- Nana Suzuki 鈴木 菜々 社会学部 社会学科 4年
2年生の春から、白金チャペルでオルガン講座を受講しています。オルガン講座は週に1回、オルガニストの指導のもとチャペルのオルガンを用いて行われています。6歳からピアノを弾く中でバッハが好きになりました。オルガンのためにたくさん作曲しているバッハ。「バッハのオルガン曲も演奏してみたい」と思ったことが受講のきっかけです。
大学では、今まで続けてきたことを生かして新しいことに挑戦しようとも考えていました。オルガン講座はその点でもぴったり。高校生の時から大学でオルガン講座を受講することを楽しみにしていました。受講にはオーディションがあるのですが、今までピアノで弾いたことのない曲だったので、懸命に練習し合格しました。
受講生がチャペルで練習のためにパイプオルガンを弾けるのは限られた時間です。その時間は慣れない足鍵盤の練習に費やしたい。そのため、家のピアノで手鍵盤の練習をして、早い段階で両手の演奏は完成させるように努力しています。
現在は、演奏することに必死になってしまい、自分の奏でる音がしっかり聞けていないことが多いと感じることも…。今後は、チャペルに響くパイプオルガンの音を聴き、楽しみながら弾けるようになることが目標です。卒業演奏会に向けて練習に励んでいます。
1台の楽器であるにもかかわらず、1人でさまざまな音を奏でられることもパイプオルガンの大きな魅力。その音楽が、時代や国籍を越えて愛され、人々にさまざまな力を与えている点にひかれます。たくさんの人の祈りと共に現在まで弾き継がれているパイプオルガンの曲。そのような数多くの願いに力を与えた音楽を奏でる貴重な経験ができていて嬉しいです。