2024年度みなと区民大学は、明治学院大学と公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団の共催で、本学国際平和研究所が企画し実施しました。今回は「戦争を考える-<平和の準備>のために-」をテーマに全4回(11月16日~12月7日)にわたり進められ、港区民の方をはじめ本学学生など多くの方にご参加いただきました。
■各回の講座テーマ
第1回
なぜ戦争をやめることができないのか:現代史から考える
南塚 信吾(千葉大学名誉教授)
第2回
「銃の後ろ」から見た戦争と平和
逢坂 冬馬(小説家)× 戸谷 浩(明治学院大学国際平和研究所長・明治学院大学国際学部教授)
第3回
文学を「炭鉱のカナリア」にするために
篠崎 美生子 (明治学院大学教養教育センター教授)
第4回
戦争とどう向き合うのか:国際法の枠組みと人間
東澤 靖 (明治学院大学法学部教授)
例年は平日に開催されていたみなと区民大学ですが、今回は、11月16日からの4週連続土曜日に開催しました。秋のイベントシーズンでの開催にかかわらず、多くの方が毎回参加くださいました。受講生の講義に対する感想は、「自分自身も戦争について偏りなく考えていかなければいけないと強く思った」「学生に戻った気持ちで、もっと学びたいと思った」「ここで学んだことを家庭で、職場で、地域で広めていきたいと思った」「平和というテーマにつながる知識が養われた」などが挙げられました。受講生にとって、歴史、文学、法律など、様々な視点から平和について考える機会となったようです。
学長室社会連携課