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社会学科 Department of Sociology

社会と個人との関係を、さまざまな角度から検証

私たちの暮らす社会は、さまざまなからくりでできています。どのようなからくりで動いているのかを見えるようにする道具箱、それが社会学です。社会学科では、少人数教育を活かした顔の見えるカリキュラムを通して、柔軟な思考力と創造的な発想力を伸ばしていきます。第一線で活躍する教授陣が、学生一人ひとりの問題追究の営みを見守っていきます。

社会学科の特色

Point 014年間少人数制。顔の見えるクラスで生きた社会学を身につけます

入学前から始まる4年間切れ目ない少人数の演習科目を通して、読む・聴く・調べる・書く力を身につけます。例えば「社会学基礎演習」では、“ビブリオバトル”や“雑誌のジェンダー文化を読み解く”“文章を批判的に読む”などのワークで学んだ知識を試しながら、1年次からつかえる社会学を身につけます。


Point 023コースから関心のあるテーマを探究[2年次~]

3、4年次の研究テーマを選ぶための柔軟性のあるコース選択が可能。2年次には同じ関心を持つ人たちとの議論を通し、知識と関心を深めます。


Point 03フィールドワーク主義。現場で調査の技と心を磨く

社会学の醍醐味は、実際の現場へ赴き問題を感じ、観察・質問を通して、これまでに学んだ知識を応用することにあります。社会調査士関連科目では1年次から段階を追って、社会調査の技と心を身につけます。


Point 04『内なる国際化』プロジェクト

外国につながる人たちを包摂する共生社会を構想する教養教育センターと社会学部が主催する共同プロジェクト。日本を異国として生きる人たちの文化、教育、政策などに対する理解を深め、多様な国や文化にルーツを持つ人々との豊かな関係を育む『多文化共生ファシリテーター』を育成。


Point 05現場で活躍するプロから学ぶ「表現法演習」

「表現法演習」では、専任の教員に加えて放送や出版に携わる外部講師から、映像・文章などの表現を学びます。自分たちの手で作品を創ることにより、メディアに対する理解が深まります。


Point 06社会調査士資格、教員免許等の資格取得を目指す

マーケティングや世論調査などに役立つ『社会調査士』資格や、中学(社会)、高校(地歴・公民)の教員免許、社会教育士・社会教育主事任用資格、社会福祉主事任用資格、児童福祉司任用資格を取得することができます。

4年間の流れ・カリキュラム

1

社会学の基本を修得

1年次より少人数教育と社会調査科目が始まります。「アカデミックリテラシー」ではレポートの書き方などを学びます。「社会調査の基礎」ではフィールド調査の知識を身につけます。


  • [春]アカデミックリテラシー
  • [秋]社会学基礎演習
2

コースを選択、表現力や分析力を鍛える

2年次からは3つのコースから一つを選択して重点的に学修。自分の関心に沿って講義科目を履修し、表現力や分析力など自分に合ったスキルを伸ばしていきます。


  • [春]コース演習
  • [春]・[秋]表現法演習 ・ 質的データ分析
3

4

ゼミを選び、専門を深める

3・4年次では、ゼミを選択し、それぞれの関心にしたがって専門的に問題を追究。大学生活の集大成として、ゼミや社会調査実習で培った経験と実績を基に卒業論文を完成させます。


  • [3年次]演習1(ゼミ)
  • [4年次] 演習2(ゼミ) ・ 卒業論文

※教職課程についてはこちらをご覧ください。
※ヘボン・キャリアデザイン・プログラムについてはこちらをご覧ください。

社会学科で学べる主な科目

社会学基礎演習

社会学の概念を実践的に学習

少人数のグループワークにより、社会学についてより深く学びます。ジェンダーや在日外国人の暮らしなどの問題を調べ、分析するなど、社会学を「つかう」授業です。

表現法演習/質的データ分析

放送や出版の職業人から表現の特性と手法を学ぶ

表現法演習では、映像・文章などを用いて表現力を養います。質的データ分析では、調査データを分析手法について学びます。

社会調査実習

見えない社会をとらえるトレーニング

専門の教員の指導のもとに、フィールドに出てデータを集め、さまざまな方法で分析を加えます。

私の学び

柳井 優那 Yanai Yuna 社会学部 社会学科3年
東京都 共立女子第二高等学校出身

社会を多角的に視る力が養える

中学・高校時代に行っていたダブルダッチの世界大会で、アメリカに行く機会がありました。その時、年齢・性別・人種・言語などが自分と異なる人たちと交流し、世界にはさまざまな人と文化、コミュニティがあることを実感し社会に興味を持ちました。社会学科には一年次から始まる少人数制クラスや、自分が関心のあるものをより探究できる3つのコース選択があるのも魅力です。少人数でのディスカッションやグループワークを経験することで、多角的に社会を視る力が養えます。また、フィールドワークで実際の現場に赴くことで、これまで培ってきた知識や考えを応用・実践することができます。

社会問題を改善するための道筋を探究

学びの中で、社会問題の一面だけでなく文化やコミュニティ、個人の持つアイデンティティを認識することが改善の道筋になると考えるようになりました。将来はファッションの分野で、全ての人たちが性別や文化にとらわれず、自由に自己表現できる世の中の実現に貢献したいと思っています。

履修モデル例:3年次春学期

  Mon Tue Wed Thu Fri
1
2 社会科・地理歴史科指導法1 教育社会学 開発と健康の社会学 現代コミュニティ論
3 メディア史 演習1(ゼミ) 社会調査実習
4 教育課程論 専門書講読 性現象論
5 地理学概論1

社会学部オリジナルサイト

入学試験制度一覧

入学案内 (入試情報)

人材養成上の目的・教育目標

社会学部社会学科は、社会学部の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、社会学科の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。

社会学は、さまざまな水準で他者を認知し理解することを目指す学問である。多様な仕方で存在する他者への関心をもち、理解し、ひいてはそこにあるさまざまな葛藤を発見・探求することが、社会的寛容性を高めることにつながる。 社会学科では、現代社会に伏在する多様な問題を発見・追究し、より望ましい社会のヴィジョンを構想し、かつそれに向けて意欲的に実践できる人材の育成を教育目標とする。いいかえれば、社会学科が目指す教育とは、学生が社会に対する好奇心をもち他者に気づくことから、そこにある社会の多様な葛藤を理解し、課題として追究し、それを自分なりに表現する力を身につけることである。

卒業の認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

社会学部社会学科は、社会学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」に基づき、社会学科の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学するとともに126単位を修得し、次の能力を身につけることを卒業認定と学位授与の要件とする。

  1. (社会学の基礎)
    他者との出会いの場としての、あるいはそれ自体で「他者」であるところの「社会」について、そして、そこに起きる人と人との間の、それを支える人ならざるものと人との間の関係をめぐる、文化や生命、環境に関する諸問題について、実証的かつ論理的に理解し対処する一助となすべく、社会学という一専門科学の基本的考え方を身につけている。
  2. (論理的思考と実証的態度)
    学部段階での教育においては、「社会学科」といえども、社会学のみならず人文社会科学一般、更には自然科学とも共通する、論理的・批判的な推論法と、現場での実態調査と統計的なデータ処理を中心とした、事実を踏まえた実証的な探究法の修得が本義である。ただし「社会学科」である以上、本学科生は哲学でも心理学でもなく、まずは「社会学」を通じて以上の批判的思考法・実証的探究法を身につけている。
  3. (社会学の本義)
    そのうえでより積極的な意味で、哲学でも心理学でもなく、「社会学」を学ぶことの本義は、「人間が人間であること」の自明性よりはむしろ「人間とは何か」という常識、定義付け自体が「歴史的社会的な状況によって変わりうる」という非自明性、つまり「同じ人間とは思えない」異質な他者でもありうる存在としての人間について、思弁を通じてのみならず具体的な他者との出会いの場としての「社会」についての実証的探究を通して体得することにある。本学科では、特に社会調査につき、基礎的な方法論の習得から現場での調査の技法から分析技術まで、一貫したカリキュラムでの指導に注力している。本学科生は、文化や生命、環境に関する諸問題に取り組む社会学の学習を通じて、異質な他者、想像もつかない未来に対する開かれた感受性と、そうした非自明性を前に思考停止に陥らない強靭な思考力とを身につけている。
  4. (表現と実践)
    感受と思考の成果は、現実の行為へと、あるいは実践へと移されなければ、それこそ「社会的」に意味をもたない。そして、言語を用いて明晰に何事かを表現し、他者に伝えることが期待される。何より、自ら言語を用いて語る能力のない者には、他者の語りを理解すること、さらには言葉にならない不明確な思いや行動の意味を理解することはできない。本学科生は、文化や生命、環境の諸観点から培ってきた社会学的思考を土台に、明晰な言葉で語り、書く力を身につけている。
  5. (調査リテラシー)
    社会調査士資格を取得した者については、現代社会において社会調査を用いた研究もしくは実務にたずさわる職業人にふさわしい、社会調査に関する高度な専門的知識と技能を身につけている。
  6. (知識・理解)
    日常生活の中で誰もがぶつかる素朴な疑問や不安を幅広い教養でじっくりと考え、時代に必要とされる、望ましい社会づくりに貢献できる人材育成力。
  7. (総合的な学習経験と創造的な思考力)
    個人が日常生活で出会うプライベートな問題から、グローバルで構造的な問題までを社会現象として取り上げる課題発見力。困難な社会問題に対しては、正確で体系的な理論と方法を追求しつつ、どうすれば解決できるかを考えることができる問題解決力。

教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

社会学部社会学科は、社会学部の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、社会学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「卒業の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。

  1. 導入教育
    1年次において、本学科新入生は、全員「アカデミックリテラシー」という少人数のゼミナール形式の授業を卒業必須科目として履修する。ここで、新入生は文献講読の基礎的な技法、口頭ならびに文書で他者に報告するプレゼンテーションの初歩などを学ぶ。また、「社会学基礎演習」という少人数科目では、社会学の基礎知識の習得と同時に、グループワークなどの基礎を学ぶ。
  2. コース制
    2年次以降、本学科生は、自らの判断で選択した三つのコースにそれぞれ分属する。それは、A.さまざまなスケールで他者および自文化の理解を目指し、情報が産み出され伝達される過程を探求する「文化とメディアコース」。B.〈生命〉と〈アイデンティティ〉をキーワードに医療をはじめ高度な科学技術を基盤に成立した現代社会の本質を解き明かしてゆく「生命とアイデンティティコース」。C.きめ細やかな他者理解を通じて、新たな〈コミュニティ〉の創造につながる〈実践力〉を養う「環境とコミュニティコース」である。このコース選択に伴い、2年次では「コース演習」というゼミナール形式の必修科目を設け、3・4年次での専門演習、そして、卒業論文に備える。さらに、2年次からコースが設定した枠組みを手掛かりに、本格的に専門科目を履修していく。
  3. 演習・卒業論文
    3年次に履修する「演習1」は、「アカデミックリテラシー」「コース演習」と異なり、卒業論文や将来の進路までをも見据えたうえで、より専門的な研鑽を積むため、学生が自ら指導教員を選択して個別指導を受ける、少人数でのゼミナール形式の授業である。専門書の精読や専門的な社会調査から考察の材料を収集し、ゼミの仲間と議論し、自分の考えを口頭発表やレポートとして表現していく。「演習1」の延長線上に4年次に履修する「演習2」を置く。卒業論文という大学生活の集大成に取り組み、作品として仕上げる。優秀な卒業論文には、厳正な審査を経て「社会学部長賞」が授与される。
  4. 社会調査士資格取得カリキュラム
    本学科では社会調査士資格を取得可能である。1年次に「社会調査の基礎」「社会調査の技法」を学び、2年次に「社会統計学」「数量データ分析」「質的データ分析」「データ分析入門」から指定科目を履修し、調査の基礎を身につけ、3年次に「社会調査実習」「社会教育調査実習」を履修する。実習の各クラスは、毎年、質の高い報告書を作成している。これら社会調査関連科目の必要単位を満たすと「社会調査士」の資格申請ができ、卒業をもって学士号とともに取得できる。
  5. 多文化共生ファシリテーター/サポーター認証取得カリキュラム
    本学科では多文化共生ファシリテーター/サポーター認証を取得可能である。多文化共生ファシリテーターとは、移民問題やこれに付随する人権問題に対しても鋭い洞察力をもち、外国につながる人たちを包摂した共生社会を生み出す担い手である。その認証を受けるためには、本学科が開講している「内なる国際化論A」「内なる国際化論B」などの指定科目より12単位以上を修得し、加えて「ボランティア実践指導」を取得することが必要である。また、多文化共生サポーターとは、所定の教室での学びを修めた学生に対して与えられる認証である。その認証を受けるためには、本学科が開講している「内なる国際化論A」「内なる国際化論B」などの指定科目より12単位以上を修得することが必要である。なお、この認証制度の指定科目は年度によって異なるので、内なる国際化プロジェクトのWEBサイトに記載されている開講科目に関する情報を必ず確認すること。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

社会学部社会学科は、社会学部の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、社会学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、社会学科の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。

本学科が目指す教育は、すでに見知った者であれ、まだ見知らぬ者であれ、「他者」への関心を育むことから始まる。先ず「他者」という問題がはらむ多様な葛藤に気づくことが必要である。次いで、直感的な気づきから深い理解への道を自己の課題として引き受ける姿勢が求められる。そして、発見し追求した事柄を今度は具体的な他者を前に、自分の言葉で表現する力を身につけてほしいと願っている。本学科は、大学生活を通じてそのような〈力〉を身につけ、社会に羽ばたきたいと願う学生を求めている。

  1. 求める人材像
    1. 社会学科における学びに取り組む上で、知識・技能、思考力・判断力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
    2. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”および社会学科の教育方針や教育目標に興味と関心を持ち、社会学の主体的な学びを通して共生社会の担い手となる意欲をもっている。
    3. 社会学科が求める学生の資質をいくつか挙げるならば、次のとおりであり、漠然と思い描く未来像の中に、これらの〈力〉を自分の資質として見出し、努力したいと感じられる人
      • ・知的好奇心と探究心
      • ・柔軟な思考と創造的アイディア
      • ・経験を生かした構想力と表現力
  2. 入学者選抜の基本方針
    上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、意欲および資質をもっているか否かを評価する。
  3. 入学者選抜の種類と評価方法
    入学者選抜の種類として、一般入試による「全学部日程」、「A日程」、「B日程」のほか、大学入試センター試験を用いた「センター試験利用入試」がある。そのほか「自己推薦AO入学試験」、「指定校推薦入学試験」、「系列校特別推薦入学試験」などの特別入試がある。評価方法も試験の種類によって、一般筆記試験のほか小論文により論述表現力を重視するものや面接により資質と意欲をみるものなどがあり、これらの試験を通じて本学科で学び、社会で活躍する人材を選抜する。