10月19日(土)、創部100周年の記念大会となる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会。本学の陸上競技部は、過去最高順位となる19位(11時間12分56秒)でゴールしました。
例年にない暑さを感じる気候となりましたが、各部員が前半から積極的な走りを見せる素晴らしいレースでした。
また今年も、部員をはじめとした学生、教職員、保証人、応援団等が数多く現地に駆け付け、熱い応援が選手たちの背中を押しました。
今回、レースを終えた陸上競技部の黒田美亜紀部長、棚瀬亮治ヘッドコーチ、出走した選手12名から、今回の振り返り、今後に向けたコメントをいただきました。ぜひご覧ください。
黒田美亜紀 陸上競技部部長
あたたかいご声援に心より感謝いたします。
創部100周年である本年の予選会では、現在の選考方式になってから、チームとして過去最高タイの順位となりました。取り組んできたことの一定の手応えと同時に、これまで通りのやり方では順位を上げていくのが難しいことも感じています。
今年は、大学の新たな取り組みRoad to HAKONE 2028も始まりました。皆さまにも新しいチャレンジを応援していただければと存じます。
引き続き、新チームをよろしくお願いいたします。
棚瀬亮治 ヘッドコーチ
予選会当日は、例年にない暑さの中、選手の応援に駆けつけていただき有り難うございました。
19位という過去最高の順位ではありましたが、選手全員が喜べる結果とは言えない順位でした。選手たちには「箱根駅伝を逃した」という意識が心のどこかにあったからだと思います。今までのチームではゴール後に達成感や満足感がありましたが、現在のチームでは悔しさや不甲斐なさを感じ、来年こそ箱根駅伝を走りたいという意識に変わってきています。これも素晴らしい成長であると感じました。
創部100周年を迎え、これを機に今後の更なる変革を起こしていけるよう走り出していきたいと思います。これからの新チームにもあたたかいご声援をよろしくお願いいたします。
4年生
榎本晃大(1:10:36 355位*チーム内11位)
4年生として最後の予選会を出走させていただき、チームには感謝しかありません。個人の結果としては、怪我の影響もあり、不甲斐ない結果となってしまいましたが、チームのみんなに支えられ、大学として過去最高順位という結果を残すことが出来ました。今回の予選会は、特に後輩たちが力を発揮してくれ、また、同期の栗原も関東学生連合チームに選ばれ、箱根駅伝出場に大きく近づいたと実感しています。来年以降、さらに後輩たちが力をつけ、箱根路に明治学院大学の名を刻んでくれると思いますのでどうぞご期待ください。私も期待しています。
岩野幸樹(1:11:48 384位*チーム内12位)
この度は沢山の応援、サポートありがとうございました。私は4年生ながら予選会初出走となり、明治学院大学の代表として走ることができましたが、出走者12名中最下位の順位となってしまい、チームに貢献できなかったことをとても悔しく思っています。私はこの悔しさをもう一度予選会の舞台で晴らすことが出来ず、とても残念ですが、後輩たちが私の分も走ってくれると信じています。これからも明治学院大学陸上競技部へのご声援よろしくお願いします。
栗原舜(1:05:19 63位*チーム内1位) ※関東学生連合チーム選手に選抜
当日はたくさんの応援ありがとうございました。季節外れの暑さでスローペースが予想されましたが、私自身は昨年と同じように序盤から先頭を走り、勝負することを意識しました。結果的には後半まで序盤の勢いを保つことができませんでしたが、チームとしても個人としても最低限の目標を達成することが出来ました。総合19位と箱根駅伝本戦には届きませんでしたが、関東学生連合チームで箱根駅伝を走るチャンスを頂いたのでこの機会を無駄にすることなくしっかりと勝負をし、来年以降のチームに残る走りをします。
箱田優馬(1:07:22 204位*チーム内6位)
今回の予選会は、4回目の出走ということもあり、不安や緊張は感じずスタートラインに立つことができました。当日、気温が高い中、自分の実力が出しきれたのは、夏場の暑い中でも練習を重ねてきた成果が発揮できたことに加え、沿道からの皆さんの応援があったからだと思います。本当にありがとうございました。
原木康佑(1:06:38 153位*チーム内3位)
はじめに、沢山のご声援ありがとうございました。私にとっては最初で最後の予選会でした。個人としては納得のいくタイムではなく悔しい思いもありますが、これまで多くの方々に支えられて最後まで諦めずに走り切る事ができたと思います。ありがとうございました。今回の総合19位という結果は新たな明学の歴史の幕開けに繋がったレースだったと思います。引き続きご声援よろしくお願い致します。
森裕哉(1:08:23 255位*チーム内9位)
今回、昨年に引き続き予選会に出走させていただき、昨年の反省を活かして序盤から積極的な走りをすることができました。しかし、集団から離されてから思ったような走りができず、副キャプテンとしての役割や個人の目標タイムを達成することができませんでした。チームとして、今年の箱根駅伝予選会では、後輩たちの積極的な走りや活躍が多くありました。来年こそは後輩たちが今年以上の結果を残してくれると思いますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。
3年生
菊地一輝(1:07:54 234位*チーム内7位)
今回が初出走ということもあり、感じていた以上に緊張してしまっていたと思います。厳しい暑さの中でのレースとなり、暑さに対しての苦手意識から前半から攻めた走りをすることがチーム共通の認識であったにも関わらず、守りに入った走りになってしまいました。非常に悔しさの残るレースとなりました。必ず箱根路への切符を勝ち取れるように万全の準備をして来年度の予選会を迎えたいです。
2年生
樺澤温輝(1:09:09 292位*チーム内10位)
今回は昨年に引き続き2回目の出走となりましたが、とても悔しさが残るレースとなりました。自分の役割を全うできずチームや支えてくれた方々には情けない走りをしてしまったと感じています。チームの目標であった箱根駅伝本選出場に届かなかったのも自分の力不足であったと思っています。次回以降の予選会を突破するために上だけをみて一年間陸上競技に真剣に取り組んで行きます。応援してくださりありがとうございました。
髙儀優斗(1:06:45 158位*チーム内4位)
私は昨年も予選会を走らせていただいたので、昨年の反省を活かして、序盤で攻めた走りができるように意識しました。前半は予定通りの走りができましたが、市街地に出てから大幅にペースダウンしてしまい、中盤の落ち込みが今回は課題として残ったと感じています。公園内に入ってからは、15km以降、ラスト1kmが勝負の鍵になると言われていたので、中盤で落ちてしまった分を取り返そうと思い、とにかく必死に走りました。たくさんの応援のおかげで、全力を出し切ることができました。チームの結果としては満足できるものではありませんでしたが、来年に繋がるとても価値のあるレースになったと思います。これからチームを引っ張っていく立場であることを自覚して、さらに練習を積んでいきます。
髙橋歩夢(1:06:15 127位*チーム内2位)
昨年に引き続き2度目の出走でした。今回の予選会は前半ペースを抑えて入る大学が多い中で私たちは比較的前の集団でレースを進めることが出来ました。最後は力不足でしたが、これまでの明学のスタイルを壊していくような積極的な展開に持ち込めたことはこの先必ずプラスになると信じています。来年の予選会では、チームの先頭で勝負するのはもちろん、他大学に引けを取らない、むしろ突き放す走りをします。応援ありがとうございました。
1年生
請井快星(1:07:04 180位*チーム内5位)
今回、1年生で予選会を走れたことはとても良い経験になりました。初めて約500人が一斉にスタートするレースを体験して、最初は人の多さに困惑しましたが、先輩たちが前の集団でレースを運んでくれたおかげで、私も前半は前の集団でレースを進めることができました。強い先輩たちが引退してしまいますが、来年は私がチームを引っ張っていき、このチームを箱根駅伝に導きます。応援ありがとうございました。
加藤滉隆(1:08:07 246位*チーム内8位)
怪我が多く練習を積むことができない時期もあった中で、予選会のメンバーを勝ち取ることができ、応援していただいた方々にとても感謝しています。スタート直後は人の多さからなかなか先頭集団で走ることが出来ず、序盤から攻める走りという点にあまり貢献できなかったことが悔しいです。来年以降さらにチームの順位を上げて箱根駅伝出場を果たすために、これからのハーフマラソンや記録会では、チームに貢献できる走りをしていきたいと思います。応援ありがとうございました。
レース終了後、チームを代表して、出走した12名がそれぞれこれまでの想いを述べました。その中にはこれからの陸上競技部を託す後輩や、応援してくれた各関係者に対する感謝の気持ちを表す言葉がありました。今後、陸上競技部のさらなる活躍に期待したいと思います。
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