国際経営学科の特色
Point 01ビジネス専門科目×外国語プログラムでグローバルに活躍できる人材を育成
ビジネスに関する専門科目とともに、1年次から外国語スキルアップのために「English for Business Communication」、インターネットによる「e-learning」、「海外フィールドスタディ」など多彩なプログラムを準備しています。2年次には国際ビジネスを外国語で理解するための「外国書講読」を学び、秋学期には原則全員留学を課します。
Point 02経済・経営・会計ファイナンスをバランスよく学習
経済学と経営学を融合した3つの分野から構成。2年次は専門科目である3分野の基礎をバランスよく学び、3年次からは、演習などの他、将来の進路を想定し3つの分野からより専門的な授業を選択します。

Point 032年次には全員が留学。語学を磨き、国際ビジネスを体感
原則として全員が欧米からアジアまで15大学に上る提携校への留学を実施。それぞれの留学先ごとに異なったテーマで、市場調査などを通して国際ビジネスをダイナミックに体感します。帰国後は、レポートにまとめ報告会を開催します。

Point 04海外インターンシップなど多彩な異文化経験プログラム
自ら考え、調査研究を経て自分なりの結論を導き出すことのできる人材育成のために、海外で学ぶ多くのプログラムを用意。中には「グローバルなビジネス環境の学び」に特化した留学プログラムや、知識を活かし実践する海外インターンシッププログラムもあります。
領域・流れ
1年次から20人程度の少人数制の基礎ゼミでアカデミックスキルを修得。2年次には専門科目3分野の思考方法や問題解決について学び、秋には全員が留学します。さらに3・4年次は、実践の中で国際ビジネスを学ぶ3分野から興味ある分野を選択。理論と実践が身に付くカリキュラム編成で、専門分野を探究します。

卒業論文のテーマ例
- BOPビジネスと貧困問題
- ネットオークションの戦略
- 開発途上国の経済発展における日本の役割
- 老舗企業のリスクマネジメント
- 世界のトイレ事情とその歴史
- 資金調達面から考えるIFRSの是非
- M&A会計と企業買収
- グローバルブランドへの進化をとげるユニクロについての研究
- 海外企業M&Aの展望
科目紹介
Preparation for Study Abroad
1年次から留学を通じて得られるスキル、安全に留学するための準備、留学のために必要な語学力と有用な専門知識について国際経営学科全教員でサポートします。
English for Business Communication
「聞く、読む、話す、書く」の4つの英語スキルを、ビジネスの場に焦点をあてて学修。全て英語での講義で、より実践的なコミュニケーション力を身に付けます。自らの考えを日本語はもとより英語で表現ができるよう、英語力を磨きます。

学科主任が考える 国際経営学科とSDGs
持続可能な開発目標(SDGs)と国際経営学科での学び
SDGsは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。国、企業そして個人の各レベルで取り組んでいかなければなりません。本学科でも、企業経営においてSDGsは欠くことのできない要素と考えています。企業には経済成長や雇用の担い手であると同時にイノベーションが期待され、気候変動や資源の保全にも配慮した「つくる責任」も求められます。そうした取り組みの一例として、例えば環境負荷の少ない燃料を使用する航空会社の事例などを学習します。また本学科では貧困や飢餓の撲滅、そして不平等の解消といったより大きな問題についても経済学の視点から学ぶことができます。
国際経営学科主任 生方 雅人 教授
Student's Voice
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北海道 札幌第一高等学校 出身 -
留学に、企業訪問。多様なアプローチで学ぶ経営学
本学科を選んだのは、経営学の学びと留学の両方を実現できる点に魅力を感じたからです。2年次にはクロアチアのザグレブ経済経営大学へ留学。経営学を幅広く学びながら、世界中から集まった留学生の友人をつくることができました。学科の授業では「ケーススタディ」が印象に残っています。老舗企業の経営を学ぶフィールドワークで、日本橋にある企業を訪問しました。取材内容を動画へとまとめ上げる作業は初めての経験ばかりで、楽しみながらさまざまなスキルが身に付きました。現在は、教員のサポートを受けながら、大学院進学に向けてファイナンス分野を学んでいます。ゼミの教授に限らず、多くの教員がキャリアや学習について親身に相談に乗ってくださる「学びやすい環境」も本学科の魅力です。
Pick up ゼミ
井川ゼミ
井川 ジェニファー 准教授
The Concept of Leadership, in Literature, in English ~リーダーシップの概念をフィクションの登場人物の経験から学ぶ~

このゼミでは、積極的な議論によってリーダーシップ概念の深い理解に努めます。ゼミで使用するケーススタディは小説や戯曲です。テキスト内のリーダーたちが意思決定や行動を起こす動機について積極的に議論することで、優れたリーダーの人格とはどのようなものか、道徳的な明確さ、誠実さ、実用性などを含めて考えます。これらの人格特性は、リーダーシップの成功や失敗にどのような役割を果たすのでしょうか?リーダーシップの概念を深く理解することにより、学生たちが良いメンターを選び、自らも優れたリーダーになるための備えができることを期待しています。このゼミは全て英語で行われます。
岡崎ゼミ
岡崎 哲二 教授
経済史・経済発展に関する研究の最先端と実証研究の方法を学び、自分で研究を先に進める能力を身に付けることを目的とします。

私は、前任校の東京大学、および現在勤務している明治学院大学で、多年にわたって経済史・経済発展について研究してきました。経済の歴史的な発展を、経済学、計量経済学、歴史学等のさまざまな方法を用いて研究することにより、経済発展のメカニズム、その中での制度や政策の役割などについて豊かで有益な知見を得ることができます。この演習では、内外の多くの研究者によって蓄積されてきたさまざまな知見とそれを得るために用いられた方法を学ぶことによって、現在の研究の到達点を理解するとともに、それをさらに先に進めることを目指します。3年次には日本の経済発展に関する教科書を読んで理解を共有し、4年次には研究文献をもとに研究の発展の方途を考えます。