明治学院大学
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キャンパスの緑を考える意見交換会「横浜の欅(ケヤキ)から始める未来への歩み」 を行いました

2026.03.24
お知らせ

7号館前の欅を伐採する可能性があることを受けて、
2025年12月19日に横浜キャンパスにて意見交換会が行われました。

現在大学の横浜キャンパス7号館前にある欅の枝の一部がタイワンリスによる樹皮の食害被害により枯れ、白金キャンパスでも、正門前のイチョウの木やチャペル・記念館近くの桜の木の取り扱い方が問われています。
これらの問題を契機にキャンパスの多彩な樹木・緑との関わり方を改めて考えるために意見交換会は企画されました。

当日は、参加した学生・教職員と阿部副学長・管財部職員・緑地管理業者とが意見を交換しました。
各立場からキャンパスの緑、特に7号館前の欅の木について以下のような意見が寄せられました。


【教員からの意見】
・欅一本ではなく、キャンパス全体の樹木管理や気候変動の影響を含めて考える必要性がある。
・緑は地域・生物多様性の基盤であり、投資して守るべき大学の財産。
・タイワンリスは特定外来生物で、単独の樹木対策では限界がある。
・教育的資源として、議論のプロセス自体を学生に示す意義。
・伐採する場合も、木材のアップサイクルによる記念品製作などをとおして理由や歴史を共有し、新たな植樹・
教育に活かすべき。


【学生からの意見】
・欅は日常風景の一部であり、伐採への喪失感が大きい。
・ベンチ周辺は学生の居場所で、景観とコミュニティの象徴。
・リス被害などの実態が学生に十分伝わっていない。
・現実的な人員・費用制約の中で、全樹木を守り切れるのかという懸念。


【専門業者(緑地管理)】
・樹木は植栽当初の深植え・踏圧・高温乾燥の影響で全体的に弱っている。
・健康な木ほど被害は少ないが、リス被害を完全に防ぐのは困難。
・限られた予算・時間の中で優先順位付けが必要。


欅の扱いは「安全」「景観」「空間」「生態系」「教育価値」「歴史」という複数の視点や価値観が交差する問
題であり、即断はせず、議論を継続しながら、大学としての価値観を反映した判断を目指す必要があります。
本意見交換会は、キャンパスの緑を「管理対象」ではなく「学びの資源」として捉え直す重要な第一歩となりました 。

今回の意見交換会で話し合われた意見を活かし、 よりよいキャンパスの環境づくりを行っていく予定です。


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意見交換会のきっかけとなった欅の木


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