第102回箱根駅伝予選会を終えて 選手レポート

10月18日(土)、第102回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会、本学の陸上競技部は、22位(10時間51分48秒)でゴールしました。
昨年度よりスタートが1時間早まり、途中日差しの強い気候でしたが、走り切ることができました。
また今年も、部員をはじめとした学生、教職員、保証人、応援団等が数多く現地に駆け付け、熱い応援が選手たちの背中を押しました。
今回、レースを終えた陸上競技部の黒田美亜紀部長、棚瀬亮治ヘッドコーチ、出走した選手12名から、今回の振り返り、今後に向けたコメントをいただきました。ぜひご覧ください。
黒田美亜紀 陸上競技部部長
“Road to HAKONE”2年目、多くの方からのご声援に心より感謝いたします。
本年の予選会では、総合タイムを昨年から21分ほど縮めたものの、順位を3つ落として22位となりました。まだまだ力不足です。下級生中心のチームで後半に余力がなく、順位を下げてしまった点は課題です。他方で、学生連合に選出された髙橋選手の積極的な姿勢や1・2年生の頑張りは、来年に向け希望を抱かせるものとなりました。
棚瀬亮治 ヘッドコーチ
今回の予選会は残念な結果となりましたが、順位だけでは測れない今までにない選手の変化を感じることが出来ました。2028年を見据えた1・2年生を主体とするチーム編成で戦い、昨年の順位を下回る結果となってしまいましたが、学生連合チームに選出された3年生の髙橋を筆頭に、2年生の加藤、1年生の中野と各学年でエース級の選手が育ってきました。またこれに続く選手も記録を伸ばしてきており、更に成長できるチームとなります。
4年生
菊地一輝(243位*チーム内5位 1:05:21)
走っている間は苦しかったですが、終わってみるとあっという間でした。思うように走れず、目標としていたタイムも出せませんでしたが精一杯走り切ることが出来たと思います。全てを賭けて走ってきた4年間だったので予選会が終わり心身共に出し切ったという感覚です。今後はそのような気持ちを社会人生活に向けて整えて行きたいと思います。ご声援ありがとうございました。
住谷歩(270位*チーム内8位 1:05:39)
今回が最初で最後の出走でしたが、満足いく結果を残すことができませんでした。前半は想定通りの走りができていましたが、公園内に入ってからペースを維持できずに後退してしまいました。公園内ではたくさんの声援が聞こえる中で、不甲斐ない走りをしてしまい悔しさが残ります。しかし、記録こそ残せなかったもののたくさんの声援のおかげで当日のタイムで走り切れたのだと感じています。今回の結果をしっかり受け止めて、後輩たちへ託していきたいと思います。
氷見亮太(293位*チーム内9位 1:06:06)
この度は本当にたくさんご声援ありがとうございました。市街地、公園内を走っている時に、たくさんの「頑張れ!」という応援を受け、背中を押してもらいました。そのおかげで、全力で走り切ることができました。最初で最後の予選会で、4年生の立場としては活躍ができず、悔しい気持ちはありますが、それでも走ってチームに貢献できたことをとても誇らしく思います。そして、この悔しい思いは、来年に後輩たちが晴らしてくれると信じています。引き続き、陸上競技部への応援をよろしくお願い致します。
3年生
髙橋歩夢(72位*チーム内1位 1:03:28)
今回で3回目の出走となりました。これまでの2回の予選会では、良くも悪くも先輩方に多くを支えていただき、「上手く走れた」レースでした。しかし今回は、「自分の力で掴みにいく」走りをすることができたと思います。その一方で、まだまだ自分の足りない部分を痛感いたしました。やりたいことをやらせていただける今の環境に感謝し、これからも誠実に競技と向き合ってまいります。
2年生
請井快星(238位*チーム内4位 1:05:17)
2年連続の出走となりました。今年も万全の調子で大会を迎えられず、最低限の走りしかできませんでした。自分がチームを引っ張る立場としてタイムを稼げなかったことがとても悔しいです。ですが、今年も応援の力が凄まじく、明学の応援団の前を通ると体が震えるほどでした。来年は必ずタイムを稼ぎチームに貢献します。そして、今年の自分よりも強い姿を見せます。今年もたくさんの応援ありがとうございました。
加藤滉隆(102位*チーム内2位 1:03:51)
応援ありがとうございました。今年は昨年の予選会での反省を活かし、自分の出せるペースで積極的に走りつつ、最後までペースを維持し続けることで自己ベストという結果を出すことができました。総合順位こそ落としてしまいましたが、来年以降へ向けてチーム全体として確実な手応えを感じられる予選会だったと思っています。
小出暖人(263位*チーム内7位 1:05:35)
当日は自分の持てる力を出し切ることができず悔しい思いをし、箱根駅伝出場校との力の差を痛感しました。この結果を受けて、私は、箱根駅伝に対する覚悟と行動力がまだ足りなかったことを強く実感しました。来年こそはチーム全員が同じ目標に向かって一丸となり、それぞれが責任と覚悟を持って日々の練習に取り組み、次の予選会では、必ず目標を達成し、これまで支えてくださった方々に結果で恩返しできるよう全力を尽くします。
関野大空(330位*チーム内10位 1:06:37)
今回は初めての予選会出場で不安がある中でスタートし、結果的には実力を出し切れず悔いの残る走りになってしまいました。苦しい場面も多々ありましたがたくさん声援のおかげで最後まで諦めずに走りきることができたのは本当に良かったです。今回の経験や悔しさを糧に来年こそは実力を思いっきり発揮できる走りをしたいです。
1年生
五十嵐葵(245位*チーム内6位 1:05:21)
ご声援ありがとうございました。今回が初の予選会でしたが、落ち着いて臨むことができたと思います。調子も良く最後まで諦めず、走り抜くことができました。しかし、同時に課題の残るレースでもありました。来年の予選会ではその課題を克服し、チームに貢献できるように練習に励んでいきたいと思います。1年生で出場できたということはとても光栄なことです。この経験をこれからの競技に活かしていこうと思います。
鈴木千尋(485位*チーム内12位 1:15:23)
私自身、大学入学後初めての公式戦である箱根駅伝予選会は、総合22位、個人ではチーム内12位と悔いが残る形となりました。初めて経験するような大人数でのレース、雰囲気、ハーフマラソンという距離に対応しきれず、自分の力を十分に発揮することができませんでした。来年の予選会に向け「段取り八分」を意識し、練習の継続や体調管理、精神面の成長を経て万全な状態で今回の借りを返せるような走りをします。
中野歩太(175位*チーム内3位 1:04:33)
今回は初の予選会でしたが、臆することなく自信を持って自分の走りができました。結果はチーム内3番でタイムも自己ベストを更新する走りができましたが、チームの目標には及ばず、予選会の厳しさを痛感しました。自分としても最後の5kmの絞り出しがまだ足りていなかったため、とても悔しいです。来年はチーム全体でさらに成長し、箱根駅伝に導けるような選手になります。
山本昂輝(341位*チーム内11位 1:06:50)
今回の予選会では出走者12名中11番、66分50秒とチームに貢献出来ず、目標としていた大事なレースで自分の弱さが出てしまいました。この悔しさを糧にまずは怪我のないようにし、確実に体力を付け、来年度はチームが立てる目標を達成できるように頑張りたいと思います。大学スポーツで最も有名な大会「箱根駅伝」に絶対に出場し明治学院大学の名前を広めたいと思います。
レース終了後、チームを代表して、出走した12名がそれぞれこれまでの想いを述べました。その中にはこれからの陸上競技部を託す後輩や、応援してくれた各関係者に対する感謝の気持ちを表す言葉がありました。今後、陸上競技部のさらなる活躍に期待したいと思います。
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