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国際経営学科 Department of International Business

多言語および多様な地域で国際ビジネスを体感し、世界を相手にするマネジャーに

国際ビジネスは、刻々と変動する経済環境の中で、言語や価値観、政治体制の違いを乗り越えて展開されます。このダイナミズムの中で活躍する力を身につけるため、企業の諸問題をグローバルな市場環境の中で理解する基礎学力、国際的コミュニケーション能力を養います。ボーダーレス化する国際ビジネスの現場でイニシアチブを発揮しようとする学生を期待します。

国際経営学科の特色

Point 01ビジネス専門科目×外国語プログラムでグローバルに活躍できる人材を育成

ビジネスに関する専門科目とともに、1年次から外国語スキルアップのために「English for Business Communication」、インターネットによる「e-learning」、国際ビジネスを外国語で理解するための「外国書講読」「海外フィールドスタディ」など多彩なプログラムを準備しています。2年次には原則全員留学を課します。


Point 02海外インターンシップなど多彩な異文化経験プログラム

自ら考え、調査研究を経て自分なりの結論を導き出すことのできる人材育成のために、海外で学ぶ多くのプログラムを用意。なかには「グローバルなビジネス環境の学び」に特化した留学プログラムや、知識を活かし実践する海外インターンシッププログラムもあります。


Point 032年次には全員が留学。語学を磨き、国際ビジネスを体感

原則として全員が欧米からアジアまで18校に上る協定校への留学を実施。それぞれの留学先ごとに異なったテーマで、市場調査などを通して国際ビジネスをダイナミックに体感します。帰国後レポートにまとめ報告会を開催します。


Point 04経済・経営・会計ファイナンスをバランスよく学習

経済学と経営学を融合した3つの分野から構成。2年次は専門科目である3分野の基礎を学び、3年次からは、将来の進路を想定し3つのコースから授業をバランスよく選択します。

Program Structure(領域・流れ)

1年次から20人程度の少人数制の基礎ゼミでアカデミックスキルを修得。2年次には専門科目3分野の思考方法や問題解決について学び、秋には全員が留学します。さらに3・4年次は、実践の中で国際ビジネスを学ぶ3分野から興味ある分野を選択。理論と実践が身につくカリキュラム編成で、専門分野を探究します。

主な卒業論文テーマ

  • BOPビジネスと貧困問題
  • ネットオークションの戦略
  • 開発途上国の経済発展における日本の役割
  • 老舗企業のリスクマネジメント
  • 世界のトイレ事情とその歴史
  • 資金調達面から考えるIFRSの是非
  • M&A会計と企業買収
  • グローバルブランドへの進化をとげるユニクロについての研究
  • 海外企業M&Aの展望

※教職課程についてはこちらをご覧ください。
※ヘボン・キャリアデザイン・プログラムについてはこちらをご覧ください。

科目紹介

安全かつ効果的な留学体験を得るための準備講座

Preparation for Study Abroad

1年次から留学を通じて得られるスキル、安全に留学するための準備、留学のために必要な語学力と有用な専門知識について国際経営学科全教員でサポートします。

ビジネスの現場で必要な英会話スキルを身につける

English for Business Communication

「聞く、読む、話す、書く」の4つの英語スキルを、ビジネスの場に焦点をあてて学修。全て英語での講義で、より実践的なコミュニケーション力を身につけます。

学科主任が考える 国際経営学科とSDGs

持続可能な開発目標(SDGs)と国際経営学科での学び

SDGsは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。国、企業そして個人の各レベルで取り組んでいかなければなりません。本学科でも、企業経営においてSDGsは欠くことのできない要素と考えています。企業には経済成長や雇用の担い手であると同時にイノベーションが期待され、気候変動や資源の保全にも配慮した「つくる責任」も求められます。そうした取り組みの一例として、例えば環境負荷の少ない燃料を使用する航空会社の事例などを学習します。また本学科では貧困や飢餓の撲滅、そして不平等の解消といったより大きな問題についても経済学の視点から学ぶことができます。

国際経営学科主任 渥美 利弘 教授

私の学び

具伊 颯薫 Gui Fuka 経済学部 国際経営学科3年
鹿児島県 神村学園高等部出身

語学力を高め国際的な視点でビジネスを学ぶ

高校時代に、アメリカ長期留学を経験しました。商品の販売方法や広告展開が、日本と異なり面白いと感じたことが大学で学ぼうと考えた原点です。日本だけではなく、国際的な視点でビジネスとマーケティングを学んでみたいと考えました。この学科で特徴ある授業の一つが、1~3年次必修の英語の授業「English for Business Communication」です。金融、広告、投資などさまざまなビジネスの場面で使われる英語を学びます。ゼミでは、「Public Speaking 」が研究テーマです。国際的なビジネスの場で必要になる自分の意見やアイデアを、英語でのプレゼンテーションを通して効果的に「伝える」力をつけられるよう、日々ゼミ活動に励んでいます。

ゼミピックアップ

グローバル企業の経営分析

山田 純平 教授

グローバルに活動している企業がどのような経営・報告活動を行っているかについて学びます。

多くの日本企業が海外市場に目を向けつつあるなかで、グローバルに活動している企業が、どのような事業内容や経営戦略をとっているかについて分析します。たとえば、マクドナルドやコカ・コーラといったグローバル企業はどのような活動を行っているでしょうか。このとき、アニュアルレポートのような外部に公表されている資料は有益な情報源となります。こうした資料を読み解くことを通じて、グローバル企業の経営活動や報告活動を学びます。

実践的に学ぶ、経営のリアル

加藤 木綿美 准教授

経営戦略論・経営組織論の標準的な内容を体系的に習得することを目指します。ビジネスマン向けカフェ、双方向性学習用システム、高齢者向け音響機器、大学生向けSNSなど、様々な商品・サービスを展開する実際の中小企業の経営陣を招き、企業課題に対する戦略提案を行うことで、教科書通りにはいかない経営のリアルを体感します。また、早期の段階でゼミ生自身がキャリアに向き合い、志望する業界のビジネス環境、企業の位置づけ、ビジネスモデルを経営の理論やフレームワークに当てはめながら分析し、プレゼンテーションを行います。経営者視点を養うこと、企業の中長期戦略を理解することで、自らの理想とするキャリアを実現し、ビジネスパーソンとして広く活躍できる人材を目指します。

経済学部オリジナルサイト

入学試験制度一覧

入学案内 (入試情報)

人材養成上の目的・教育目標

経済学部国際経営学科は、経済学部の「人材養成上の目的・教育目標」に基づき、国際経営学科の「人材養成上の目的・教育目標」を次のとおり定める。

急速に国際化が進む経済環境に対応して、企業ではこれまで以上にグローバルに活躍できる人材が求められている。国際経営学科では、こうした新しい時代の要請に応えて、企業の諸問題をグローバルな市場環境のもとで正しく理解できる基礎学力を養うとともに、それをビジネスに活かす国際的なコミュニケーション能力を高めることを教育目標とする。この目標を達成するため、国際経営学科では、企業の分析に不可欠なコアの学力を養う基礎的なカリキュラムにくわえて、さらに国際的な市場や市場制度と、それに対する企業の適応行動を学べるようなカリキュラムを提供する。海外の言語や国際的なビジネスの実態にも通じたグローバル・マネジャーを育成する。

卒業の認定・学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

経済学部国際経営学科は、経済学部の「卒業の認定・学位授与に関する方針」に基づき、国際経営学科の「人材養成上の目的・教育目標」に沿った人間を育成するため、所定の期間在学するとともに124単位を修得し、次の能力を身につけることを卒業認定と学位授与の要件とする。

  1. 幅広い教養とともに、企業活動のグローバル化が急速に進展するなかで、広く経済学・経営学に関する知識を有している。
  2. これらの知識を獲得し、活用するための情報収集能力や分析力、および企業の諸問題をグローバルな市場環境のもとで正しく理解したうえで、自らの考えを日本語はもとより英語で表現できる能力を身につけている。
  3. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”のもと、他者とのコミュニケーション能力をもって、対人関係を円滑に構築できる能力を身につけている。
  4. 在学期間を通じて獲得した知識・技能・態度などを総合的に活用して現代社会に生起する諸問題に対して、高い倫理観のもとで常に自らの言動を批判的に内省し、グローバルな視野に立ってその解決に積極的に取り組む能力を身につけている。

教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

経済学部国際経営学科は、経済学部の「教育課程の編成および実施に関する方針」に基づき、国際経営学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」および「卒業の認定・学位授与に関する方針」に沿って、次のとおり「教育課程の編成および実施に関する方針」を定める。
国際経営学科の卒業要件単位は124単位であり、その教育課程(カリキュラム)は、企業の諸問題をグローバルな市場環境のもとで正しく理解できる基礎学力を養うこと、それをビジネスに活かすコミュニケーション能力を高めること、演習および卒業論文を通じて、国際的な経済・経営問題に係る研究を主体的に行えるようになること等に重点をおいて編成する。
より具体的には、広く経済学・経営学に係る知識を取得するための基礎科目群、企業の分析に不可欠なManagement & Strategy科目群、企業を取り巻く国際的な市場および市場制度の分析に不可欠なAccounting & Finance科目群、およびTrade & Industry科目群、コミュニケーション能力を高めるのに不可欠な専門外国語群、およびBusiness Communication & Research群、国際的なコミュニケーション能力を高めるStudy Abroad Program科目群から編成されるカリキュラムとする。
1年次では、基礎学力を身につけることができるように、基礎科目群として、「ビジネス入門」「アカウンティング入門」「ファイナンス入門」「貿易入門」「経済学概論」「ビジネスのための法律」を配置している。同時に、英語コミュニケーション能力を高め、国際ビジネス社会で活躍できるように、専門外国語群として「English for Business Communication」の履修を義務づける。さらに、主体的に企業のグローバル活動について研究・発表し、自己表現力を高めるために、少人数クラスの「基礎演習」を全員履修できるようにしている。
2年次および3年次では、より高い専門知識を習得させるために、Management & Strategy、Accounting & Finance、Trade & Industryのそれぞれの科目群の基礎科目から応用科目までを配置する。引き続き、専門外国語群として「English for Business Communication」の履修を義務づけている。2年次秋学期に原則全員が海外に留学することを義務づけている。 3年次および4年次には、主体的に企業のグローバル活動について研究・発表し、自己表現力を高めるために、Business Communication & Researchとして「演習」科目を配置している。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

経済学部国際経営学科は、経済学部の「入学者の受入れに関する方針」に基づき、国際経営学科の定める「人材養成上の目的・教育目標」に照らして、国際経営学科の「卒業の認定・学位授与に関する方針」および「教育課程の編成および実施に関する方針」に沿って、次のとおり「入学者の受入れに関する方針」を定める。

  1. 求める人材像
    1. 国際経営学科における学びに取り組む上で、知識・技能、思考力・判断力・表現力等において、高等学校等で修得すべき基礎的な能力を身につけている。
    2. 本学の教育理念である“Do for Others(他者への貢献)”および国際経営学科の教育方針や教育目標、また経済問題および企業を取り巻く諸問題に興味と関心を持ち、異なる価値観および文化的背景を理解できるとともに、国際経営学分野の主体的な学びを通して共生社会の担い手となる意欲をもっている。
  2. 入学者選抜の基本方針
    上記「求める人材像」に掲げる基礎的な能力および意欲をもっているか否かを評価する。
  3. 入学者選抜の種類と評価方法
    入学者選抜にあたっては、「一般入学試験」または「特別入学試験」を行い、上記「入学者選抜の基本方針」に則って評価する。入学者選抜の種類として、一般入学試験による「全学部日程」、「A日程」のほか、大学入学共通テストを用いた「大学入学共通テスト利用入学試験」がある。そのほか「自己推薦AO入学試験」、「指定校推薦入学試験」、「系列校特別推薦入学試験」などの特別入学試験がある。評価方法も試験の種類によって、筆記試験のほか英語の試験や面接により資質と意欲をみるものなどがあり、これらの試験を通じて本学科で学び、社会で活躍する人材を選抜する。

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