-6. アニメファンの成立
    4-6-1. 独立するアニメファン
    4-6-2. アニメージュにみるアニメファンの条件としての声優
  4-7. 人気声優の視覚イメージ不足
    4-7-1. 声優専門記事の増加
    4-7-2. 視覚イメージを求めるファン

第5章 おたくジャンルの成立と声優冬の時代(1982年~1991年)
  5-1. 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』
    5-1-1. 男性人気の高かった『ミンキーモモ』
    5-1-2. 小山茉美の人気
  5-2. DAICONⅢと活字SFの独立
  5-3. 『超時空要塞マクロス』
    5-3-1. おたくジャンルを描き出す『マクロス』
    5-3-2. 飯島真理の人気
  5-4. おたくという呼び名の誕生
  5-5. アニメソングの変化
  5-6. 媒体の多様化
    5-6-1. 同人即売会の拡大
    5-6-2. OVAの登場と増加
    5-6-3. ゲームの登場
  5-7. アニメ雑誌主催イベントの盛衰
  5-8. スターチャイルドの危機
  5-9. アニメージュにみる声優ブームから「冬の時代」まで
    5-9-1. 声優専門記事の減少、消滅
    5-9-2. 読者投稿欄での声優の扱われ方の変化
    5-9-3. 専業として求められる声優
    5-9-4. 固定化する人気声優
    5-9-5. NG FIVE「声優とキャラクターは別物か」論争
  5-10. 宮崎事件とおたく形成

第6章 アイドル声優の成立(1991年~1997年)
  6-1. 若手声優の増加
  6-2. キャラクターソングのシングル発売
  6-3. 『美少女戦士セーラームーン』の登場
    6-3-1. 女児向けの『セーラームーン』のヒット
    6-3-2. アニメージュでの『セーラームーン』声優
  6-4. アニメージュにみる声優専門記事の再増加
  6-5. 声優の「アイドル化」
    6-5-1. PeachHips
    6-5-2. GODDESS FAMILY CLUB
    6-5-3. ハミングバード
  6-6. 美少女ゲームの台頭
  6-7. 声優専門メディアの登場
    6-7-1. 声優雑誌とアニメ番組の登場
    6-7-2. 声優グランプリにみる声優の仕事イメージ
  6-8. 社会現象となった『新世紀エヴァンゲリオン』
  6-9. 語り場としてのインターネットの普及
  6-10. アイドル声優の成立
    6-10-1. 林原めぐみ
    6-10-2. 椎名へきる

第7章 まとめ
  7-1. 消費されるアイドル声優
  7-2. 本論の反省点と今後の課題

付録1 コミックマーケット参加者数の推移
付録2 ワンダーフェスティバル入場者数の推移
参考文献一覧
参考URL一覧




概要

 本論では、社会現象としてのアイドル声優の成立の過程を追う。アイドル声優とは、アニメ声優がおたくのアイドルとして成り立っている状態である。この成立のためには3点の条件がある。おたく市場の成立、アイドル声優の視覚イメージの流通、声優のおたく人気の獲得である。これらの条件が成立していく過程を、声優のイメージの変遷とともに追っていく。
 声優は売れない役者がする仕事だった。その後、声優は専業として求められていくようになる。すると、声優の仕事イメージは変化していった。1980年代後半に仕事イメージから演劇が消え、代わりにイベント・ラジオ・CDが付加されていった。そして1990年代におたく市場は形成され、インターネットの普及により視覚イメージの流通も十分なものとなった。
 この後、人気を得た声優が、アイドル声優として成立ていった。成立を支えたのは、声優の仕事イメージに新たに付加されたCDとイベントだった。



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