聖書のことば
神は、富や宝を与えたすべての人に、そこから食べ、
【聖書のことば】『旧約聖書』 コヘレトの言葉5章18、19節
神は、富や宝を与えたすべての人に、そこから食べ、
その受ける分を手にし、その労苦を楽しむよう力を与える。
これこそが神の賜物である。
人は人生の日々をあまり思い返す必要はない。
神がその心に喜びをもって応えてくれる。
最初の人間アダムは神から仕事を与えられます。その仕事とは、エデンの園を耕し、すべての動植物に名前を付けることでした。
自然と共存してお互いが豊かに繁殖・繁栄すること、相手の本質を見出して活かすこと、これが人間のなすべき仕事の本質です。働くことには喜びがあり、それは神から与えられる賜物なのだ、と聖書は記しています。
神は言葉をもってこの世界を創り、7日目に休まれました。人としてこの世界に来た救い主イエスも大工でした。働くことを喜ぶ、ということを神ご自身が体現されています。
私たちの仕事は、労苦や疲弊では終わらない、その働きは神に用いられて喜びに終わるのだという希望が、聖書にはあります。
※聖句の引用元は『聖書 聖書協会共同訳』です。
《 労苦の内に賜る喜び 》 渡辺総一 作
白金通信2024年夏号(No.519)掲載