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社会学研究科: 人材養成上の目的・教育目標と3つの方針

人材養成上の目的・教育目標

社会学研究科は、明治学院大学大学院の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、社会学研究科の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。
社会は人と環境との関係からなり、また、人は常に他者とその存在を意識している。社会学研究科では、私たちが直面する社会の問題に対し、なぜそのような問題が生じ、問題解決にはどのような道筋と方法があるのかを社会科学の研究と教育を通して理解し、独自に研究を深め、もって人類の文化と福祉の増進に貢献する能力を有する人材の育成を目指す。
博士前期課程では学士課程で培った能力を土台に、理論的な考察や緻密な研究方法の修得を教育の主眼とし、博士後期課程ではそれらの理論や研究方法を駆使して、自己と社会の将来像を展望しながら、高度で専門的な研究教育または職業に携わることのできる人材を育成する。

課程修了の認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

社会学研究科は、明治学院大学大学院の「課程修了の認定・学位授与に関する方針」に基づき、社会学研究科および各専攻の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学して所定の単位を修得するとともに、研究科各専攻の領域において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけ、学位論文(または特定の課題についての研究の成果)の審査および試験に合格することを課程修了認定と学位授与の要件とする。
課程修了認定と学位授与の要件は、次のとおりである。

博士前期課程
所定の年限在籍し、本研究科の理念と目的に沿った教育課程と研究指導において所定の単位を取得し、修士論文(特に指示のある場合は研究課題修了報告に代えることができる)を提出して、審査に合格した者。詳細は、専攻ごとに定める。

博士後期課程
所定の期間在籍し、研究指導を受けて本研究科の理念と目的に沿った研究を行い、所定の単位を取得し、博士論文を提出して審査に合格した者。詳細は、専攻ごとに定める。

教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

社会学研究科は、明治学院大学大学院の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、社会学研究科および各専攻の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「課程修了の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。

博士前期課程
基礎科目・専門科目および調査手法・実習科目を幅広く開講する。さらに修士論文の中間発表および修士論文の提出に向けて、修士論文の研究指導を行う。詳細は、専攻ごとに定める。また、それぞれの受講科目に関する成績評価の基準は科目ごとのシラバスに記載する。

博士後期課程
学会発表、研究科紀要や学術雑誌への論文発表を促し、最終的に博士論文の提出を可能にする研究指導を行う。詳細は、専攻ごとに定める。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

社会学研究科は、明治学院大学大学院の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、社会学研究科および各専攻の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、社会学研究科および各専攻の「課程修了の認定・学位授与の方針」・「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。
社会学研究科の「入学者の受入れに関する方針」は、各専攻において定める。

社会学専攻

人材養成上の目的・教育目標

社会学研究科社会学専攻は、社会学研究科の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、社会学専攻の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。

博士前期課程

社会学の理論的・経験的業績の体系的な学修とともに、個別分野における具体的な調査技法および分析技術の習得と、各個別分野を超えた広がりのある、人と社会への怜悧な洞察力を養い、複雑化した現代社会の抱える多様な問題に対し、専門的な知識と高度な技能をもって立ち向かう人材を養成する。

博士後期課程

個別分野における具体的な調査技法および分析技術を彫琢・開発する一方、個別の分野を超えて、人類と文明に対する怜悧な洞察力をもち、広く社会や世界に発信しうる能力をも培いながら、社会学の研究者および教育者としてのキャリアを築くことのできる人材を養成する。

課程修了の認定・学位授与に関する方針 (ディプロマ・ポリシー)

社会学研究科社会学専攻は、社会学研究科の「課程修了の認定・学位授与に関する方針」に基づき、社会学専攻の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、次のとおり課程修了の認定と学位授与の要件を定める。

博士前期課程

  1. (社会学の基礎)
    社会学でこれまで鍛えられてきた理論・概念・方法に関する知識を広く修得しつつ、その成果を土台に各自の研究を行ない、その独自性を明確にできる。
  2. (研究・論文)
    各自の研究テーマに関して、研究倫理に則って、先行研究を踏まえつつ、独自性のあるデータを収集・分析し、理論的な考察を構築し、説得力のある論文を執筆できる。
  3. (知識の活用)
    社会学の理論的・経験的な学修により蓄積した知識を、個々の研究テーマにおける分析や洞察のツールとして活用でき、延いてはその経験を今後の研究生活ないし職業生活においても十分に活かすことができる。
  4. (調査リテラシー)
    専門社会調査士資格を取得した者は、現代社会にある諸問題に果敢に切り込むべく、社会調査に関する種々の倫理、方法および分析技術を身につけ、専門的な調査技法を駆使した研究生活もしくは職業生活を送ることができる。

博士前期課程では所定の期間在学して30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けたうえ、修士論文の審査に合格することを課程修了認定と学位授与の要件とする。

博士後期課程

  1. (社会学の基礎)
    社会学でこれまで鍛えられてきた理論・概念・方法に関する知識を広く修得しつつ、その成果を土台に各自の研究を行ない、その独自性を明確にできる。
  2. (研究・論文)
    会得した理論的な知識、調査を通じた経験的な蓄積を活用しながら、各自の研究テーマを追求することになるが、留意すべきは研究倫理に則って、先行研究を十分に踏査し、社会学の蓄積を前提すると同時に、独創性にすぐれたデータを収集・分析し、固有の理論的考察を構築し、説得力のある論文を執筆することにより、最先端の学術的知見を世界に対して発信できる。
  3. (知識の活用)
    社会学をはじめ、個別の研究テーマに関連する広汎かつ高度な知識を駆使し、自立した研究者として社会的評価を獲得するとともに、職業や研究活動において主導的役割を務めることができる。
  4. (調査リテラシー)
    専門社会調査士資格を取得した者については、適切に調査技法を用いた研究もしくは実務にたずさわる職業人にふさわしい、社会調査に関する卓越した専門知識、倫理および技能を身につけている。

博士後期課程では所定の期間在学して16単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けたうえ、博士論文の審査に合格することを課程修了認定と学位授与の要件とする。

教育課程の編成および実施に関する方針 (カリキュラム・ポリシー)

社会学研究科社会学専攻は、社会学研究科の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、社会学専攻の定める「人材育成上の目的・教育目標」および「課程修了の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。

博士前期課程

  1. (基礎演習)
    博士前期課程の第1 年次において、すべての大学院生が社会学の基礎的な概念や理論について効率よく学習できるようにするために、必修科目「基礎演習」を設ける。
  2. (専門科目・単位互換制度)
    大学院生のさまざまな問題関心や研究テーマに対応するため、准教授以上のすべての教員(研究サバティカル制度適用期間中を除く)が大学院において専門科目を開講する。さらに、本大学院専任教員の専攻分野の枠を超えて他の専門分野について学びたい大学院生のために、大学院社会学分野の単位互換制度での単位取得を可能とする。
  3. (論文指導)
    専門科目の授業とは別に論文指導の授業枠を設け、修士論文執筆に向けて、指導教員による定期的な個別指導を行なう。
  4. (論文中間発表会)
    単位取得のための授業とは別に、修士論文執筆中の大学院生が、他の大学院生、ふだん指導を受ける機会の少ない教員に対してプレゼンテーションを行ない、議論する能力を養うための場として、毎年2 回論文中間発表会を設ける。この場を修士論文のみならず、学会発表の準備にも活用する。
  5. (社会調査士資格関連科目)
    社会調査士および専門社会調査士を取得可能とする。両資格を平行して取得することも可能とする(ただし、学部に併設される授業科目を同時に履修することが必要)。

博士後期課程

  1. (論文指導)
    博士後期課程においては取得すべき単位はなく、指導教員による定期的な個別指導を通じて博士論文を執筆することがカリキュラムの軸となる。
  2. (博士論文中間発表会)
    単位取得のための授業とは別に、博士論文執筆中の大学院生が、他の大学院生、ふだん指導を受ける機会の少ない教員に対してプレゼンテーションを行ない、議論する能力を養うための場として、毎年2回の論文中間発表会を設ける。この場を博士論文のみならず、学会発表の準備にも活用し、特にふだん授業に参加する機会の少ない博士後期課程の大学院生にとって、貴重な研鑽の場とする。
  3. (社会調査士資格関連科目)
    社会調査士および専門社会調査士を取得可能とする。両資格を平行して取得することも可能とする(ただし、学部に併設される授業科目を、大学院の修了要件外の科目として同時に履修することが必要)。

入学者の受入れに関する方針 (アドミッション・ポリシー)

社会学専攻の教育目標は、高度に専門的な知識と技能をもって現代社会に伏在する諸問題を発見し、探究しうる研究者の養成である。その理念をともに実現するために、出発点において入学者各位に期待する資質は以下のとおりである。

博士前期課程・博士後期課程

  1. 求める人材像
    1. 社会学の高度な研究に取り組む上で、学士課程等(博士後期課程にあっては博士前期課程または修士課程)で修得すべき基礎的な知識・技能、思考力・判断力・表現力等を身につけている。
    2. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解し、現代社会に生起する様々な問題への鋭い洞察力をもち、大学院において社会学のさらに専門的な理論・概念・方法を真摯に学び、共生社会の担い手である教育研究者または高度専門職業人として社会に貢献する意欲と可能性をもっている。
    3. 博士後期課程にあっては、上記のほか、とくに次の資質を持つ学生の入学を期待する。
      1. 切実な問題に関心を持つ者
        知識は教えることができるが、それをどう我が物とし、使っていくかは、学ぶ者が自分自身の明確な問題関心を持つかどうかにかかっている。何よりも、専心して解くべき切実な問題関心を持つ者
      2. 研究への強い欲求のある者
        社会学全般はもちろん、各個別分野においても、これまで蓄積されてきた専門的知見は膨大である。それを体系的に習得してゆくには、多大な時間と労力を充てる必要があるだけでなく、社会学者として自立して行く意欲と気概が求められる。
      3. 表現する気概のある者
        大学院は単に既存の知識を吸収するだけの場ではない。多くの先人によって蓄積された知、すなわち他者の表現に触れる者は、そこから新たな自分の表現を生み出す権利と義務を持つ。時代の先端に立つことを恐れず、自らの研究成果を発表する気概を持つ者
  2. 入学者選抜の基本的方針
    上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、意欲および資質をもっているか否かを評価する。
  3. 入学者選抜の種類と評価方法
    1. 入学者選抜にあたっては、「筆記試験」および「面接試験」を行い、「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。
    2. 「筆記試験」では、学士課程等(博士後期課程にあっては博士前期課程または修士課程)で修得すべき基礎学力の有無を重点的に評価する。
      「面接試験」では、教育研究者または高度専門職業人として社会に貢献する意欲と資質を重点的に評価する。

社会福祉学専攻

人材養成上の目的・教育目標

社会学研究科社会福祉学専攻は、社会学研究科の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、社会福祉学専攻の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。

博士前期課程

多様な社会問題を抱える現実社会に対応するため、社会福祉学の体系的な学修を通して研究課題を設定し、社会福祉学に関する高度で専門的かつ科学的な思考方法と知識および技術を修得すると共に、ソーシャルワークの視点から人間全般に対する深い教養と総合的な捉え方のできる人材を養成する。

博士後期課程

現代社会あるいは国際社会において複合的に発生する多様な形態からなる社会問題に対して、研究課題を設定し、社会福祉学に関する各専門領域の学問研究を深耕しながら社会に貢献できる自立した研究能力を養成する。

課程修了の認定・学位授与に関する方針 (ディプロマ・ポリシー)

社会学研究科社会福祉学専攻は、社会学研究科の「課程修了の認定・学位授与に関する方針」に基づき、社会福祉学専攻の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、次のとおり課程修了の認定と学位授与の要件を定める。

博士前期課程

  1. 本専攻が研究と教育の理念および目的に沿って設定・配置した科目を一定の期間、在学して履修し、かつ研究指導を受けて修士論文などを提出し、所定の試験に合格する。
  2. 社会福祉学に関する高度で、専門的かつ科学的な思考方法と知識および技能を修得している。
  3. 各自の研究テーマに関して、先行研究を踏まえつつ、独自性のあるデータを収集・分析し、理論的な考察を展開し、説得力のある論文を執筆できる。
  4. 研究倫理を遵守し、社会福祉学および個別テーマに関する知識を、研究や職業で活用できる。

博士前期課程では所定の期間在学して30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けたうえ、修士論文の審査に合格することを課程修了認定と学位授与の要件とする。

なお、「現職ソーシャルワーカーのためのリカレント教育をサポートする」ためのコース(以下3年制コースと称する。3年制コースは長期在学制度を指す。)を選択した者については、3年以上在学し、33単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けたうえ、研究課題修了報告書または修士論文の審査に合格することを課程修了認定と学位授与の要件とする。

博士後期課程

  1. 本専攻が研究と教育の理念および目的に沿って設定・配置した科目を履修して、所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けて博士論文を提出し、所定の試験に合格する。
  2. 社会福祉学に関する各専門領域の学問研究を深耕しながら社会に貢献できる自立した研究能力を修得している。
  3. 各自の研究テーマに関して、先行研究を踏まえつつ、独自性のあるデータを収集・分析し、理論的な考察を展開し、説得力のある論文を執筆できる。
  4. 研究倫理を遵守し、社会福祉学および個別テーマに関する高度な知識を活用して、自立した研究者として社会的評価を獲得するとともに、研究活動や職業において主導的な役割を務めることができる。

博士後期課程では所定の期間在学して12単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けたうえ、博士論文の審査に合格することを課程修了認定と学位授与の要件とする。

教育課程の編成および実施に関する方針 (カリキュラム・ポリシー)

社会学研究科社会福祉学専攻は、社会学研究科の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、社会福祉学専攻の定める「人材育成上の目的・教育目標」および「課程修了の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。

博士前期課程

  1. 社会福祉に関する多様な授業科目を設置する。
  2. 社会人の研究の便宜に配慮したカリキュラム編成をする。
  3. 基礎研究領域は、社会福祉学に関する高度で専門的かつ科学的な思考方法と知識および技術を修得するために必要な科目を配置する。
  4. 社会福祉学は、社会福祉の各領域の現場に貢献する実践的な学問であり、実践的な研究領域の科目を配置する。
  5. 社会福祉の理論的研究のみならず、社会福祉の現場での実践の現実について実習を通して学ぶために必要な実習関係科目を配置する。
  6. 現代社会あるいは国際社会において複合的に発生する多様な形態からなる社会問題を解決するためには多方面からの研究が必要であり、そのために必要な諸課題に関する研究科目を配置する。
  7. 特別講義領域は、絶えず変容する社会問題に対応するため、また関連する特殊領域を学ぶために必要な科目を配置する。
  8. 基礎研究領域の開講科目の中から必修科目を設定する。
  9. 専門科目の授業とは別に論文指導の授業枠を設け、修士論文執筆に向けて、指導教員による定期的な個別指導を行なう。また、「現職ソーシャルワーカーのためのリカレント教育をサポートする」ためのコースにあっては、研究課題修了報告執筆のための指導教員による定期的な個別指導を行なう。
    単位取得のための授業とは別に、修士論文の大学院生が、他の大学院生、ふだん指導を受ける機会の少ない教員に対してプレゼンテーションを行ない、議論する能力を養うための場として、「論文中間発表会」を設ける。

博士後期課程

  1. 博士後期課程においては、指導教員による定期的な個別指導を通じて博士論文を執筆することがカリキュラムの軸となる。
  2. 指導教授の指導を基本としつつも、他の大学院生、ふだん指導を受ける機会の少ない教員に対してプレゼンテーションを行ない、議論する能力を養うための場として、「研究発表会」を設ける。この場を博士論文のみならず、学会発表の準備にも活用する。
  3. 博士後期課程においては、指導教授の個別研究指導を通じて、高度に専門的なテーマについて研究するが、広い視野を得るために特別講演を年に数回開催する。また、指導教授が関わる学会や、現場の研究会への学生の参加を奨励する。

入学者の受入れに関する方針 (アドミッション・ポリシー)

博士前期課程・博士後期課程

  1. 求める人材像
    1. 社会福祉学の高度な研究に取り組む上で、学士課程等(博士後期課程にあっては博士前期課程または修士課程)で修得すべき基礎的な知識・技能、思考力・判断力・表現力等を身につけている。
    2. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”を理解し、現代社会に生起する様々な問題への鋭い洞察力をもち、大学院において社会福祉学のさらに専門的な理論・概念・方法を真摯に学び、共生社会の担い手である教育研究者または高度専門職業人として社会に貢献する意欲と可能性をもっている。
    3. 博士前期課程にあっては、上記のほか、とくに次の資質を持つ学生の入学を期待する。
      1. 社会福祉学に関する各専門領域の学問研究を体系的かつ計画的に学修する能力を持ち、人間全般に対する深い理解に立ち、専門的な実践力と思考力を備えた人材の養成に理解を示すことができる者
      2. ソーシャルワーカーのためのリカレント教育として入学する者にあっては、実践を研究に発展させる学びに主体的に取り組める能力を持つ者
    4. 博士後期課程にあっては、上記のほか、とくに次の資質を持つ学生の入学を期待する。
      1. 自分自身の中での問題解明が出来る者
        豊富な知識を持っていることは前提であるが、高度な専門研究では、その知識が自分の生活の中で自分のものになっているかが重要であり、自分自身の研究上の立ち位置が明確な者
      2. 研究への強い意志を持つ者
        社会福祉学においてこれまで蓄積されてきた専門的知見は膨大である。先行研究を修得していくには、多大な時間と労力を充てる必要がある。また、社会福祉学の研究者として、自分自身の新たな研究領域を開拓するには現実分析の努力も求められる。こうした研究への強い意欲のある者
      3. 積極的に研究成果を発表する者
        大学院は単に既存の知識を吸収するだけの場ではない。多くの先人によって蓄積された知、すなわち他者の表現に触れる者は、そこから新たな自分の表現を生み出す権利と義務を持つ。時代の先端に立つことを恐れず、自らの研究成果を発表する気概を持つ者
  2. 入学者選抜の基本的方針
    上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力、意欲および資質をもっているか否か、を評価する。
  3. 入学者選抜の種類と評価方法
    1. 入学者選抜にあたっては、「筆記試験」および「面接試験」を行い、「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。
    2. 「筆記試験」では、学士課程等(博士後期課程にあっては博士前期課程または修士課程)で修得すべき基礎学力の有無を重点的に評価する。「面接試験」では、教育研究者または高度専門職業人として社会に貢献する意欲と資質を重点的に評価する。

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