目次案 最終版 <ニャンちゅう>
『テレビドラマ『ライフ』にみるいじめの描かれ方』
1章 序論
1-1 このテーマを考えることになったきっかけ
1-2 学校友だちといじめ
1-2-1 私にとっての学校友だち
1-2-2 何故いじめを扱うのか
1-3 何故テレビドラマ『ライフ』を扱うのか
1-4 先行研究
1-4-1 『いじめ 教室の病い』
1-4-2 『友達地獄――空気を読む世代のサバイバル』
1-5 本論の構成
2章 学園ドラマの系譜の中の『ライフ』
2-1 学園ドラマの系譜をたどる
2-1-1 学園ドラマの原点
2-1-2 学園ドラマの系譜
2-2 『ライフ』概要
2-3 <問題提起型青春ドラマ>としての『ライフ』
3章 『ライフ』の物語と登場人物の確認
3-1 『ライフ』ストーリー概要
3-1-1 第1話「壮絶なイジメと戦う!!衝撃の話題作がスタート!!私は負けない」
3-1-2 第2話「話題沸騰衝撃の展開!!今夜遂にイジメの標的に!?追い詰められていく歩!」
3-1-3 第3話「絶体絶命加速するイジメ!!見えてきた希望の光!?再び追い詰められる歩!!」
3-1-4 第4話「超衝撃の一部最終回!!イジメと闘う決意!!反撃開始!?私は強く生きたい!!」
3-1-5 第5話「超待望の2部スタート!!イジメへ反撃&逆襲開始か!?私は絶対に負けない」
3-1-6 第6話「話題沸騰壮絶なイジメ!!新たな強敵に勝てるか!?衝撃の陰謀と裏切りが!!」
3-1-7 第7話「絶体絶命イジメを超えた犯罪!!卑劣な強敵と闘う!!逆転に次ぐ逆転の結末!?」
3-1-8 第8話「話題沸騰衝撃の展開!!逆転勝利目指す痛快な反撃!?手に汗握る大波乱!!」
3-1-9 第9話「話題沸騰闘いは新たな舞台へ!!形勢逆転を勝ち取れ!!増えていく味方達!?」
3-1-10 第10話「話題沸騰壮絶な闘いの行方は!?遂に逆転する関係!!追い詰められた愛海!?」
3-1-11 第11話「最終話今夜遂に最後の対決!!話題沸騰!!壮絶な闘いの衝撃的な結末は!?」
3-2 登場人物の確認
3-2-1 1年2組の生徒
3-2-2 他クラス、教師
3-2-3 親、その他
4章 『ライフ』に見るいじめ方の観察
4-1 アプローチの仕方
4-2 いじめシーンの観察
4-2-1 学生同士の間で起こるいじめ
4-2-1-1 無視をする
4-2-1-2 相手を傷つける落書きをする
4-2-1-3 メール、手紙を回す
4-2-1-4 ものを身体にぶつける
4-2-1-5 相手の持ち物を利用したいじめ
4-2-1-6 脅す
4-2-1-7 不利な情報をバラす
4-2-1-8 相手をいじめの共犯者にする
4-2-1-9 追い込む、閉じ込める
4-2-1-10 距離をとる
4-2-1-11 皿洗いを押し付ける
4-2-1-12 足をひっかける
4-2-1-13 腕に火のついたタバコを押し付ける
4-2-1-14 力づくで襲う
4-2-2 学生同士の間以外で起こるいじめ
4-2-2-1 教師から生徒へのいじめ
4-2-2-2 職場いじめ
4-2-2-3 家庭内暴力
5章 まとめ
5-1 『ライフ』におけるいじめの描写を見てきて分かったこと
5-2 反省点と今後の展望
参考文献一覧
参考DVD、参考URL
概要
本論は、テレビドラマ『ライフ』にみるいじめの描かれ方を明らかにしようとしたものである。私は高校を卒業するまで、学校での友だち関係で思い悩むことが多かった。その経験を改めて振り返った時に、それらがいじめだったのではないか考えた。そこで、いじめが世間にどのように受け入れられているのか、テレビドラマ『ライフ』を題材にして、その一端を明らかにしていくことにした。まず『ライフ』を学園ドラマの系譜の中に位置づけた。いじめという社会問題を題材として扱っている『ライフ』は、<問題提起型青春ドラマ>の中に位置づけられた。次に、『ライフ』のストーリーを追い、登場人物について記述した。『ライフ』は全11話放送され、それら全てにいじめの描写が見られることを確認した。そして、森田洋司が提言した「いじめの定義」に従い、『ライフ』の中からいじめのシーンを選び出し、それらがどのように描かれているのかを見ていった。『ライフ』におけるいじめのシーンでは、楽しいことのように描かれていた。