10月14日(土)、記念すべき第100回大会となった東京箱根間往復大学駅伝競走予選会。記念大会のため全国から多くの大学がエントリーする中、本学の陸上競技部は、昨年から総合タイムを11分08秒縮め、24位(10時間51分41秒)でゴールしました。
少し肌寒さを感じましたが、気候が良く、さらに後半の昭和記念公園内のアップダウンなどの影響もあり、めまぐるしい順位変動が見られたレースでした。そのような中、本学の選手たちは出走した12名中9名が自己ベスト記録を更新するなど、素晴らしい走りで魅せてくれました。
また今年は、部員をはじめとした学生、教職員、保証人、応援団等による現地応援も行われ、熱い応援が選手たちの背中を押しました。
今回、レースを終えた陸上競技部の黒田美亜紀部長、棚瀬亮治ヘッドコーチ、出走した選手12名から、今回の振り返り、今後に向けたコメントをいただきました。ぜひご覧ください。
黒田美亜紀 陸上競技部部長
日頃のご声援に心より感謝いたします。
今回の予選会では、多くの選手が自己最高記録を更新し、チームの底上げが進みつつあることを実感できました。他方で、他校との比較の点では、チームとして勢いに乗り切れなかったように思います。
来年は陸上競技部の創部100周年の年です。皆さまの応援を力に、目標に向けて邁進し、来年の予選会では、明学旋風を巻き起こしたいです。
引き続き、新チームをよろしくお願いいたします。
棚瀬亮治 ヘッドコーチ
予選会当日は、温かいご声援を頂き心から感謝申し上げます。
今年は13位という大きな目標に向かってチャレンジしました。選手たちは全員がフィニッシュラインまで全力を尽くし、ほとんどの選手が自己記録を更新する走りを見せてくれました。この成長は今までにない大きな価値のある結果だと感じています。チーム順位では箱根駅伝本戦出場までには力が及びませんでしたが、来年こそは選手たちの夢がかなうような飛躍の一年にしたいと思います。そのためには選手全員のリーダーシップを引き出し、目標を達成する強い意識を高め、踏み出していきたいと思います。
4年生
櫻井悠人(1:04:02 115位*チーム内2位) ※自己ベスト記録
今回の予選会では、個人としては、100点に近いタイムを出すことができ、四年生としての役割は十分に果たせたと思います。しかし、昨年と比べて今回順位が上がるどころか下がってしまったのは、周りがそれ以上の走りをすることを予想できなかった認識不足が原因だと考えています。自分はこれで引退なので今回のレースの悔しさを挽回できないのは心苦しいところではありますが、後輩たちにとって良い経験になればと思っています。今後は、後ろから支えていきたいと考えています。
佐々木雄一(1:04:41 188位*チーム内4位) ※自己ベスト記録
今年は4年生である自分にとって、最後の予選会でした。しかし、あまり自分の為に走るという意識はありませんでした。それよりも、チームの目標である箱根駅伝本戦出場ラインである13位以内に到達するために、1秒でもチームに貢献したいという想いを持って走りました。結果は24位と順位はふるいませんでしたが、タイムは歴代最速でした。来年は、今年走った後輩達に加えて、メンバーに入れるような実力を持った選手が数多く居ます。自分が成し遂げられなかった目標を後輩達に託したいと思います。
村木謙太(1:05:55 305位*チーム内8位) ※自己ベスト記録
4年生の私にとって、この予選会が大学4年間の集大成でした。本戦出場という目標に向け、4年間必死に走ってきましたが、今回は思うように走ることができませんでした。それでもチームとしては昨年より総合タイムを11分縮めたことや頼れる後輩たちが素晴らしい走りをしてくれたことは誇らしく思います。この日味わった悔しさが歓喜に変わる日を期待していてください。応援ありがとうございました。
3年生
栗原舜(1:03:50 91位*チーム内1位) ※自己ベスト記録
今回の予選会において、私はラストスパートで上げるよりも序盤から速いペースで粘るレースを得意としているため、スタートで集団につくのではなく先頭付近で走るという選択をしました。その結果15キロ付近まで上位集団で粘り、チームトップでゴールすることができました。昨年度途中棄権という悔しい結果となってしまい、今年は走りで取り返そうと考えていたためチームトップでゴールできたことは嬉しく思います。しかし今回の予選会はまだまだ課題の多いレースであったため、来年度の箱根予選会では今回以上の走りをし、来年は必ずチームで箱根に行きます。
箱田優馬(1:04:38 179位*チーム内3位) ※自己ベスト記録
今回は、3度目の出走ということもあり、経験や実力をつけて自信を持ってスタート地点につくことができましたが、チームとしても、個人としても、思うような結果が残せませんでした。来年の予選会では、自分が主体となって、チームでの本戦出場の切符を必ず掴みます。
榎本晃大(1:04:43 190位*チーム内5位)
例年よりも早いタイムで纏まることができましたが、レースの高速化ということもあり、24位という悔しい結果に終わってしまいました。来年は64分台をベースにし、トップは62~3分台を狙える力をつけ、箱根駅伝の場で更なる力を発揮できるようにしていきます。
沢山のご声援本当にありがとうございました。
有田達輝(1:05:44 287位*チーム内7位) ※自己ベスト記録
今回の箱根駅伝予選会では出走したメンバー全員が全力で挑んだ結果、本戦に出場するためにチームで掲げた設定タイムを達成することができました。しかし、第100回記念大会で好天だったこともあり、他の多くの大学にもこれまでの記録からは想像もできないほどの記録を叩き出され、我々の目標設定が甘かったと痛感させられました。この反省と悔しさを胸に来年、最後の箱根駅伝に全力を尽くしてチームで箱根駅伝に出場します。
森裕哉(1:07:04 394位*チーム内10位) ※自己ベスト記録
今回初めて予選会に出走させていただき、たくさんの声援の中で走る経験をすることができました。しかし、レース序盤から守りの走りになってしまい、攻めるべき場面で攻めきれずにチームでの役割や個人の目標タイムを達成することができませんでした。来年の予選会がラストチャンスとなるので、チームを引っ張っていけるような選手になり今年の借りを返してチームで箱根駅伝本戦に出場できるように頑張ります。
1年生
髙橋歩夢(1:04:58 216位*チーム内6位) ※自己ベスト記録
まず、予選会メンバーとして走れたことを誇りに思います。記念大会ということもあり、会場の盛り上がりは凄まじく、とても気持ちが高ぶるレースでした。私は、今大会で64分台を出すことを目標としていました。2回目のハーフでしたが、練習の出来から、あまり緊張することなくスタートラインに立つことができました。結果はチームとしては箱根の厳しさを突きつけられるものとなりましたが、個人的には今後の自信となるタイムでした。4年生が抜け、また新しいチームとしてスタートしました。引き続き泥臭く練習を積み、来年は更にタイム、順位を上げてチームに貢献していきます。ありがとうございました。
樺沢温輝(1:06:06 321位*チーム内9位) ※自己ベスト記録
今回初めて箱根駅伝予選会に出場させていただきました。応援してくださった皆様ありがとうございました。正直な感想としては、悔しさと申し訳なさが残る結果となりました。個人としてもチームとしても力を出しきった中で目標には手が届きませんでした。また、ここまでチームを作り上げてくださった先輩方、コーチの方々には不甲斐ない走りをしてしまったと感じています。チームにとってはまだ信頼の薄い1年生である自分を使っていただいたのにもかかわらず期待に応える走りはできませんでした。しかし、今年の悔しさをバネに来年は箱根駅伝出場という目標を達成できるようにまた一から練習に取り組んでいきたいと思います。
髙儀優斗(1:07:05 396位*チーム内11位) ※初出走
今回が初めてのハーフマラソンだったこともあり、うまく走れなかったと感じています。前半でほとんど力を出し切ってしまい、後半粘ることができませんでした。途中までチーム内10番目を走っていたので、少しでもタイムを稼がなければいけない位置にいたにも関わらず大きく失速してしまいました。また他校の強さを目の当たりにし、このままではいけないのだと感じました。この経験を次へ繋げ予選会を突破することが今回走らせていただいた自分の役目だと思うので、あと二段、三段とレベルアップして来年の予選会に臨みたいです。
菅野雄太(1:08:08 434位*チーム内12位)
今回予選会を走ってみて、自分は体をベストな状態にすることができず、結果もチーム内の順位は12人の中で1番最後と、最低限の走りもできませんでした。今回の予選会はチームとしても悔しい結果でしたが、自分自身の結果も悔しかったです。もう一度1からやり直して、来年の予選会ではチームで1番を取り、チームの順位も自分の順位も上げたいです。予選会では、現地でたくさんの人に応援していただいているので、自分のために走ることももちろん、応援してくださる人のためにも結果で返していきたいです。
レース終了後、選手を代表して、出走した4年生3名がそれぞれの4年間の想いを述べました。その中にはこれからの陸上競技部を託す後輩や、応援してくれた各関係者に対する感謝の気持ちを表す言葉がありました。今後、陸上競技部のさらなる活躍に期待したいと思います。
MG箱根駅伝プロジェクトの情報はこちらから
当日の様子は特設サイト内ギャラリーからもご覧いただけます
学生部