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スポーツプロジェクトの趣意

明治学院大学は、創設者ヘボンの意志をいまに実現するため、キリスト教に基づく教育理念 "Do for Others" を掲げています。この教育理念の下で、学生・教職員・保証人・卒業生という大学関係者の間にアイデンティティが確立され、社会に対する本学の貢献が実現されることを念願しています。

本学は、上記に掲げた"Do for Others" という教育理念の実践を目指しています。この理念は、学問はもちろんのこと、スポーツにおいてもOne for All, All for One, Sportsmanship etc.の様々な形で実践されるべきであると考えています。 そこで、"Do for Others"の精神に基づいた明学アイデンティティ形成を1つの目的に、「明学スポーツを強くするプロジェクト」(通称「スポーツプロジェクト」)を2005年4月に起ち上げました。

これまで、明治学院大学は学生スポーツに対する積極的な支援を行ってきませんでした。しかし、上記のスポーツプロジェクトを推進し、スポーツを通じて明治学院大学への誇りや愛着を醸成し、大学関係者の一体感を高めることを目的に、他の大学が行っているスポーツ強化とは異なる明治学院大学独自のスポーツクラブを支援する制度(人格・技能の優れたスポーツ指導者を外部から招聘して人格面およびスポーツ面での指導を行うとともに、2009年度より指定校推薦【スポーツ】制度による学業・スポーツ両面に秀でた学生を獲得する仕組みの新設)を導入しました。

2005年度の第1期(3年間)において、アメリカンフットボール部、サッカー部、應援團チアリーディング部、野球部、ラグビー部の5クラブを「スポーツプロジェクト」の対象としてスタートしました。2023年度からは第6期(4年間)がスタートし、現在、サッカー部、ラグビー部、アメリカンフットボール部、陸上競技部(長距離ブロック)、バスケットボール部女子、バスケットボール部男子、ラクロス部女子、ラクロス部男子、野球部の9クラブが、オール明治学院の期待を背負って、明学スポーツの新しい地平を切り拓こうとしています。

近年の実績として、サッカー部が2018年度総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントのベスト8、アメリカンフットボール部が2022年度に関東1部BIG8優勝、陸上競技部(長距離ブロック)は箱根駅伝予選会20位(2016、2018年度)、第95回本戦(2018年度)では本学初の箱根駅伝ランナーの誕生(関東学生連合チーム 第9区:鈴木陸氏)、第99回本戦(2022年度)では榎本晃大氏が第7区で出走、野球部は2023年度に、1977年以来となる首都大学野球1部リーグ準優勝、ラクロス部男子、ラクロス部女子は2024年度現在、ともに関東学生リーグ1部に所属、バスケットボール部女子は2022年度に関東女子大学リーグ2部Bブロック準優勝。以上のように大きな成果を挙げています。

なお、本プロジェクトは、単にスポーツの強化のみを目的とするものではなく、各加盟部の指導者や部員に、「大学における課外活動のあるべき姿」を認識してもらい、学生生活、学業成績、卒業率、就職等の面でも、他の学生の模範となってもらうこと、換言すれば学生の人間力アップを目的としています。これからも、人格・人間面での教育を最重視している本学の「スポーツプロジェクト」に対して、皆様のご理解と支援をいただければ幸いです。

学生部長 大木 満

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