【MG Collection】和英語林集成
MGコレクション
明治学院大学のキャンパスに残る歴史的遺産を紹介します
明治学院の初代総理J .C.ヘボンは「ヘボン式ローマ字」でよく知られているが、これは日本初の和英辞書『和英語林集成』を製作した際、日本語をより発音しやすく表記するために考えられたものである。幕末から明治という、西洋の文化が急速に入り、多くの日本人が英語を学び始めた時代に、『和英語林集成』は1867年( 慶応3年)初版刊行後、改訂を行いながら、長期間にわたり広く使用された。
辞書編纂のため、ヘボンは、身近な日本人から生きた日本語を学ぶ努力を惜しまなかった。身振り手振り、片言交じりで日本語の意味を聞き、言葉を集めたそうである。
1886年( 明治19年)刊行の第3版には、和英、英和あわせて3万語以上もの言葉が収録されている。英語を学ぶ辞書であるとともに、この時代の日本人が使用していた日本語と、それがどう変化していったかを知ることができる貴重な資料である。
鈴木直子(図書館資料管理課)
※『和英語林集成デジタルアーカイブス』を公開しています。ぜひご覧ください。
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明治学院歴史資料館所蔵
白金通信2026年夏号(No.527)掲載