目次案 2012.11.14版 <ミシェル>
『「子どもらしさ」はいかに作られるかーアンパンマンこどもミュージアムから探る』
第1章 序論
1-1 本論文の目的
1-2 なぜ子どもを扱うのか
1-3 方法について
1-3-1 なぜアンパンマンこどもミュージアムなのか
1-3-2 フィールドワークについて
1-4 論文の構成
第2章 子どもとは何か
2-1 子どもの歴史
2-1-1 西欧における子どもの誕生
2-1-2 フィリップ・アリエス
2-1-3 学校と家族
2-1-4 近代以前の子ども観念
2-1-5 日本における子どもの誕生
2-1-6 子どもイメージの成立
2-2 子ども用品の誕生
2-2-1 子ども用品の成立
2-2-2 玩具と遊具
2-2-3 実用品
2-2-4 子ども服
2-2-5 子ども部屋
2-2-6 お菓子
2-3 まとめ
第3章 アンパンマンこどもミュージアム
3-1 アンパンマンについて
3-1-1 アンパンマンの誕生
3-1-2 アニメ『それいけ!アンパンマン』
3-1-3 やなせたかし
3-2 アンパンマンこどもミュージアムについて
3-2-1 アンパンマンこどもミュージアム
3-2-2 横浜アンパンマンこどもミュージアム
3-3 まとめ
第4章 フィールドワークの報告~ショッピングモール~
4-1 進め方
4-1-1 目的
4-1-2 対象
4-1-3 カタログ
4-2 報告
4-2-1 アンパンマン広場
4-2-2 森の本屋さん
4-2-3 アンパンマンキッズコレクション
4-2-4 ビスケット屋さん
4-2-5 ふわふわぬいぐるみ屋さん
4-2-6 バタコさんの手づくりハウス
4-2-7 ドキンちゃんのドキドキおしゃれショップ
4-2-8 アンパンマンテラス横浜
4-2-9 ふうせんかばさんのふうせん屋さん
4-2-10 アンパンマンヘアサロン
4-2-11 アンパンマンカーニバル大国
4-2-12 ばいきんまんのすたじお
4-2-13 アンパンマンにこにこ写真館
4-2-14 ほかほか肉まん屋さん
4-2-15 サクサクコロッケ屋さん
4-2-16 あかちゃんまんのおやつのじかん
4-2-17 フルーツ島のジュース屋さん
4-2-18 ふっくらごはん工場
4-2-19 ドキンズハートシェイプカフェ
4-2-20 ジャムおじさんのパン工場
4-2-21 うどんちゃんの屋台
4-2-22 アンパンマンペコズキッチン
4-2-23 ベビールーム
4-2-24 トイレ
4-2-25 ゲート
4-2-26 おもしろウィンドウ
4-2-27 ロッカー・ゴミ箱
4-2-28 壁にかかれたメッセージ
4-3 まとめ
第5章 フィールドワークの報告~ミュージアム館~
5-1 進め方
5-1-1 目的
5-1-2 対象
5-1-3 カタログ
5-2 報告
5-2-1 なかよしタウン
5-2-2 ふれあいタウン
5-2-3 わんぱくタウン
5-3 まとめ
第6章 子どもらしさの作られ方
6-1 具現化された子ども
6-2 大人の欲望
6-3 子どもと大人への影響
6-4 考察
第7章 ものの見方
7-1 フィールドワークを通して
7-2 子どもとの関係
7-3 考察、まとめ
参考資料一覧
付録 カタログ~ショッピングモール~
カタログ~ミュージアム館~
概要
「子どもらしさ」という認識は私個人だけの思い込みではなく社会的な認識の枠組みである。この認識がどのようにつくられ、どのように現実に反映されているのか。そしてどのように人々に「子どもらしさ」が刷り込まれるようになったのかを卒論を通して探る。
そのため「子どもらしさ」という認識が再生産された場所であるアンパンマンミュージアムで、どのように「子どもらしさ」が表現されているのかを調査する。アイテム、イベントなどイメージ形成に働きかけていると思われるものをすべて取り上げることによって、人々の子どもに対する欲望を見ることができる。すべてを取り出したあと、「子どもらしさ」の形成のされ方や、普段どのように現実を見ているのかというものの見方を考察したい。