情報へのアクセシビリティを保障し、コミュニケーションを支援するサポートです。これらのサポートは原則として自己負担はありません。
2人のノートテイカーが両隣に座り、教員の話などを要約しながら書いていきます。1人が書いている間は、もう1人のノートテイカーは資料を指したり、書き込んだりとフォローをします。書ける文字数には制限がありますが、柔軟性が高いことが特長で、語学の授業や図表の多い授業などでよく利用されます。パソコンノートテイクや手話通訳と併用することもあります。
専用ソフトを使用し、2人のノートテイカーが連係しながら先生の話などを打っていきます。入力した文章は支援を利用している学生のパソコンにも表示されます。一つの文章を2人が同時に打つため、比較的タイムラグが少なく、情報量が多いのが特長ですが、図表や写真の説明に対応しにくいなどの点が難点です。
双方向のコミュニケーションがあったり、リアルタイムな情報のやり取りが特に必要な場面で有効です。ただし、もとの日本語が伝わりにくいこともあり、文字による通訳とのメリット・デメリットをよく考えながら利用することが大切です。手話通訳は学外の手話通訳士に依頼しています。
通常の講義ノートを作成するサポートです。手話通訳を見ているとノートが取れない、先生の声を集中して聞きたいためノートは別の人に取ってほしいといったときに活用します。ノートを取ることが苦手な学生への学修サポートとしても利用されます。
パソコンノートテイクの応用バージョンです。インターネットや無線ルーターを活用し、離れた場所から文字を送ります。移動が伴うときやノートテイカーが同席できない場面などで活用されます。パソコン、タブレット、スマートフォンなど色々な機器に表示することができ、工夫次第で様々なシステムを組むことができます。
送信機(ピンマイクやハンドマイク型マイクロホン)から受信機(補聴器等)へ、デジタル無線等を通して先生や学生の声を直接伝えます。音が拡散しないため、聴覚を最大限に活用することができます。先生に装着してもらい声をより聞きやすくするほか、複数台を同時に使用してディスカッションなどにも応用できます。
ノートテイクや手話通訳などの「通訳」を介さずに、音声をそのまま理解したいときに有効です。またタイムラグがほぼないことも特長の1つです。しかし、正確に認識させることは難しいため、話し方に気をつけたり、参加者同士で利用ルールを定めて使います。工夫次第で離れた場所でも文字を受けとる、メンバーそれぞれがタブレットやスマートフォンを持って話す、様々な機器と併用する、など様々な形で利用することもできます。
字幕のない視聴覚教材に字幕を付けたり、音声情報を書き起こします。書き起こしたものを見ながら映像を見ることで映像に字幕がついているように理解します。なお、字幕を付けられる教材には一定の条件があります。
文字(墨字)を点字に翻訳します。点訳の作業は時間がかかるため、テキストデータ化や対面朗読など他の手段と組み合わせて、優先順位をつけて行ないます。
印刷物の文字情報を、パソコン等で読む、または音声読み上げソフトを用いて聞くことができるようにします。
テキストデータ化作業とは、書籍や資料をスキャナーで画像データとして取り込み、OCRソフトを使って文字データに変換し、校正・レイアウト修正をするという一連の工程のことです。
それぞれの見え方に応じて、文字サイズやフォント、コントラストを変えます。また、パソコン等の画面拡大機能を利用して読むことができるようPDFデータ化の作業をします。
授業で使用する教材などで、点訳資料や録音資料に訳されていない資料を「目の代わり」となって、対面で読みます。
指点字を打つ相手の指を点字タイプライターの6つの点に見立てて、左右の人差し指から薬指までの6指に直接、文字を打っていきます。
入学前から卒業後に向けてまで、一人ひとりの学生の意思や状況、困っていることに合わせて行ないます。ここに掲載されていないサポートや調整を希望するときは相談をしてください。