社会福祉学科
将来に直結する2つのコースで、新しい時代の社会福祉を学びます
多様性や個人の尊厳が重視される現代社会において、社会福祉の役割はますます重要になってきています。社会福祉学科では、人権と社会正義の観点から、差別や抑圧を受ける人々の経験に寄り添い、その生きづらさを生み出す社会の構造を明らかにし、そしてその解決のために個人・社会・コミュニティに変革をもたらす方法を学びます。

学科の特色
歴史と伝統のある福祉学科
社会福祉学科は「社会事業」を専門とする学科として日本で最も早い時期に創設されました。その後、約100年間にわたって福祉現場や行政に多くの実践者を輩出し、日本の社会福祉の発展に貢献してきました。多様な福祉現場で活躍する卒業生との連携・指導の下でインターンシップや実習教育を展開しています。
2つのコースで学びとキャリアを導く
入学後に希望するコースを選ぶことができます。社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格を取得し、専門職としてのソーシャルワーカーを目指す「ソーシャルワークコース」と、NPO・企業の社会貢献とウェルビーイング、国際援助、多文化共生を学べる「福祉開発コース」があります。後者では、特別支援学校・中学高校の教員免許も取得できます。
グローバル&ローカルな社会課題に向き合う
多文化共生と外国人支援、国際援助、ひきこもり・孤立・教育に関連する若者支援、福祉におけるAI・ICTの活用など、いま注目される新しい社会課題にアプローチし、当事者理解を進めながら支援のあり方を考えていきます。
豊富な実践科目
社会福祉学科は実践的な授業科目が最も多くある学科です。ソーシャルワーク実習、福祉開発フィールドワーク(国内外)、フィールドスタディ(韓国)、社会福祉調査実習、学科独自のインターンシップ、教育実習があり、いずれの実習プログラムでも支援者や当事者と一緒に自立や支援の課題を考え、先駆的な取り組みをする活動家や組織を訪れ、そのスピリットを学びます。

領域・流れ
1・2年次横浜キャンパス
3・4年次白金キャンパス
1年次は人と社会の関わり方・考え方の基礎を学びます。2年次から「ソーシャルワークコース」と「福祉開発コース」のいずれかを選択して学びのルートを定めます。その後、実習、フィールドワーク、海外フィールドスタディ等を通して、リアルな人と社会に接し、卒業後の進路も見据えて専門的な演習(ゼミ)を選択していきます。
※2年次生は白金キャンパスで専門科目の大半を履修できます。

Pick Upゼミ
精神保健福祉援助演習
平澤 恵美 准教授
対話を通して学ぶメンタルヘルス
精神保健福祉について学ぶ演習クラスです。このクラスでは、対話を大切に授業をおこなっているので、ゼミの最初はその日の気分を発表する「気分チェック」から始まります。精神障がいのある人たちは、気持ちを言語化することが苦手な方が多いと言われています。したがって、将来支援をする側になる私たちが自分たちの想いを言語化できるようになることが大切だと考えています。具体的な演習の内容は、メンタルヘルスに関する時事的な話題を取り上げて発表したり、当事者研究を用いて、自分の生きづらさを分析したりしています。こうして色々な意見を交わしながら、コミュニケーションを増やしていくことで、楽しく実践的に学びを深めています。

フィールドスタディ(韓国)
金 圓景 准教授
少子化・格差社会が進展する韓国で、最先端の福祉の取り組みを学びます
両コースの3年次生を対象とした「フィールドスタディ」では、韓国を舞台に実践的な学びを展開しています。春学期の事前学習を経て、夏季休暇中に4泊5日の韓国研修を実施。福祉施設や当事者団体への訪問に加え、中央大学(韓国)社会福祉学科の学生と交流し、日韓の福祉の現状を比較・議論します。秋学期は、研修での気づきを自らの研究テーマへと昇華させます。韓国・日本、さらには世界各国との比較研究を進め、受講生同士の活発なディスカッションを通じて、グローバルな視点から社会福祉への理解を深めていきます。

卒業論文のテーマ例
- 虐待の影響とトラウマ経験へのケア
- 買い物難民への支援
- セルフネグレクトへの接近
- 外国ルーツの子どものキャリア形成
- 強度行動障害のある障害児支援
- 医療的ケア児の教育参加の課題
- 貧困状態にある精神障害者への支援
- カンボジアにおける女子教育開発の展望
- 障害者のキャリア形成とインクルーシブ雇用
- 家族再統合は子どもの最善の利益になるのか
Student's Voice

実習を通して学んだ障害者教育の本質
中学校の福祉体験で特別支援学校を訪問したことをきっかけに、障がいのある児童とより近い距離で長く関わりたいと感じ、福祉の領域を幅広く学べる本学科へ進学。現在は教員免許状の取得を目指して学びを深めています。教室では得られない学びの価値を実感したのが「特別支援学校教育実習」です。児童との触れ合いを通して、子どもたちを“障がいのある人”ではなく“個性を持つ一個人”として捉えられるようになり、障害者教育は支えるだけではなく共に歩んでいくものだということに気付きました。座学で学んだ知識を現場で生かすことで自身の成長を実感した貴重な経験でした。今後はさまざまな福祉の現場に目を向け、企業で社会人としての経験を積んだ上で特別支援教育に携わりたいと考えています。
社会学部 社会福祉学科4年 稲垣 朝陽 長野県 佐久長聖高等学校 出身
教員情報
卒業後の進路
入試情報
Links 社会学部オリジナルサイト