ソーシャルワーク1A【久保美紀教授(社会学部)】
学び
授業では、「ソーシャルワークとは何か」という学びを通して、一人ひとりが社会において生きる意味や権利について学びます。
最初はソーシャルワークについて柔軟に考えるところから始まり、色や形、大きさを自分なりにイメージしてみます。授業は主に先生が配布する資料や新聞記事を基に進められ、話題のニュースについて、福祉的な視点で考察します。 例えば、「支える」「支えられる」ことの意義を両面から学び、人と関わる上で誰もが他者に支えられながら生きている点について自覚します。
「自立」が目標とされる現代社会においても、一般的な「自立観」にとらわれない解釈について知り、依存(ネガティブな意味ではなく)が前提にある自立観から考えます。
ソーシャルワークの基本的な枠組みや実践の根拠となる価値を学ぶことで、誰もが尊厳を持ち、権利が守られるべき存在であることに改めて気づきます。これらは日常生活に不可欠な要素であり、困難や悩みの背景を探したり、解決策を考えたりする力が身に付きます。
また、社会的に不利な立場に置かれている人の強みを引き出すといった多様な価値観で物事を捉える力を身に付けられます。
ソーシャルワークの価値を学び、自分自身の豊かな生活について問うことができる授業です。
学生広報委員
松島未蘭(社会福祉学科4年)
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授業はスライドを使用しながら進みます
白金通信2025年冬号(No.525)掲載