明治学院大学
JPEN

ボランティアセンター基本方針

ボランティアとは、人びとが、大きな声やわかりやすい言葉だけでなく、小さい声やわかりにくい言葉を丁寧に受け止め、強い力に頼ることなく、この世界を、他者と共に生きるために自ら行うはたらきである。あらゆる職業、研究・学習、日常生活の中にボランティア・スピリッツは宿っている。平穏な日常のなかであれ、思いがけぬ出来事のなかであれ、他者への貢献を丁寧に考え、社会の困難に向けて一歩踏み出し、「公正」「平和」「共生」などの人類の普遍的な理想をさまざまな立場の人たちと一緒に実現していく市民を育てることが、本学の教育理念である。

この教育理念を具現化するために、ボランティアセンターは、学内外のあらゆる人びとが「他者への貢献」について考え、実践し、交流する場を提供する。それによって、一人ひとりが社会課題と出会い、向き合い、共に考え、挑戦する機会を保障し、誰もが生きやすい世界の実現を目指す。

 

2026年度は前年度に引き続き、学内連携や発信力の強化をはかることにより、ボランティアセンターの認知を一層高めることを目指す。それとともに、学生の活動が活発になる一方で高まるスタッフの負担軽減のため、次の4点を2026年度の基本方針とする。

1. 本学学生、教職員全員のボランティア活動への参加促進と支援

ボランティア活動への参加を促進し、積極的に支援するための方策として、以下の4点を行う。

  1. 「社会課題に出会う場」の提供。「1 Day for Others」や「ボランティア・カフェ」の実施。「1 Day for Others」については、一つひとつのプログラムの質のさらなる向上を図る。
  2. 「社会課題に出会い・向き合う場」の提供。「いつでもボランティアチャレンジ(以下、いつボラ。)」、「ボランティアファンド学生チャレンジ(以下、ボラチャレ)」、「明治学院大学災害ボランティア助成金」、外部資金調達等による活動を促進する。それぞれの支援制度の強みを踏まえた制度と支援の在り方の見直しを行い、社会課題の解決につながる活動を支援する。
  3. 学生による学生支援の展開を促進する。そのために、学生自らがボランティア活動を組織化できるようサポートをする。学生が、ボランティアセンターの活動に議論・企画・広報面で関与できる体制を構築する。
  4. 教職員との協働を一層深めていくために、授業や研究への支援、ボランティア・市民活動についての情報提供を積極的に行う。ボランティアセンターの運営委員に限らず、ボランティア・市民活動にかかわる教職員と連携し、プログラムを運営する体制を整備する。

2. ボランティア実践と大学の学びの融合の活性化

明治学院大学教育連携・ボランティア・サティフィケイト・プログラム(以下、サティフィケイトという)を「社会課題に向き合い、考え、自分が変わる・社会を変える場」と位置づける。より多くの学生が学びを深めるため、運営委員と連携しながら、実践・学びの双方の指導方法を改善し、広報の充実を図る。
また、今年度より開始する段階認証の効果を検証しつつ、より多くの学生がボランティアによる学びをはじめ、深めていくことを目指す。
明治学院大学ボランティア大賞は、ボランティアを通じた学びの成果を学内外に広く発信する場とし、その活性化のため運営や広報のあり方を検討する。
「ボランティア学」等、ボランティア・市民活動にかかわる授業を担当する教員との連携を一層深める。

3. ボランティアセンターの交流・活動・研究の場としての機能の充実

スタッフの専門性を高め、ボランティア・スピリッツにつながる情報を収集蓄積させることで、以下の4つの機能の充実を図る。

  1. 学生・教職員のボランティア活動支援機能
    • ボランティアをしたい人と、ボランティアを必要とする現場を結び付け、双方にとって意味のある活動を生み出す。
    • 学生・教職員の活動や交流の場として、作業スペースやミーティングスペース・収納の整備・改善を行う。
  2. 教員・職員との連携機能
    • 教員の授業や研究での活用を促進するとともに、その成果をボランティアセンターのプログラム開発や運営に活かす。
    • 事務部署の専門性を活かした連携を深め、ボランティア活動を活性化する。
  3. 学内外の情報発信・交流機能
    • 学内のボランティア活動情報や、学外で団体登録を経た団体・機関からのボランティア情報を提供する。
    • ボランティアセンター内外のスペースを活用し、明治学院内外の関係者が協働する活動を提供する。
  4. 本学のボランティアを深化させるための研究・研修機能
    • レインボーフェスをはじめ、「公正」「平和」「共生」などの人類の普遍的な理想に向かうための広範な市民知を共有・発信する場を運営する。
    • スタッフの専門性を高めるとともに、ボランティアセンターの中長期的課題を検討するため、スタッフ研修を定期的に行う。
    • 他大学のボランティアセンターなど外部の団体と連携を図り、ボランティアセンターの活動の成果と課題を検証する場を持つ。

4. ボランティアセンターにおける活動の広報・情報保障の強化

社会への説明責任を果たし、活動を活性化するため、学内他部署と連携して広報と情報保障体制を整備する。

  1. ホームページ、SNS、映像、リーフレット、報告書、オープンキャンパスなどを利用し、広報を積極的に行う。学内の教職員に対する広報強化のため、運営委員が所属部署での発信がしやすいようサポートする。
  2. ボランティア支援やプログラム参加、イベントや会議について、多様な学生、教職員に十分な情報保障ができるよう、引き続きアクセシビリティを十分に整備する。



以上の活動を創造的に実行するため、ボランティアセンターのスタッフが立場を超えて活発に議論する場を保障するとともに、働きやすく、働き甲斐のある職場環境をつくりだす。