明治学院大学
JPEN

生成AI利用ポリシー

明治学院大学 生成AI利用ポリシー

1.はじめに
生成AIは学修を支援する有用なツールである一方、誤情報の生成・著作権・偏見・プライバシーなどの課題も持ちます。明治学院大学は、「主体的な学び」と「学術的誠実性・透明性」を守りつつ、生成AIの適切で倫理的な活用を推進します。


2.注意事項
生成AIを利用する場合、以下の点に注意してください。いずれも、不正行為として扱われる場合があります。

○誤情報の生成(ハルシネーション)
生成AIは、実在しないデータ、出典、研究成果等を、あたかも事実であるかのように説得力をもって生成することがあります。これらの内容について十分な事実確認を行わずに使用した場合、確認されていない、または存在しない情報を成果として扱うこととなり、捏造に該当する可能性があります。また、生成された内容の正確性や事実性について、最終的な確認責任は常に利用者にあります。

○フェイクコンテンツの生成(ディープフェイク等)
実在する人物の画像、音声、動画を、あたかも本人のものであるかのように生成・加工する行為は、名誉毀損や肖像権の侵害、プライバシーの侵害、さらにはなりすましによる詐欺行為など、法に抵触する可能性があります。

○著作権
生成AIの学習データには他者の著作物が含まれていることもあるため、意図せず他者の権利を侵害してしまう可能性があることに注意が必要です。

○剽窃・盗用
生成AIが生成した情報を自らが作成したものとしてレポートや論文で使用することは、剽窃または盗用と見なされます。

○偏見(バイアス)
生成AIは、インターネット上の大量データに含まれる性別・人種・職業・文化的ステレオタイプがそのまま反映されてしまうことがあります。

○プライバシー・情報漏洩
個人情報や機密データを生成AIに入力することで、情報漏洩リスクにもつながる可能性があります。

○プロンプト依存性
指示の仕方(プロンプト)によって出力結果が異なる可能性があるため、内容の検証が必要です。


3.学生に向けた授業における利用指針

【主体的な学びの原則:授業での利用可否】
授業の性質により生成AI利用の判断は異なるため、生成AIを利用して良いか、どの範囲で活用できるかは、各授業の担当教員が判断します。シラバスや授業内等での指示を確認のうえ、その指示に従ってください。生成AIの利用に関して不明な点がある場合、事前に担当教員に相談することを原則とします。

【学術的誠実性の保持:不適切な利用】
生成AIの生成物の主要部分をそのまま提出すること、生成AIの生成物を自作として偽ること、試験・小テストでの生成AIの無断利用、生成AIを用いた代行行為、担当教員の指示に従わない利用方法は不正行為として扱われる場合があります。

【透明性の確保】
教員の許可を得て生成AIを課題で利用した場合は、教員の指示に従い、利用したことを明らかにしてください。利用した生成AIツールやモデル、プロンプトなどの明示が必要となる場合もあります。

【情報セキュリティおよびプライバシーの保護】
個人情報や機密データを生成AIに入力しないでください。それによって生じた問題(情報漏洩等)は、利用者がその責任を問われることを認識してください。


4.教員に向けた授業における利用指針

【授業における利用方針の決定と学生への明示】
教育効果や到達目標等に基づき、生成AI利用の可否と範囲を適切に判断し、使用方法についてシラバスへの記載等を通じて学生に周知してください。

【対話を通じた適切な活用の指導】
生成AI利用に関するルールについては、学生との認識共有を図り、不明点を相談しやすい環境の整備に努めてください。各授業の性質に応じて、担当教員が適切な利用方法を検討してください。

【公平な成績評価の実施】
課題や実習等で生成AIの利用を認める場合、適切に学修成果を評価するため、活用した旨や利活用した生成AIの種類・箇所等を明記させるなどで、成績評価の公平性を保つための工夫をしてください。


5.最後に

本学は、今後も生成AI技術の動向や様々な観点からの議論を注視し、方針を適宜見直します。また、AI時代に必要な批判的思考・倫理観を育み、学生の学びを豊かにする環境整備を進めていきます。


以上