挑戦と自己探究の学生生活
明治学院大学での4年間、オープンキャンパスのスタッフ、ゼミ長、ボランティア活動などさまざまなことに挑戦してきた長塚さん。
「人と向き合う中で大切にしたい姿勢」を学ぶために社会福祉学科を選んだ長塚さんはどのような学生生活を歩んだのでしょうか。
自己探究のために続けている「書く(ジャーナリング)」とは一体どのようなものなのでしょうか。


長塚 葵
社会学部 社会福祉学科 4年
東京都出身。好きな言葉は「あなたを通して見る世界が、いつも楽しくて仕方ない」(同じ景色を見ているように、私の物語を共に歩く母からの言葉)。
カフェで自分の時間を過ごしながら、ジャーナリングや人と話して、自分の考えをブラッシュアップする時間が好き。
共生社会における「人と向き合う中で大切にしたい姿勢」を学ぶために
中学生時代、本当にやりたいことがあっても、一歩を踏み出せずにいました。
挑戦してみたいという気持ちは誰よりもある中で、踏みとどまっている自分に歯がゆく感じていたのです。その経験から、高校では自分自身に恐れることなく、とにかく気になったことには自分の意志をもって挑戦するようになりました。
そこから多くの挑戦をしてきましたが、その過程でさまざまな人に支えられ、寄り添ってもらってきたと感じています。がむしゃらに突き進み過ぎて視野が狭くなってしまう私を、母は伴走しながら時に引き留め助言をしてくれましたし、高校の国語の先生は、推薦入試に向けて私の気持ちを言語化し、何度もブラッシュアップを重ねてくださいました。このように家族や先生から誠実で丁寧な「人と向き合う中で大切にしたい姿勢」を目の当たりにし、自分自身もそれを学びたいと思い、福祉の世界を学ぶ進路を選びました。
明治学院大学の教育理念が“Do for Others”であること、社会学部社会福祉学科には「福祉開発コース」があることが魅力でした。この「福祉開発コース」ではNPO・企業の社会貢献とウェルビーイング、国際援助、多文化共生を学ぶことができます。明学であれば、教育理念を理解した姿勢のもと、学科のフィールドワークを通して自分の目で知る経験を重ねながら、共生社会における「人と向き合う中で大切にしたい姿勢」について学べると思い、自己推薦入試を受験することに決めました。
書くことで自己探究を続ける
大学に入ってからもアルバイト、ゼミ長やボランティアなどさまざまな挑戦をし、そこから見えてくる自分と向き合い「自己探究」を行うことで、さらなる成長につなげるようにしていました。
その際に行っていたのが「ジャーナリング」という頭に浮かんだ思考や感情をそのまま書き出す作業です。
目の前のことに必死だった大学1年生を駆け抜けて大学2年生になったとき、日々のことを忘れたくないという想い、そしてチャレンジする中でも自分と向き合う時間をとろうという想いが芽生えました。それからスケジュール手帳に日々のことを綴り、困難に直面した時の自分の感情や思考についても書き留めるようにしています。
そうすることで、視野が狭くならず、本来の目的である、「挑戦から見えてくる自分と向き合うことで、さらなる成長につなげる」ということから離れないようにしていました。物事に感情的にぶつかるのではなく、冷静な判断ができるようになったとも感じています。
ジャーナリングは今でも毎日行っています。自分がリアルに感じたことをまずは受け止めてそのまま書きだすことを大切にしています。毎日持ち歩いているスケジュール手帳は、日記的な内容だけではなく、出会った人とのやりとりで心に残ったことや、新聞や雑誌の記事をスクラップしそこから考えたことをメモすることにも使っています。また、“オン”の時間の活動予定や経験したことだけでなく、休日など“オフ”の時間に、自分を満たしてあげる時間の過ごし方も書いています。ただ最近は予定を詰め込み過ぎず「余白」をつくることで心の余裕をつくり、視野を広く持つことで物事に対して臨機応変に行動しています。
オープンキャンパスで「人と向き合う中で大切にしたい姿勢」を実践
さまざまな挑戦をした中でオープンキャンパススタッフの活動は印象に残っています。
オープンキャンパスは特に「人と向き合う中で大切にしたい姿勢」について学んだことを実践した場でした。
私はコロナ禍の影響で、高校生の時にオープンキャンパスに行くことができませんでしたが、オンラインを通して明学生と話す機会がありました。その時の「頑張ってね」の一言が本当にうれしかったのを覚えています。
今度は自分が高校生の背中を支える立場になりたいと思い1年生の頃からオープンキャンパスのスタッフとして参加を続けています。
2年生から社会福祉学科のブースで高校生の相談業務に携わっています。相談に来る学生を目に映る情報だけでわかった風に思わないように、そして判断しないようにしていました。こうした対応は社会福祉学科で学んだことも大きいと思います。自分からさまざまな角度で質問をすることで相談者の良いところや魅力を引き出すような感覚です。本格的に入試形態の質問をする方には、実際に私が勉強してきた資料を見せるようにし、その場の限られた時間の中で最大限できるサポートをするよう心掛けていました。
実際に私が相談に乗った受験生が合格し、その後オープンキャンパスのスタッフとして一緒に活動できたことが、オープンキャンパスに参加する私にとって一番意義深い経験でした。
一つの通過点としての学生生活
4月からは理念に共感した会社へ入社し、総合職として働きます。まだ自分の強みは何なのか、はっきりと見えているわけではありません。だからこそこれまでの大学生活では、さまざまなことに挑戦し、いつかつながるかもしれない「点」を増やしてきました。「一つのことに集中したほうがいいよ」と言われることもありましたが、私にとってはいつかつながるかもしれない「点」を増やしている、自分の引き出しを増やしている感覚なんです。新しい環境に身を置いた私の人生がこれからどのようになっていくか、今からワクワクしています。
社会福祉学科では共生社会における「人と向き合う中で大切にしたい姿勢」を学んできました。
これからも社会に必要とされるような行動を続け、よりよい社会のために貢献していくことが、めぐりめぐって今まで私を支えてくれた人々にとってもプラスになります。直接感謝を伝えるだけでない方法で、恩返しをしていけたらと考えています。
これから明学へ入学する皆さんへ
まずはやりたいことは声に出して自分の思いを表現してください。
会いたい人には実際に会いに行くのも良いと思います。その行動で多くの出会いや挑戦の機会を自分からつくることができます。そしてさまざまなことに挑戦する一方で、ぜひ自分に目を向ける時間をつくるようにしてください。どうして挑戦したいと思ったのか、自分の好き・嫌い、快・不快、大事にしている視点など、活動する中で見えてくると思います。「自分を知る」という自己探究の姿勢が、さまざまな経験から得るものをより実りあるものにしてくれると考えています。
これから見る私の世界が楽しみで仕方ありません。自分の足で歩み進んで行きます。