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相乗効果を生む「仕事とボランティア活動の両立」

2021.12.22
楢原 泰一
株式会社東急百貨店
内部統制推進室 マネジャー

Yasukazu Narahara 楢原 泰一 1998年 法学部 政治学科卒

私は、主に「コンプライアンス」の周知や教育を担当しています。百貨店業であるため、当社雇用の従業員だけでなく、テナントの販売員も多くいます。その人たち全員に「コンプライアンス」を徹底してもらう必要があります。しかしながら、全員に同じ方法で伝えてもなかなか浸透しません。対象に合わせてしっかりと伝わる方法を用いて、周知や教育に取り組んでいます。

一方、休日にボランティア活動も行っています。2009年からヒロシマピースボランティア(広島平和記念資料館・平和公園のガイド)、2015年からは被爆体験伝承者(一人の被爆者の経験を、経験していない者が語る)として、毎月最低1回広島へ出向き、取り組んでいます。

ボランティア活動は、仕事への大きなプラスになっています。前向きに、そして真摯に取り組む仲間たちの姿を見て「仕事も頑張ろう」という気持ちになり、大きな支えになっています。また、私のお客様になってくださって、季節ごとに広島からわざわざ東京へ来て靴を買ってくれる仲間もいます。

このような相乗効果は、継続して取り組まないと得られません。自分の思いにこだわり続けながら、これからも継続して、ボランティアに長く取り組んでいこうと思います。

ヒロシマピースボランティアとして、広島平和記念資料館・平和公園で見学者へのガイドを行っています。

学生へのメッセージ

学生時代にボランティア活動をすることは、これからの人生において大きくプラスになると思います。しかし、学生時代だけで終わらせてしまっては、そのプラスも半減してしまいます。社会人になっても取り組むことを意識して、ボランティア活動を長く続けることをおすすめします。

※現在は、東急株式会社にて勤務されています。

白金通信2021年冬号(No.509)掲載

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