教育職員免許法施行規則第22条の6に関する情報
教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること(第1号)
教員の養成の目標
大学
本学は、「基督教による人格教育」という建学の精神のもと、創始者の生涯を貫く理想である「他者への貢献(Do for Others)」を大学の教育理念として掲げ、キリスト教主義教育を実践している。具体的には、1.他者を理解する力を身につける。2.分析力と構想力を身につける。3.コミュニケーション力を身につける。4.キャリアをデザインする力を身につける。5.共生社会の担い手となる力を身につける。これら5つの教育目標を策定し、社会貢献できる人間の育成を目指している。
教員養成においても、本学の教育理念と5つの教育目標に則し、明治学院共通科目をはじめとする教養教育と各学科の専門性を活かした教員を養成することを目標としてい る。
本学において養成したい教員像は、以下の通りである。
- 教職に対する使命感、責任感を持っている。
- 幼児・児童・生徒に対する深い愛情を抱いている。
- 彼らとの人間関係を構築し、多様なニーズを的確に理解できる。
- 彼らの成長・発達と学力の伸長を促し、生きる力を育むことができる。
- 同僚をはじめ家庭、地域、関係機関と連携・協働して教育活動に取り組むことができる。
教職課程
教育発達学科
当該目標を達成するための計画
大学
明治学院大学が目指す教員養成の目標達成ために、主軸となる教職課程および教育発達学科を中心に、教員を目指す学生に対し、履修相談および指導から教員採用試験、教員への就職等を一貫してサポートできるように体制整備について計画・検討をすすめている。
教職課程
教育発達学科
教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること(第2号)
教員養成の組織、教員数、学位と業績、授業科目
教職課程:5名
* 教員の学位・業績は教員名をクリックすると確認いただけます。
教育発達学科:18名
* 教員の学位・業績は教員名をクリックすると確認いただけます。
教員名 | 担当科目 |
---|---|
岡田 悠佑 | 体育科指導法 |
小野 昌彦 | 教育相談の理論と方法 |
小保方 晶子 | 幼児と人間関係 |
海津 亜希子 | 障害児教育相談とアセスメント |
垣花 真一郎 | 教育心理学 |
鞍馬 裕美 | 教育の制度と経営 |
小林 潤一郎 | 知的障害の病理 |
小林 由利子 | 保育内容(言葉) |
佐藤 公 | 社会科指導法 |
渋谷 恵 | 多文化共生教育 |
清水 美紀 | 保育内容総論 |
杉岡 千宏 | 特別支援教育学総論 |
辻 宏子 | 算数科指導法 |
手塚 千尋 | 図画工作科指導法 |
中村 敦雄 | 国語科指導法 |
根本 淳子 | 教育方法論 |
松嵜 洋子 | 保育内容(健康) |
水戸 博道 | 音楽 |
教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画に関すること(第3号)
教員養成の授業科目、授業方法と内容、年間授業計画
教職課程【授業科目・シラバス】
教員養成の授業科目は履修要項に掲載しております。教職課程履修要項は下記リンクより確認いただけます。
履修要項に掲載されている科目は授業概要(シラバス)に掲載しております。シラバスは下記リンクより確認いただけます。
教育発達学科【授業科目・シラバス】
教員養成の授業科目は履修要項に掲載しております。教育発達学科履修要項は下記リンクより確認いただけます。
履修要項に掲載されている科目は授業概要(シラバス)に掲載しております。シラバスは下記リンクより確認いただけます。
卒業者の教員免許状の取得の状況に関すること(第4号)
卒業者の教員への就職の状況に関すること(第5号)
公立・私立学校教員就職者数(大学院修了者含む)
年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
教科/区分 | 公立 | 私立 | 公立 | 私立 | 公立 | 私立 |
英語 | 11 | 4 | 6 | 2 | 3 | 5 |
社会 | 3 | 3 | 4 | 1 | 5 | 6 |
特別支援 | 12 | 0 | 14 | 0 | 14 | 0 |
小学校 | 29 | 0 | 41 | 1 | 34 | 3 |
幼稚園 | 5 | 12 | 4 | 10 | 4 | 14 |
その他 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 |
60 |
19 | 69 | 14 | 60 | 28 |
教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること(第6号)
教員の養成に関する教育の質の向上に向けた取組
大学全体
教学改革担当の副学長を委員長とするファカルティ・ディベロップメント(FD)・教員評価検討委員会を設置し、学生による授業評価をはじめとし、FD活動の方向性を検討している。
また、本学における教員養成課程の全学的な管理及び運営に関して協議するため教職センター(センター長:副学長)を設置している。同センターでは、教職課程の全学的管理及び運営に関する基本方針、その他全学の教職課程の運営上必要と認められる事項を審議している。
教職課程
- 「文学部講演会」を開催し、専門家に教育の最新情報を講演していただいている。
- 「大学が独自に設定する科目」の授業では、担当教員の専門性を生かした授業を、少人数クラスでおこなっている。演習等を通して、授業力の向上、主体的参加の育成、社会認識の醸成に役立てている。
- 4年次の「教育実習」の授業は、文学部教職課程所属の専任教員が全て担当している。きめ細かな指導を心がけ、20名程度の少人数クラス編成にしている。教育実習への心構え、学習指導案の作成、模擬授業を実施している。現職教員を招き、学校現場(教師)の視点から、教育実習への心構えを講演していただいている。これらの指導を済ませた後、学生を実習校へ送り出している。実習期間中の訪問指導は、できる範囲でおこなっている。
- 4年次秋学期の「教職実践演習」の授業においても、特色のある学校に出向き、学校現場を生で体感させる機会を設けている。
- 教員を目指す学生支援のために、教職センターと連携し、「教員採用試験対策セミナー」を開催している。採用試験までの半年間、学生に寄り添いながら指導をおこなっている。時に、教育実習のクラス担当教員が、教育実習クラスの学生に対し、教員採用試験の面接指導や進路相談もおこなっている。採用試験が終われば、教員採用試験合格者による報告会を開催し、合格者の体験談をまとめ、冊子にし、配布している。
- 「卒業生教員懇談会」を開催し、本学を卒業した教員の方々との懇親、そして、次年度から教員になる学生への助言をしていただいている。
「非常勤講師会」を開催し、本学の教職課程に勤務する非常勤講師の方々との懇親と、より良い学生指導のための助言をしていただき、教学改革の充実をおこなっている。 - 教職課程内で、「研修会」を開催し、最新の教育動向について、情報共有を図っている。今後は、教員研修の一貫として、他大学の優れた教職課程の組織形態等についての視察等をする予定である。
教育発達学科
- 「教員の養成に関する教育の質の向上」を図る目的から、大学の授業と教育現場での経験を循環させる「循環型教育システム」を基盤にカリキュラムを編成している。具体的には、教育現場での経験として、2年次の「教育発達学方法論」において、開講期間中に10回程度(実施基準回数)の連続した小学校での体験活動を必修科目に位置付け、それを大学の授業と関連付けることによって、学生が主体的に自らの課題を発見しながら、知識とスキルの定着を図れるようにしている。
- 「授業研究」(幼稚園は「保育内容研究」)、「教育実習」及び「教職実践演習」の授業では、各校種ごとに教育現場に精通した特命教授を配置し、専任教員と連携して学生指導に当たることにより、教職に関する実践的な力量形成に努めている。
- 心理学部全体のFD研修(年2回)に加え、学科独自のFD研修(年5~6回)を開催し、教員養成に関わる教員自身の資質向上に努めている。
- クラスアドバイザー(1、2年次)及びゼミ指導教員(3、4年次)による面談(各学期1回実施)等から得られる学生の就学状況やキャリア形成に関する情報を教員間で共有し、教員相互の連携を高めることにより、教員養成に関する学科全体の教育の質の向上を図っている。