明治学院大学では教育目標を実現するため、学部・学科の人材養成上の目的・教育目標と以下の3つの方針(ポリシー)を定め人材育成に取り組んでいます。
卒業の認定・学位授与に関する方針 (ディプロマ・ポリシー)
卒業の認定・学位授与に関する基本方針であり、卒業時に学生が修得しているべき 知識・能力・行動等を示している。
教育課程の編成および実施に関する方針 (カリキュラム・ポリシー)
教育課程の編成および実施に関する基本方針であり、卒業時に学生が修得しているべき知識・能力・行動等を育成するための学修段階に応じた教育計画、指導の方針等を示している。
入学者の受入れに関する方針 (アドミッション・ポリシー)
入学者の受入れに関する基本方針であり、教育上の理念・方針に沿って、受験生に求める能力・意欲・経験・適性等や選抜方法を示している。
心理学科
人材養成上の目的・教育目標
心理学部心理学科は、心理学部の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、心理学科の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。
心理学の方法論ならびに各自の関心のある領域に関する専門的な知識や技能を獲得する。その上で、自己理解をふまえ、他者との関わりを通じて豊かな人間性と幅広い視野を養い、現代社会の様々な課題に取り組む積極的な姿勢と実践力を身につけることをねらいとする。
卒業の認定・学位授与に関する方針 (ディプロマ・ポリシー)
心理学部心理学科は、心理学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」に基づき、心理学科の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学するとともに124単位を修得し、次の能力を身につけることを卒業認定と学位授与の要件とする。
- 心理学の方法論ならびに各自の関心のある領域に関する専門的な知識や技能を獲得している。
- 自己理解をふまえ、他者との協調的・共生的関わりを通じて豊かな人間性と幅広い視野を養い、現代社会の心理的課題に取り組む積極的な姿勢と実践的心理支援力を身につけている。
- 自己の心理学的理解をもとに、生涯にわたる自己と他者のキャリア発達を展開し、総合的に支援する力を身につけている。
教育課程の編成および実施に関する方針 (カリキュラム・ポリシー)
心理学部心理学科は、心理学部の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、心理学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「卒業の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。
- 心理学部の教育理念「こころを探り、人を支える」の意義を理解し、現代社会が提示する多様な問題に積極的に取り組む姿勢を養うため、心理学を基盤とした自己理解力、他者理解力、関係性理解力、問題解決能力を培う。
- 心理学の方法論を基盤とし、その上に、心理学の多様な領域に関する専門的な知識や技能を得る講義、演習、実験・実習といった多様な科目を配置して、初年次からの段階的・体系的な教育を実践する。きめ細かな少人数教育を実施する。さらに外国語文献による専門学習を行う。
- 1年次:基礎的なアカデミックリテラシーの習得ならびに心理学に関する基礎的知識・スキルの学習
- 2年次:参加体験型学習による心理学の基礎的リテラシーの定着と理解
- 2~3年次:心理学の中核部分の学習(実験・実習、心理学の各領域についての知識の修得、外国語文献による心理学についての学習)
- 3~4年次:演習および専門科目による専門学習の深化(講義、実験・実習)、心理学の方法論の実践(卒業研究)
- 明治学院共通科目と心理学科科目、他学科科目を配置し、豊かな人間性と幅広い視野を養う。
- 学習成果の評価にあたっては、明確な成績評価基準を策定し、学生に提示する。
- 公認心理師に配慮したカリキュラムとする。
その他、所定単位を修得することによって多文化共生ファシリテーター/サポーターの認証資格取得も可能である。
入学者の受入れに関する方針 (アドミッション・ポリシー)
心理学部心理学科は、心理学部の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、心理学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、心理学科の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。
- 求める人材像
- 心理学科における教育課程に取り組む前提として、知識・技能、思考力・判断力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
- 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解・共感し、現代社会に生起する様々な問題に関心をもち、心理学の主体的な学びを通して共生社会の担い手となる意欲をもっている。
- 心理学部の教育理念「こころを探り、人を支える」の意義を理解しこころを科学的に探求する意欲をもっている。
- より良い人間関係と、より良い社会を創ることに興味・関心をもっている。
- 入学者選抜の基本方針
上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、意欲や興味・関心をもっているか否かを評価する。
- 入学者選抜の種類と評価方法
入学者選抜の種類として、一般入学試験による「全学部日程」、「A日程」のほか、大学入学共通テストを用いた「大学入学共通テスト利用入学試験」がある。そのほか「自己推薦AO入学試験」、「指定校推薦入学試験」、「系列校特別推薦入学試験」、「私費外国人留学生入学試験」などの特別入学試験がある。評価方法も試験の種類によって、筆記試験のほか小論文により論述表現力を重視するものや面接により資質と意欲をみるものなどがあり、これらの試験を通じて本学科で学び、社会で活躍する人材を選抜する。
教育発達学科
人材養成上の目的・教育目標
心理学部教育発達学科は、心理学部の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、教育発達学科の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。
教育発達学科が目指すものは、「教育発達学の視点からの教育実践力、および発達支援力のある人材の養成」である。「教育発達学」は、発達や障害に関するメカニズムの理解を基礎とした上で、系統的な教育システムのあり方について分析的・科学的に探求する教育学、心理学、障害科学を融合した学問である。そこで本学科では、人間の生活全体を視野に入れ、教育発達学を基礎として、多様な現場での体験活動を通して、生涯発達における学校との接点を実践的に学び、現代の子どもをめぐる心理的課題に適切に対処できる教育の原理と方法を学修し、学校教育や生涯学習の場における高い教育実践力、および発達支援力を身につけることを目指している。
卒業の認定・学位授与に関する方針 (ディプロマ・ポリシー)
心理学部教育発達学科は、心理学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」に基づき、教育発達学科の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学するとともに124単位を修得し、次の能力を身につけることを卒業認定と学位授与の要件とする。
- 自己理解力、自己コントロール力、他者理解力、関係形成力、他者支援力からなる心理支援力を身につけている。
- 幅広い教養と生涯発達プロセスや障害に関する十分な知識を持ち、それを子ども支援に活用できる発達支援力を身につけている。
- 生涯発達における学校との接点を実践的に理解し、有効な教育方法について分析的・科学的に探求し、コーディネートする教育実践力を身につけている。
- 子どもや保護者に適切に対応するために学んできた事柄を総合的に活用し、自主的に学び続ける姿勢を身につけている。
教育課程の編成および実施に関する方針 (カリキュラム・ポリシー)
心理学部教育発達学科は、心理学部の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、教育発達学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「卒業の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。
- 教育発達学について理解し、心理支援力、発達支援力、教育実践力の3つの力を身に付け、現代の子どもをめぐる心理的課題に適切に対処できる原理と方法を修得するために、学科基幹科目を4年間を通じて配置する。
- 学校教育における教育実践力の基礎を身に付けるため、教職基礎科目を配置する。また、教科専門及び教科指導などに関する実践力を身に付けるために教職専門科目を配置する。
- 生涯発達における初等教育段階の位置づけについて実践的に学ぶために、大学内における教育活動とあわせて、学外での現場における体験的な活動を重視し、4年間を通した循環型教育システムを導入する。
- 高い専門性を有するために、現代の子どもをめぐる諸課題に関する下記の3つの履修コースを設定し、これに応じた探究科目を配置する。
- 児童発達コース:幼児期から児童期にかけての子どもに焦点を当て、その発達的特徴を理解し、生活や学習における諸課題への対応を支援する力を育成する。
- 特別支援コース:共生社会の理解を基礎に、特別な支援を必要とする子どもとその家族に焦点を当て、子どものニーズに応じた支援をする力を育成する。
- 国際教育コース:多文化環境における子どもの発達や心理に関する理解を基礎に、国際化が進む学校や地域、社会の多文化共生に向けて実践する力を育成する。
- 明治学院共通科目と教育発達学科科目、他学科科目を配置し、豊かな人間性と幅広い視野を養う。
- 学習成果の評価にあたっては、明確な成績評価基準を策定し、学生に提示する。
入学者の受入れに関する方針 (アドミッション・ポリシー)
心理学部教育発達学科は、心理学部の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、教育発達学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、教育発達学科の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。
- 求める人材像
- 教育発達学科における教育課程に取り組む前提として、知識・技能、思考力・判断力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
- 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解・共感し、現代社会に生起する様々な問題に関心をもち、心理学の主体的な学びを通して共生社会の担い手となる意欲をもっている。
- 教育発達学科への入学を希望する学生には、心理学部の教育理念「こころを探り、人を支える」の意義を理解し、とくに次の特性をもつ学生を期待する。
- 子どもの心の理解と支援に強い関心をもっていること。
- 小学校教員、幼稚園教員、特別支援学校教員等として、共生社会の担い手となる意欲を強くもっていること。
- ボランティア経験や国際交流経験などを有し、多様な人々とのコミュニケーションに興味・関心をもっていること。
- 入学者選抜の基本方針
上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、意欲および特性をもっているか否かを評価する。
- 入学者選抜の種類と評価方法
入学者選抜の種類として、一般入学試験による「全学部日程」、「A日程」のほか、大学入学共通テストを用いた「大学入学共通テスト利用入学試験」がある。そのほか「自己推薦AO入学試験」、「指定校推薦入学試験」、「系列校特別推薦入学試験」、「社会人入学試験」「私費外国人留学生入学試験」などの特別入学試験がある。評価方法も試験の種類によって、筆記試験のほか小論文により論述表現力を重視するものや面接により資質と意欲をみるものなどがあり、これらの試験を通して本学科で学び、社会で活躍する人材を選抜する。