「2012年度長谷川ゼミの軌跡」



(1)振り返りレポート

 <セシル>

 <ミシェル>

 <まいまい>

 <まゆゆ>

 <ラッパー>

 <かわしま>

 <ゆーめん>

 <えみし>

 <黒帝>

 <さちこ>

 <ニャンちゅう>

 <りんご>

 <はちべェ…>

 <ちえみん>


◆ゼミ用語集(別窓)



(2)12年度卒業論文 目次案・概要

 <セシル> 1 / 2 / 最終版

 <ミシェル> 1 / 2 / 最終版

 <まいまい> 1 / 2 / 最終版

 <まゆゆ> 1 / 2 / 最終版

 <ラッパー> 1 / 2 / 最終版

 <かわしま> 1 / 2 / 最終版

 <ゆーめん> 1 / 2 / 最終版

 <えみし> 1 / 2 / 最終版

 <黒帝> 1 / 2 / 最終版

 <さちこ> 1 / 2 / 最終版

 <ニャンちゅう> 1 / 2 / 最終版

 <りんご> 1 / 2 / 最終版

 <はちべェ…> 1 / 2 / 最終版

 <ちえみん> 1 / 2 / 最終版




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目次案 最終版 <黒帝>


『ボーカロイド10年史―2003-2012―』

1章 序論
  1-1 ボーカロイドに熱中する私
  1-2 本論文の目的

2章 「ボーカロイド」とは何か
  2-1 VOCALOID
  2-2 VOCALOID製品
  2-3 VOCALOIDキャラクター
  2-4 ボーカロイド

3章 2003年 ― VOCALOIDの誕生
  3-1 歌声合成ソフトウェア「VOCALOID」の発表
  3-2 最初期のVOCALOID使用事例

4章 2004年 ― 第一次VOCALOIDブーム
  4-1 ZERO-G Limited
    4-1-1 世界初のVOCALOID製品「LEON」・「LOLA」
    4-1-2 有名歌手のVOCALOID化「MIRIAM」
  4-2 クリプトン・フューチャー・メディア
    4-2-1 VOCALOID製品開発の経緯
    4-2-2 初の日本語用VOCALOID製品「MEIKO」

5章 2005年 ― 試行錯誤するユーザー
  5-1 VOCALOIDを取り上げる音楽雑誌
  5-2 2005年のVOCALOIDユーザー
  5-3 VOCALOIDのアップデート
  5-4 求められる日本語用男声VOCALOID

6章 2006年 ― ブームの終了
  6-1 日本語用男声VOCALOID製品「KAITO」
  6-2 「ボーカロイドコンテスト」開催
  6-3 「ニコニコ動画(仮)」サービス開始

7章 2007年 ― 第二次ボーカロイドブーム
  7-1 VOCALOID新バージョン「VOCALOID2」
  7-2 「ニコニコ動画」本サービス開始
    7-2-1 ニコニコ動画(β)
    7-2-2 ニコニコ動画(γ)
      7-2-2-1 VOCALOIDを使用した動画の投稿
      7-2-2-2 VOCALOIDの知名度向上
    7-2-3 ニコニコ動画(RC)
      7-2-3-1 「やってみた」動画
      7-2-3-2 「自演発覚祭り」
  7-3 キャラクター・ボーカル・シリーズ01「VOCALOID2 初音ミク」
  7-4 ニコニコ動画における「初音ミク」
    7-4-1 「初音ミクが来ない?来た?」騒動
    7-4-2 「はちゅねミク」の誕生と持ち物・ネギ
    7-4-3 その他の「初音ミク」の動画
      7-4-3-1 初期の「初音ミク」関連動画
      7-4-3-2 VOCALOIDランキング動画
      7-4-3-3 「歌ってみた」の活性化と2度目の「自演発覚」
  7-5 初音ミクに関する騒動の連鎖
    7-5-1  TBS『アッコにおまかせ!』騒動
    7-5-2 「初音ミク」画像消失騒動
    7-5-3 Wikipedia「初音ミク」削除提案騒動
    7-5-4 「工作員」の萌え美少女キャラクター化「亞北ネル」
  7-6 「初音ミク」を使いこなせないDTM初心者「弱音ハク」
  7-7 コミュニティサイトの登場
    7-7-1 初音ミクSNS「ハツネギ」
    7-7-2 「ボカロ互助会」
    7-7-3 CGM型コンテンツ投稿サイト「PIAPRO」
  7-8 「初音ミク」人気による既存のVOCALOID製品の再評価
  7-9 着うた配信に伴う著作権問題
    7-9-1 JASRAC権利委託問題
    7-9-2 着うた無許可配信問題
  7-10 VOCALOID同人イベント
    7-10-1 VOCALOIDオンリー同人誌即売会「THE VOC@LOiD M@STER」
    7-10-2 VOCALOIDオンリークラブイベント「VOC@LOID NIGHT」
  7-11 VOCALOIDのメディア展開
    7-11-1 「非公式」の商業コミックス化
    7-11-2 VOCALOIDキャラクターフィギュアの爆発的人気
    7-11-3 カラオケ「JOYSOUND」VOCALOID楽曲配信
  7-12 オリジナル曲への注目と「歌ってみた」の再人気
  7-13  CVシリーズ第二弾「VOCALOID2鏡音リン・レン」

8章 2008年 ― 発展するボーカロイド
  8-1 「ロードローラー祭り」
  8-2 「ハジメテノオト」作者なりすまし事件
  8-3 VOCALOIDランキング動画の氾濫
    8-3-1 「ニコニコランキングメーカー」
    8-3-2 「ボーカロイド新曲ランキング」
  8-4 SNS「ハツネギ」の衰退と新たなSNS「ボーカロイドにゃっぽん」
    8-4-1 「ハツネギ」閉鎖騒動
    8-4-2 SNSサイト「ボーカロイドにゃっぽん」の開設
  8-5 フリーの歌声合成ソフトウェア「UTAU」
    8-5-1 歌声合成ソフトウェア「UTAU」
    8-5-2 「UTAU」の興り
  8-6 架空のVOCALOIDキャラクター「重音テト」
    8-6-1 ニコニコ動画ユーザーを「釣る」企画
    8-6-2 UTAU用音声ライブラリ「重音テト」
  8-7 3DCGムービー制作ツール「MikuMikuDance」
  8-8 「神調教」技術の登場
    8-8-1 歌声合成パラメータ推定システム「VocaListener」
    8-8-2 調整手法「ぼかんないんです><」
    8-8-3 求められるVOCALOIDらしさ
  8-9 「鏡音リン・レン」のバージョンアップ
  8-10 SUPER GT参戦車両「初音ミク Studie GLAD BMW Z4」
  8-11 VOCALOID製品「がくっぽいど」
    8-11-1 ニコニコ動画を利用した製品の宣伝
    8-11-2 ニコニコ動画における「がくっぽいど」
  8-12 VOCALOIDのメジャーCD発売
  8-13 クリプトンによるボーカロイドコンテンツ配信

9章 2009年 ― ボーカロイドの確立
  9-1 バイリンガルVOCALOID製品「VOCALOID2 巡音ルカ」
    9-1-1 キャラクター設定の事前公表
    9-1-2 「持ち物戦争」と「たこルカ」
  9-2 VOCALOID楽曲配信レーベル「KarenT」
  9-3 オンライン上のVOCALOID利用「NetVOCALOID」
    9-3-1 「ミクと歌おう♪」
    9-3-2 「ケータイがくっぽいど」
  9-4 「GarageBand」用音声ライブラリ「Mac音ナナ」
  9-5 VOCALOIDキャラクター利用ガイドラインの再定義
    9-5-1 ピアプロ・キャラクター・ライセンス
    9-5-2 ピアプロリンク
  9-6 バーチャル・ボーカリスト「VOCALOID2 Megpoid」
  9-7 クリプトンの新たなVOCALOIDプロジェクト「Project if…」
  9-8 2009年に発売されたその他のVOCALOID製品
    9-8-1 「SONIKA」
    9-8-2 株式会社AHSのVOCALOID製品
    9-8-3 VOCALOID2「BIG-AL」
  9-9 PSP用ゲーム『初音ミク -Project DIVA-』
  9-10 VOCALOID楽曲の舞台化「ココロ」
  9-11 VOCALOIDキャラクターのライブイベント
    9-11-1 「Animelo Summer Live 2009」
    9-11-2 「ミクFES'09(夏)」
    9-11-3 「ANIME FESTIVAL ASIA 2009」
  9-12  UTAU「カテゴリ迷子」問題
    9-12-1 ニコニコ動画のカテゴリ再編
    9-12-2 「カテゴリ迷子」問題
  9-13 喋り声の音声合成ソフトウェア「VOICEROID」
  9-14 JAXA金星探査機「あかつき」初音ミクイラスト搭載

10章 2010-2012年 ― 商業展開するボーカロイド
  10-1 VOCALOIDの新しい試み
    10-1-1 VOCALOID拡張ライブラリ
      10-1-1-1 「初音ミク・アペンド」
      10-1-1-2 「鏡音リンレン・アペンド」
    10-1-2 喋るVOCALOID「VOCALOID-flex」
    10-1-3 VOCALOIDのハードウェア化「VOCALOID-board」
  10-2 増加するボーカロイド楽曲の舞台化
    10-2-1 同人活動としての舞台化
    10-2-2 企業主催の舞台化
  10-3  ボーカロイドによるプロモーション
    10-3-1 さっぽろ雪まつり
    10-3-2 カラオケDAM、VOCALOID楽曲配信
    10-3-3 「Google Chrome」テレビCM
    10-3-4 「ファミリーマート×初音ミクプロジェクト」
  10-4 ゲーム展開
    10-4-1 「Project DIVA」シリーズ
      10-4-1-1 アーケードゲーム『初音ミク Project DIVA Arcade』
      10-4-1-2 『初音ミク -Project DIVA-』追加コンテンツの配信
      10-4-1-3 続編の開発・販売
    10-4-2 ニンテンドー3DS『初音ミク and Future Stars Project mirai』
    10-4-3 スマートフォン用ゲームアプリ
  10-5 ゆのみP騒動
  10-6 初の地上波ボーカロイド番組「VOCALO Revolution」
    10-6-1 クリプトンのいないボーカロイド番組
    10-6-2 「VOCALO Revolution」放送後
    10-6-3 「CUL project」
  10-7 海外へ向けた展開
    10-7-1 海外でのライブコンサート
    10-7-2 その他の海外イベント
  10-8 2010-2012年のVOCALOID製品
    10-8-1 VOCALOID3発表前のVOCALOID製品
      10-8-1-1 既存キャラクターのVOCALOID製品化
      10-8-1-2 ヤマハ製のVOCALOID製品
      10-8-1-3 VOCALOID製品のiPadアプリ、iPhoneアプリ
    10-8-2 新たなバージョン「VOCALOID3」
      10-8-2-1 既存のVOCALOID製品のVOCALOID3ライブラリ化
      10-8-2-2 既存キャラクターのVOCALOID化
      10-8-2-3 公募によって制作されるVOCALOID製品
      10-8-2-4 ニコニコ動画で特に人気の高いVOCALOID製品
      10-8-2-5 日韓両用VOCALOID製品
    10-8-3 一般販売されていないVOCALOID製品

11章 まとめ
  11-1 ボーカロイドの10年
  11-2 本論文の反省点と課題

参考資料一覧
付録 ボーカロイド史年表



概要

 2007年の「初音ミク」発売以降、その存在が急速に広まり、社会現象にまでなった「ボーカロイド」。ヤマハ株式会社がVOCALOIDを発表した2003年から2012年現在までの10年間の「ボーカロイド」の変遷を辿ることで、「ボーカロイド」とはどのようなものかを明らかにすることが本論文の目的である。
 2004年に発売されたVOCALOID製品「MEIKO」の大ヒットにより、製品にはキャラクターを設定することが主流となったVOCALOID。2007年「ニコニコ動画」における二次創作文化と共にキャラクターとしての「ボーカロイド」が確立した。さらに、インターネット上での「祭り」や企業による商品化などを背景に、「ボーカロイド」のキャラクター価値は高まっていく。近年では「ボーカロイド」の市場に新たに参入する企業が増え、ますます活発化している。



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