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学び

福祉開発フィールドワーク【関水徹平准教授(社会学部)】

友人や先生と活動する大学、最近始めたアルバイト、SNS上でのコミュニティ。これらは、無意識のうちに私たちの大切な「居場所」となることは確かです。しかし、そこが自分にとって大切な場所ということに自ら気づくのは容易ではありません。居場所を失って初めて、空虚感を味わうのではないでしょうか。

関水先生の福祉開発フィールドワークでは、「生きづらさを抱えた若者たちにとっての居場所について調査する」というテーマで活動しています。若者の居場所支援や居住支援を行うNPO法人をいくつか取り上げ、これらの団体から活動の役割や支援の実践方法を学びます。また、そこでの若者当事者の声に焦点を当て、行政支援に頼ることが困難な若者がいる現状についても考えています。

こうした活動を通して、若者が経験する「人と人とのつながり」が人生の選択肢を広げることに気づきます。さらに、生きづらさから生まれるひきこもり、不登校などの困難を経験した人の立場に立った支援のあり方についても理解を深めることができます。先生とともに意見を出し合い、時に迷いながら若者支援における多角的な視点を身につけることを目標に日々活動しています。

学生広報委員
松島未蘭(社会福祉2年)

※2023年度の授業情報です。

みんなで積極的に意見を出し合いながら活動しています!

 

白金通信2023年秋号(No.516)掲載

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